WWE:WWE Top 50 Superstars of All Time Disc Threeの分析
名勝負 | なし |
好勝負 | 世界ヘビー級王座戦:エッジ(ch)vs.アンダーテイカー(Wrestlemania XXIV 3/30/08) |
@WWF王座戦:リック・フレアー(ch)vs.ブレット・ハート(10/12/92)
前年にIC王座戦を行った事もある両者。
WWE王座戦、大観客向けにアレンジしていますね。
レスリングよりもインサイド・ワークを前面に出しています。
同時進行ではないもののお互いが自分のスタイルの良さを提供。
フレアーはWWEに移籍してからではかなり良い働きをしていた方ではないでしょうか。
ブレットはまだ足りない所もありますね。
挑戦者という事を差し引いても4の字に拘りすぎですし
丸め込みももっと効果的に見せる事が出来るはず。
攻めタイプとはいえ受けから何も生まれていないのも
フレアーと相対すると目立ってしまいますね。
王座交代劇としては十分合格点を与えられる内容。
ただ今から見てドリーム・マッチと呼ぶには至らない。
好勝負に少し届かず。
(執筆日:3/12/11)
AWWF王座戦:ザ・ロック(ch)vs.マンカインド(Halftime-Heat 1/26/99)
最初にちょっとリングでやりあっただけ。
後は場外に出て次々と場所を移していきます。
階段を除けば他は場所の意味合いを含有しておらず
同じような殴り合いになってしまうのが致命的ですけれども
それでも楽しめるのはWWEの破天荒なストーリー、ネタ、
そしてロックの口八丁とフォーリーの手を抜かないハード・バンプのおかげです。
これは一見の価値がありますね。
まあまあ良い試合。
(執筆日:3/18/11)
BWWE王座戦:カート・アングル(ch)vs.スティーブ・オースチンvs.アンダーテイカーvs.ザ・ロック(SD 12/7/00)
アルマゲドン・ヘル・イン・ア・セルの前哨戦。
当時カートがへたれ王者だったからといって
ビッグ・スターが3人カート甚振りで一致している前半は見所に欠ける。
フォールから戦うようになっても第3者は傍観しながらの攻防作りですね。
最後はPPVで同じくメンバーに入っているのに
この王座戦から外されたHHHとリキシが乱入しぶち壊し。
試合後カートがリキシにベルトを叩きつけ、HHHがカートに椅子を叩きつける。
このDVDの趣旨からしてどこに前哨戦が入る理由があるのでしょう。
悪い試合。
Cアンダーテイカー、ケイン、ハーディ・ボーイズvs.スティーブ・オースチン、HHH、エッジ、クリスチャン(Raw 4/23/01)
要所で8マン・タッグならではのヒート・アップを見せていますね。
しかしその熱に任せて誰がこの場面を受け持つかといった構成は適当。
最後も結構帳尻あわせの大味な盛り上げでしたね。
悪くない試合。
Dエッジ、HHHvs.カート・アングル、クリス・ジェリコ(SD 5/16/02)
先に入場したエッジが襲われ、HHH登場と共に反撃、と
試合時間が短い割りにちょっとした演出が施されています。
試合内容はオーソドックスなタッグですが
若者特有の勢いでMVPに輝いたエッジと
絶頂期に合ってインパクトとそれを織り込む卓越した構成を持つHHHの魅力的なタッグが堪能できます。
カート、ジェリコも間違いのない試合運び。
終盤も良かったですね。
HHH、ジェリコが乱闘しながら離脱し、
カートがレフェリー気絶中に椅子攻撃を叩き込んでの決着、と
タッグの攻防ではなかったのが少し残念ですが・・・。
まあまあ良い試合。
Eエディ・ゲレロvs.ビッグ・ショー(SD 4/15/04)
ショーは動ける所も見せながらも
基本はゆったりと動いて巨人の怖さを生み出すことが出来ています。
しかし腕狙いは必然性を感じないし、
何故一気に仕留めないのか現実と仮想の間の問題をクリアできてはいません。
負けたら引退に追い込まれるという状況が慎重にさせているということもありましょうが
それは狙う箇所が腕である理由にはならない。
エディは敢えて小さいこつこつとした攻めを行い、
要所でのビッグ・ムーブを引き立てています。
ビッグ・ショーと試合する以上好勝負なんて無理。
現実的なレベルで良い試合を狙った試合運びに感心します。
平均より少し上。
F世界ヘビー級王座戦:カート・アングル(ch)vs.レイ・ミステリオvs.ランディ・オートン(Wrestlemania 22 4/2/06)
