WWE:Most Memorable Matches of 1999の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | テリー・ルネルズ・インビテーショナル・ラダー・マッチ:エッジ、クリスチャンvs.ハーディ・ボーイズ(No Mercy II 10/17/99) WWF王座戦、アイ・クイット・マッチ:マンカインド(ch)vs.ザ・ロック(Royal Rumble 1/24/99) |
Aグリーンウィッチ・ストリート・ファイト、ラブ・ハー・オア・リーブ・ハー・マッチ:テストvs.シェイン・マクマホン(Summerslam 8/22/99)
テストとステフの恋に兄のシェインが立ちふさがる、
という素晴らしい純愛ストーリーが試合に引き込みます。
試合自体も真っ向勝負。
ポッセの援護を受けてハードコアと身体能力でシェインが思わぬ力を見せ、
それをテストが蹴散らしていく、という物。
ステフを試合中に使って仕掛けを作ればより良くなる気がしますが
余りに懲りすぎてもピュアな部分が失われる可能性があるので難しい所ですね。
中々良い試合。
(執筆日:10/3/09)
Bテリー・ルネルズ・インビテーショナル・ラダー・マッチ:エッジ、クリスチャンvs.ハーディ・ボーイズ(No Mercy II 10/17/99)
WWF初のタッグによるラダー・マッチに挑むという事で彼らも不安だったのでしょう。
マットがいきなりロープ・ワークをミスしていましたが
それはともかくとして返って慎重な構築と素晴らしいハードコア・ワークを引き出しました。
序盤はラダーのある花道とリング、つまり坪型の空間を意識した動きで作り上げます。
また基本にのっとって順々に過激度を上げていきます。
そして何より今回の肝。
タッグという事を強く意識していて
4人が順繰りにパート・ワークをこなし、2人同時に動くべき所は動いています。
完成度が高くない部分も独創的なラダー・ムーブを繰り出して埋めていますね。
最後のフィニッシュもタッグならではで素晴らしいです。
只素直すぎる答えで情熱が伝わりにくいし、
技が無印故に成り立っている部分があるのは否定できない。
陰日向にあったタッグ・シーンに一気に光を当てた試合でした。
ぎりぎり好勝負。
(執筆日:10/4/09)
Cケージ・マッチ:スティーブ・オースチンvs.ビンス・マクマホン(In Your HouseXXVII 2/14/99)
ケージの中だけで組み立てなければならないという考えにしばられず
ケージを挟んだ心理戦から開始。
叩きのめされたビンスがケージの中に逃げ場を求め実況席落下となるのも上手い展開です。
喧嘩屋オースチンと殴り合えない素人ビンスという事で
台本以上の物ではないですが圧倒的なスター性が細かい事はどうでも良いと思わされます。
只ワイトの登場はもう少し練れる気がします。
平均的な良試合。
(執筆日:10/3/09)
DWWF王座戦、アイ・クイット・マッチ:マンカインド(ch)vs.ザ・ロック(Royal Rumble 1/24/99)
アイ・クイット・マッチの欠点は
アイ・クイットと聞く度に流れが切れやすく
試合構築が難しい事にありますね。
しかしザ・ロックとなると話は別。
只アイ・クイットかと聞きはしない。
あのマシンガン・トークで
挑発や侮蔑の言葉を交えて聞くのでこれもまた見所になってしまうんですね。
そのザ・ロックに決して格好良い姿をしていない
マンカインドが機材に落とされようが手錠をされようが
立ち向かっていくんですから絵になりますし盛り上がりますね。
最後のフィニッシュもWWFらしいし
両者の商品価値を最大限に高める物で素晴らしいですね。
ぎりぎり好勝負。
(執筆日:10/3/09)
DVD Rating:☆☆☆☆☆
注目試合の詳細
Aグリーンウィッチ・ストリート・ファイト、ラブ・ハー・オア・リーブ・ハー・マッチ:テストvs.シェイン・マクマホンシェインの悪友ポッセ3人が登場し、観客席のソファーに位置どる。
テストはスピアーからシェインに襲いかかり、痛めつけていく。
ポッセがテストに水を拭きかけるが、物ともせず3人目がけてシェインをパワー・スラム。
ポッセをゴミ箱で殴るが、3人相手では敵わない。
シェインは郵便箱、標識、ポッセの写真入り額縁で殴りつける。
シェインはリバース・エルボーからコーク・スクリューに行くも自爆!
テストは飛びかかってきたシェインをパワー・ボムで返すが
ポッセがレフェリーの気を引いてカウントは2。
テストのビッグ・ブーツがレフェリーに誤爆。
ポッセが乱入しテストをリンチし、スペイン語実況席へ乗せる。
シェインがダイビング・エルボー・ドロップで実況席ごと破壊!
