TOPアメリカン・プロレスWWE 1996年 →WWE:Summerslam 8/18/96

WWE:Summerslam 8/18/96の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

Dジェイク・ロバーツvs.ジェリー・ロウラー
 ロウラーがダミエンに対抗してボトルを袋に入れて持参。
 マイク・アピール含め、このネタを使ってまとめあげます。
 良いアピールをしているので時間がこれぐらい適切だと
 試合が中核になっていなくてもありですね。
 少し悪い試合。

Eボイラールーム・ブロウル・イン・ザ・ベースメント:ジ・アンダーテイカーvs.マンカインド
 ボイラールームから始まるこの試合の勝利条件は
 何とリング内にいるベアラーが持つ骨壺を先に手に入れること。
 自然が生んだ不死身の怪人、アンダーテイカー。
 人の醜さが生んだ自閉症の狂人、マンカインド。
 この2人が、ボイラーの作動音が鳴り響く、薄暗いボイラー・ルームで戦うというのだから
 もうB級映画的醍醐味のあるハードコア・マッチになりましたね。
 わざと映像に砂嵐を混ぜたりと芸が細かいですよ。
 WWE以外には出来ない馬鹿馬鹿しさに中々良い試合の評価。
 (執筆日:10/9/09)

FWWF王座戦:ショーン・マイケルズ(ch)vs.ベイダー
 ベイダーに対して大判振る舞いな内容でしたね。
 いつも使わないような攻防で
 ベイダーの怪物振りをアピールし
 展開もベイダーのカウントアウト勝利後再開、
 HBKのDQ後再々開という筋。
 しかしベイダーの商品価値・実績を考えると
 スイート・チン・ミュージックまで返したのはやり過ぎですし
 場外パワー・ボムはWWEの世界観にそぐいません。
 好勝負に少し届かず。
 (執筆日:10/9/09)

総評
 ダブル・メインのほかに見るものはないが
 この2つは成功していると言え平均レベルの大会に。
DVD Rating:★★☆☆☆

注目試合の詳細

Eボイラー ルーム・ブロウル・イン・ザ・ベースメント:ジ・アンダーテイカーvs.マンカインド
 (ボイラールームから始まる試合で、勝利条件は脱出ではなく、
 リング内にいるベアラーが持つ骨壺を先に手に入れること)
   
  骨壺を持ったベアラーは裏切ってマンカインド側についています。
  テイカーがボイラー・ルームに入っていく。
  ボイラーの音が鳴り響く中、テイカーは周囲を探っていく。
  マンカインドの気配は見られない。
  マンカインドが忍び寄り、テイカーを材木で殴りつける。
  何度も殴りつけた後、マンディブル・クローにいくが、
  テイカーはそばに落ちてあったゴミ箱の蓋で殴って逃れる!
  テイカーは材木、ロッカー、ゴミ箱の蓋を使い、攻め立てるが、
  マンカインドは階段上にネックブリーカーで反撃。
  マンカインドはテイカーをゴミ箱、ボイラー、扉にぶつけていく。
  テイカーはマンカインドのゴミ箱攻撃を鉄棒で受けるも
  消火器を噴射され、反撃に回ることができない。
  テイカーはマンカインドのゴミ箱攻撃をビッグブーツで防ぎ
  優位に立ったと思われたがマンカインドはすぐさま鉄柱によるローブロー。
  マンカインドの止まるところを知らない攻めに
  立つこともできないテイカーだがマンカインドが外に出るのだけは防ぐ。
  ここでカメラ映像がしばし途絶える。
  マンカインドが壁にラダーを立てかけ、登っていく。
  しかしテイカーはむくっと起きあがるとラダーを揺らし、天辺から落下させる。
  テイカーは出口に向かうが、マンカインドが追いすがる。
  テイカーが出口を空けるもマンカインドが逆転し先に脱出する。
  マンカインドはボイラールームにつながる唯一の扉の前に
  ごみ箱やら色々置いてテイカーが出てくるのを防ごうとする。
  テイカーは突進してそれらを粉砕しボイラー・ルームから出てくる!
  マンカインドはテイカーにコーヒーを浴びせてひるませると
  逃走しリング際までやってくる。
  マンカインドは追いついてきたテイカーにコンクリート上でパイルドライバー!
  マンカインドはリング内のベアラーの下に向かおうする。
  しかしテイカーは最後の力を振り絞り立ち上がると
  エプロン上のマンカインドを殴りつけロープの反動でコンクリート上へ落下させる。
  テイカーはリングに入るとベアラーに迫る。
  骨壺を取り返したいところだが、骨壷の力でベアラーに手を出すことはできず、
  テイカーは片膝をつき骨壺に手をさしのべてしまう! 
  そこにマンカインドのマンディブル・クローが炸裂!
  テイカーは意識を失ったか身動き一つしない。
  マンカインドは骨壺に対してのポーズを真似て見せた後再びマンディブル・クロー!
  マンカインドはテイカーを羽交い締めにするとベアラーがテイカーを殴る。
  テイカーは這いながらも、骨壺を求める。
  ベアラーはテイカーを骨壺で殴り、そしてマンカインドに骨壺を授ける!
  マンカインドの勝利!
  マンカインドとベアラーは勝利を喜びながら去っていく。
  突然会場が真っ暗になると、ドルイド僧達が入場してくる!
  そして横たわるテイカーを背中に担ぐと、連れ去っていく・・・