ベルト攻撃から開始すると
何でそんなに急いているの?と疑問に感じる内容。
ダメージを軽くしてまで動いている場面もあります。
スリリングで、連鎖ジャーマンなど独創的なスポットはあったので面白かったですが
3人による必殺技のばら撒きで、
フィニッシュが高難易度だからこそ盛り上がったけれど
まったくクライマックスが無い状態でした。
ミステリオのストレート・プッシュだったので
試合でもミステリオを中心に筋を通せば良かったのに。
ミステリオにもブーイングが送られている事への対応でしょうか。
しかし只中途半端にしただけです。
平均的な良試合。
(執筆日:11/3/09)
Gジョン・シナ、ショーン・マイケルズvs.アンダーテイカー、バティスタ(No Way Out 2/18/07)
当時はタッグという弱いカード
及びWWEはタッグなんてやる気ないだろう、という
半分偏見から特に気にしていなかったのですが
こうして再見の機会を与えられて見て見ると中々のものです。
HBKは大きく受けながら一進一退の関係を築く見事な試合運び。
シナは思い切って一部の場面に限定されていますが、
その中で個性化した各ムーブによってシナにしかできない大きな流れを生んでいます。
バティは序盤でファイヤーマンズ・キャリーを見せるなど意欲的なムーブを見せ
テイカーとのパワフル・チームも魅力的なタッグです。
実際試合の最後には豪華な必殺技競演か!?という見せ場で
大きな歓声が沸いていましたからね。
テイカーもこの頃はボディ・リフトを使ったりして要所で見応えのあるスポットを作り出していました。
それぞれ良質な貢献を果たした上、
PPVのメインということで構成にはちょっとしたユーモアとアイディアが付け加えられている。
最後はバティがテイカーを裏切ってスパイン・バスター。
WMに向けたメッセージを残し終了です。
好勝負に少し届かず。
H世界ヘビー級王座戦:エッジ(ch)vs.アンダーテイカー(Wrestlemania XXIV 3/30/08)
正直エッジがWMのメインを張れるかは疑問視していましたが良くやりましたね。
序盤ロープ際を攻守の切り替えに設定し
エッジが環境を活かしながら戦うスタイルを取ったのは見事。
中盤もエッジが腰攻めで試合を作りました。
只終盤ですね。
構築自体は良いのですけれど
必殺技の数の差が大きく出てしまいました。
エジキューションと違って
チョーク・スラムは依然として必殺技として認識されているので1対4ですからね。
更にはエッジのスピアー程
威力が低いと思われてる必殺技も無い訳で。
アンバランスすぎますよ。
またフィニッシュの仕方もそれに追い討ちをかけています。
受け流す形で極めるのが理想的でしたね。
しかしながら文句なしに好勝負でエッジがメイン・イベンターとして
やっていける事を証明しました。
(執筆日:4/2/08)
総評
収録試合のクオリティは上がってきましたが、
PPV制になっているので適当に選考しても
当然クオリティは上がるってものです。
本編の順位と連動させて試合を選出したら面白かったかもしれませんね。
(執筆日:2/1/12)
DVD Rating:★★☆☆☆
注目試合の詳細
なし試合結果
@WWF王座戦:リック・フレアー(ch)vs.ブレット・ハート(新チャンピオン!)(10/12/92)AWWF王座戦:ザ・ロック(ch)vs.マンカインド(新チャンピオン!)(Halftime-Heat 1/26/99)
BWWE王座戦:カート・アングル(ch)vs.スティーブ・オースチンvs.アンダーテイカーvs.ザ・ロック(ノー・コンテスト)(SD 12/7/00)
Cアンダーテイカー、ケイン、ハーディ・ボーイズvs.スティーブ・オースチン、HHH、エッジ、クリスチャン(Raw 4/23/01)
Dエッジ、HHHvs.カート・アングル、クリス・ジェリコ(SD 5/16/02)
Eエディ・ゲレロvs.ビッグ・ショー(SD 4/15/04)
F世界ヘビー級王座戦:カート・アングル(ch)vs.レイ・ミステリオ(新チャンピオン!)vs.ランディ・オートン(Wrestlemania 22 4/2/06)
Gジョン・シナ、ショーン・マイケルズvs.アンダーテイカー、バティスタ(No Way Out 2/18/07)
H世界ヘビー級王座戦:エッジ(ch)vs.アンダーテイカー(新チャンピオン!)(Wrestlemania XXIV 3/30/08)