ポッセがシェインとテストをリングに入れフォールさせるがカウントは2!
ポッセの標識攻撃はシェインに誤爆。
テストがポッセにビッグ・ブーツに決めフォールするがカウント2でポッセがシェインを引っ張りカット。
ポッセがギブスで殴るもまたもやカウント2!
パターソン、ブリスコが現れポッセを蹴散らす。
テストがシェインにパンプ・ハンドル・スラムからダイビング・エルボー・ドロップを決め1,2,3!
ステファニーが出てきてテストと抱き合う。
Bテリー・ルネルズ・インビテーショナル・ラダー・マッチ:ハーディーズvs.エッジ、クリスチャン
中央で相対。
ハーディーズが胸を突く。
エジクリが殴りつけていきロープに振る。
クリスチャンがジェフにショルダー・スルー。
エッジがロープ・ワークをミスしたマットにヒップ・トス。
エジクリは場外に下りるとラダーを取りにいく。
ハーディーズが背後から殴りつける。
エジクリが殴りつけリングに戻す。
ターン・バックルにぶつける。
クリスチャンに振られたエッジがマットにスピアー。
エッジに振られたクリスチャンがジェフにクローズライン。
場外に下りてラダーを取りにいく。
マットが追いついて殴りつける。
ジェフもやってきて殴りつける。
エジクリをリングに戻す。
ハーディーズはエッジをロープに振るとバック・エルボーからフィスト・ドロップ+レッグ・ドロップ。
ガングレルにラダーを持ってくるよう言う。
レフェリーはガングレルに退場するよう言う。
エッジが突進してきたジェフに場外へのショルダー・スルー。
マットがエッジにクローズラインを決めてエプロンに落とす。
クリスチャンがマットにリバースDDTを狙うも逃げられる。
エプロンのエッジがラダーを持ったジェフにドロップ・キック。
マットがエプロンに出てラダーを持ったエッジにクローズライン。
ラダーを手にしたマットにクリスチャンが三角飛びブランチャ。
クリスチャンはリングにラダーを入れて立てると登っていく。
ジェフがクリスチャンを引っ張って落とし登っていく。
エッジがジェフを引っ張って落とし登っていく。
マットがラダーを倒す。
クリスチャンがラダーを取ろうとしたマットを殴りつける。
ラダーを叩きつける。
ジェフもラダーを持つ。
クリスチャンはラダーを押してジェフをコーナーに串刺しにするとラダーを駆け上がってドロップ・キック。
エッジがラダーをコーナーに立てる。
エジクリがそのラダーにマットを振ってぶつける。
エッジがクリスチャンを踏み台にマットへクロス・ボディを狙う。
避けられ自爆。
ジェフがクリスチャンを殴りつける。
ラダーを立てて登っていく。
クリスチャンが途中で捕らえリバースDDT。
ラダーを登っていく。
マットが途中で捕らえバック・ドロップ。
マットがラダーを登っていく。
エッジが捕らえパワー・ボム。
ラダーを登っていく。
ジェフがミサイル・キックで落とす。
立ててあるラダーをマットに置く。
マットがエッジをその上にのせる。
ジェフがスワントーン・ボムを決める。
コーナーにラダーを立てかける。
クリスチャンを振ってそのラダーにぶつける。
ジェフがマットを踏み台にレッグ・ラリアットを決める。
2人でラダーを持ってクリスチャンにぶつける。
コーナーにラダーを立てマットが支える。
ジェフはコーナー上からラダーを跳び箱のように越えてレッグ・ドロップ。
クリスチャンの上にラダーをのせジェフが押さえる。
マットがムーンサルトを決める。
ラダーを中央に立てジェフが登っていく。
ラダーを持ってエッジが入ってきてマットをラダーで突く。
ラダーをジェフに叩きつけて落とす。
コーナーのマットにラダーをぶつけ立てかける。
ジェフをスリング・ショットでそのラダーにぶつける。
エッジが中央に立てたラダーを登っていく。
マットが目の前のラダーを投げつけてラダーごと倒す。
ハーディーズはラダーを持つとエッジにぶつけようとする。
エッジが伏せるとそのラダーめがけクリスチャンがダイビング・ボディ・アタック。
ラダーをスライドさせてコーナーに座ったマットの股間にぶつける。
そしてドロップ・キック。
ジェフをラダーでサンドイッチして叩きつけていく。
エッジはクリスチャンを前に抱えるとそのラダーの上に倒す。
エッジがラダーをコーナーに立てかける。
エジクリはマットをロープに振るとフラップジャックでそのラダーにぶつける。