FWWF王座戦:ショーン・マイケルズ(ch)vs.ベイダー
  ベイダーが殴りつける。
  ビッグ・ブーツへ。
  HBKは受けると脚をかけて倒しドロップ・キック。
  優位なポジションから蹴り殴る。
  ベイダーは振り返すとボディ・スラムを狙う。
  後ろに逃れられるもバック・エルボー。
  場外に落とそうとする。
  HBKは体勢を落とし逆にベイダーを落とす。
  トペ・スイシーダで追撃。
  殴りつけリングに戻すとアックス。
  ハリケーン・ラナを決める。
  肩に飛び乗るとヴィクトリー・ロール式に落とす。
  自分は逆上がりでリングに戻る。
  ロープ越しに飛びハリケーン・ラナを狙う。
  ベイダーがパワー・ボムに切り返す。
  HBKを担ぐとリングに投げ入れる。
  ベイダー・ハンマーを叩き込みブレーン・バスターで投げる。
  アイリッシュ・ウィップでHBKを落とす。
  戻ってきたHBKを攻め立てバック・ドロップを狙う。
  HBKが後ろに着地し殴りつける。
  ベイダーはサミングを決めるとコーナーに振り突進。
  避けられコーナーに激突するもクローズラインを決める。
  ブレーン・バスターを狙う。
  HBKは後ろに逃れると突進。
  ベイダーが受け流して落とそうとする。
  HBKがロープに捕まり逆上がりで戻ろうとする。
  近づいてきたベイダーにハリケーン・ラナを狙う。
  ベイダーは耐え切ると持ち上げフェイス・バスター。
  カバーするもカウント2。
  頚動脈を締める。
  HBKは何とか起き上がると逃れニー・ストライク。
  ベイダーは平然としている。
  HBKは股下に滑り込み脚を引こうとする。
  ベイダーはびくともせずHBKの喉を踏みつける。
  ヒップ・ドロップへ。
  HBKが両膝を立てる。
  HBKがフォア・アームズからコーナー上へ。
  ダイビング・エルボー・ドロップを狙うも途中で止め踏みつける。
  ベイダーに振り返されるもクローズラインを避けるとクロス・ボディ。
  勢い余って両者転落。
  ベイダーはHBKをエプロンにぶつけ柵の上に落とす。
  リングに戻るとカウントアウトでベイダーの勝利!
  しかしコルネットが俺たちはベルトを取りに来たんだと抗議して試合は続行となる。
  ベイダーはふらふらのHBKを殴りつける。
  コルネットもラケット攻撃。
  リングに戻すとベア・ハグからスープレックス。
  カバーするもカウント2。
  パワー・ボムを狙う。
  HBKが殴りつけて倒す。
  HBKがロープに走る。
  クローズラインを避けるとフライング・フォア・アームズ。
  跳び起きるとダイビング・エルボー・ドロップ。
  前奏を奏で始めるも、コルネットが邪魔をしてくる。
  コルネットを殴りつけると奪い取ったラケットでベイダーをめった打ちにする。
  反則を取られベイダーのDQ勝ちとなる!
  再びコルネットが勝てる気がしないからこんな事をするんだと抗議。
  GMのゴリラ・モンスーンは続行を指示。
  HBK殴りかかるとサンセット・フリップ。
  ベイダーが耐えヒップ・ドロップを狙う。
  HBKは避けて自爆させるとフォア・アームズ。
  続けてダイビング・エルボー・ドロップを決める。
  前奏をならしスイート・チン・ミュージックを決める。
  しかしカウントはまさかの2。
  ベイダーがHBKをロープにふったところでレフェリーが巻き込まれる。
  ベイダーのベイダー・ボムが炸裂。
  2番目のレフェリーが入ってきてカウントするもカウント2。
  ベイダーはHBKをひきずり、セカンド・ロープからビッグバン・クラッシュにいくが、
  考え直し、ムーンサルト・プレスヘ。
  しかしこれが災いし自爆。
  HBKはベイダーのお株を奪うムーンサルト・プレスを決め1,2,3!HBKの防衛!

試合結果

@オーエン・ハートvs.サビオ・ベガ
Aタッグ王座戦、エリミネーション・マッチ:スモーキング・ガンズ(ch)vs.ゴッドウィンズvs.ニュー・ロッカーズvs.ボディ・ドナス
Bサイコ・シッドvs.ブリティッシュ・ブルドック
Cゴールダストvs.マーク・メロ
Dジェリー・ロウラーvs.ジェイク・ロバーツ
Eボイラールーム・ブロウル・イン・ザ・ベースメント:ジ・アンダーテイカーvs.マンカインド
FWWF王座戦:ショーン・マイケルズ(ch)vs.ベイダー