中央に2脚並べて立てる。
ジェフがクリスチャンにツイスト・オブ・フェイト。
エッジがラダーを登っていく。
ジェフが横のラダーを登って殴りつける。
エッジは殴り返すとそこからダウンワード・スパイラル。
エッジがラダーを登っていく。
マットが殴りつけ横のラダーを登っていく。
そこからネック・ブリーカー。
ジェフとクリスチャンがふらふらになりながらラダーを挟むように登っていく。
天井でクリスチャンがジェフを殴りつけヒップ・トスのような形で投げ落とす。
エッジがマットをラダーで突いて落とす。
クリスチャンがジェフをコーナー上にのせる。
開いたラダーを横にして置き、その上にラダーをのせる。
クリスチャンがジェフにスーパープレックスを狙う体勢。
更にエッジがクリスチャンを肩車してサポートしようとする。
マットがエッジを殴りつけて防ぐ。
エッジを落とす。
マットとクリスチャンが殴りあい。
ジェフがコーナー上から先ほどのラダーに飛び降りるとシーソーのようにして2人にぶつかる。
ジェフがラダーを手にする。
そこにエッジがスピアーを決める。
ラダーを立てるとエッジとマットがラダーを挟む形で登っていく。
横にもラダーが立てられ、クリスチャンとジェフがラダーを登っていく。
頂上で殴りあう。
エッジが横のラダーを倒す。
しかし自分のラダーも倒れる結果に。
4人はロープにぶつかりダウン。
エッジがラダーを立てて登っていく。
ジェフはラダーを立て登っていくがラダーの位置は中央からずれている。
マットがエッジの反対側から登っていく。
クリスチャンがジェフの反対側から登っていく。
頂上で殴りあう。
エッジがマットの頭部をラダーにぶつける。
マットは落ちるも着地。
衝撃でロープにもたれると反動からジェフ、クリスチャンがのったラダーを倒す。
ジェフはそこから中央のラダーに飛び乗りエッジを殴り落とす。
そして賞金を手にする!
DWWF王座戦、アイ・クイット・マッチ:マンカインド (ch)vs.ザ・ロック
マンカインドは猛攻撃からマイクを向けるが返ってくるのは侮辱の言葉のみ。
マンカインドはマイクで殴りつけ、道連れクローズライン。
ザ・ロックは鉄階段に振りかえすと油断して実況し、椅子攻撃を食らう。
マンカインドはザ・ロックをリングに戻し、ダブルアームDDT!
Mrソッコを装着し、マンディブル・クロー!
しかしザ・ロックはアイ・クイットとは言わない。
反撃を開始したザ・ロックはゴングを頭につけ、ならす。
更にスペイン語実況席上でロック・ボトムを狙うも
重みに耐えられず、実況席が壊れてしまう。
ザ・ロックはコンクリート上のDDT後ラダーを持ち出してくる。
マンカインドはラダー攻撃を防ぐと、
ラダーの下のザ・ロックにエルボー・ドロップを狙うも自爆。
二人は2階の柵の前で攻防を繰り広げる。
ザ・ロックはロー・ブローからマンカインドを殴り落とすと、
マンカインドは機材に激突!
ザ・ロックはマンカインドをリングに戻すと、マンカインドの両手に手錠をかける。
ザ・ロックは防御できないマンカインドを殴りつけていく。
マンカインドはロー・ブローと噛みつきで反撃するも、攻撃が続かない。
ザ・ロックはマンカインドに椅子を乗せピ−プルズ・エルボー!
しかしマンカインドはアイ・クイットと言わない。
ザ・ロックは椅子でひたすら叩く。
アイ・クイットと言わないマンカインドにザ・ロックは奥の手を使う。
録音したアイ・クイットの声を流したのだ!
これにレフェリーはザ・ロックの勝利を宣言し、
ザ・ロックが新WWFチャンピオンに!
試合結果
@勝者がDXを名のる:ロードドッグ、X-Pacvs.ビリー・ガン、チャイナ(Fully Loaded 7/25/99)Aグリーンウィッチ・ストリート・ファイト、ラブ・ハー・オア・リーブ・ハー・マッチ:テストvs.シェイン・マクマホン(Summerslam 8/22/99)
Bテリー・ルネルズ・インビテーショナル・ラダー・マッチ:エッジ、クリスチャンvs.ハーディ・ボーイズ(No Mercy II 10/17/99)
Cケージ・マッチ:スティーブ・オースチンvs.ビンス・マクマホン(In Your HouseXXVII 2/14/99)
DWWF王座戦、アイ・クイット・マッチ:マンカインド(ch)vs.ザ・ロック(新チャンピオン!)(Royal Rumble 1/24/99)