TOPアメリカン・プロレスWWE 1995年 →WWE:Summerslam 8/27/95

WWE:Summerslam 8/27/95の分析


名勝負 IC王座、ラダー戦:ショーン・マイケルズ(ch)vs.レイザー・ラモン
好勝負 なし

@ハクシvs. 1 -2-3-キッド
 ハクシは普段まったり間で魅了しますが
 今回は相手が米ライト級の立役者であるキッドという事で
 いつもよりハイ・フライングと攻防を多めで試合を構築していますね。 
 もう少し時間をかけて欲しかったですけれど
 素晴らしいオープニングです。
 平均的な良試合。

GIC王座、ラダー戦:ショーン・マイケルズ(ch)vs.レイザー・ラモン
 WMのリマッチ。
 前年の出来が出来だけに流石にHBKとラモンでも
 プレッシャーを感じずにはいられなかったはずです。
 しかしその大きすぎる期待に見事応えて見せたのだから脱帽ですね。
 さて今回2人が目指したのは
 より分かりやすく、より理知的に、という事でした。
 それは序盤に必殺技の避け合いと雪崩式フォール・アウェイ・スラムを持ってきた点や
 勝利するためにはラダーを登る→ベルトを取る、という2つの行動を成功させなければならない事を
 強く意識して構成し脚攻めを絡めている点に見られ見事成功していると言えます。
 前回の唯一の欠点も克服し、
 ラダーからのダイブがより大きなスポットへ、
 そしてコーナーに立ててあると言うのも見逃せません。
 只この試合にも唯一惜しい点があって、それは他ならぬフィニッシュです。
 前回に中盤で使われていた攻防ですし
 またその後HBKがベルトに飛びついて奪取する予定が
 ミスして落下したにもかかわらずアドリブを利かせず、
 HBKがそのまま起き上がって終わらせてしまった。
 見ていて、まだ続くと思わされ微妙な空気になりましたね。
 只試合後WMには無かったお互いの健闘を称えるシーンが見られたため
 再び大盛り上がりで締めれたのは救いですね。
 文句なしに名勝負です。
 (執筆日:9/1/09)

他の試合は微妙。
ブレットvs.ケインは別にシュープ・シューターが決まっているわけでもないのに
キングが乱入しブレットにDQ勝ちを進呈するという物ですし
メインはメイベル(後のビセラ)ですからね・・・

総評
 オープニングも良かったですが
 1マッチ興行と見て良いんじゃないでしょうか。
DVD Rating:★★☆☆☆

注目試合の詳細

GIC王座、ラダー戦:ショーン・マイケルズ(ch)vs.レイザー・ラモン
  胸を突き合う。
  ラモンが殴りつけヘッド・ロック。
  HBKはロープに振るとスイート・チン・ミュージックを放つも
  ラモンはロープを掴んで止まり外す。
  ラモンがコーナーに押し込んで殴りかかる。
  HBKが避けて殴りつける。
  ラモンはコーナーを使って裏に回ろうとしたHBKに蹴りを入れレイザーズ・エッジを狙う。
  HBKが慌てて逃げる。
  仕切り直し。
  腕取りとパンチ。
  ラモンが振り返すとHBKは一回転して落下。
  ラモンがラダーのほうへ歩いていく。
  HBKは後ろから襲撃するとリング内へのブレーン・バスターを狙う。
  ラモンが逆に場外へのブレーン・バスターを決める。
  ラモンは蹴りつけてHBKをリングに戻す。
  レイザーズ・エッジを狙う。
  HBKは後ろに逃れるとスイート・チン・ミュージックを放つ。
  ラモンが避けクローズラインへ。
  HBKもクローズラインを放ち相打ち。
  ラモンは振り返してHBKをコーナーにぶつける。
  コーナーに振るとHBKがコーナー上にのりあげる。
  ラモンはこれを利用して雪崩式フォール・アウェイ・スラムを決める。
  ラダーをリングに入れようとする。
  HBKがベースボール・スライドを狙う。
  ラモンは避けると拳一閃。
  ラダーを立て登るも倒される。
  HBKはラダーを持つと振り回して、ぶつける。
  中央に立て登っていく。
  タイツを引っ張られるも蹴り飛ばし登っていく。
  ラモンがラダーを倒す。
  ラモンはラダーを使ってHBKの脚を攻撃していく。
  ラダーをセカンド・ロープに橋渡しにしHBKを振るも
  HBKが崩れ落ちる。
  これなら十分とラダーをそのままに脚を攻め4の字を狙う。
  HBKが蹴り飛ばすとラモンはラダーに激突。
  それでもダメージ量の違いは歴然。
  片脚で立ち上がったHBKを捕まえるとラダーへのニー・クラッシャー。
  HBKの脚をロープにのせヒップ・ドロップ。
  もう1発狙う。
  蹴り飛ばされ落下するもHBKの脚をエプロンに叩きつける。
  鉄柱にも叩きつける。
  リングに戻る。
  殴りつけられるもロープに振りドロップ・トー・ホールド。
  インディアン・デス・ロックを決める。
  ラダーをHBKの脚に落としてからラダーを立てる。
  そして登っていく。
  HBKがコーナー上からアックスを叩き込み阻止。
  ラモンがボディ・スラムを狙う。
  HBKが後ろに逃れ押し飛ばすとラダーに激突。
  ラモンがラダーを登っていく。
  HBKが捕らえラダー下段からのバック・ドロップ。
  ラダーをコーナーに立てかけ振ろうとする。
  振り返されかけるも、更に振り返しラダーにぶつける。
  もう1度ぶつける。
  ラダーをコーナーに立てると中段からムーンサルトを決める。
  更にラダー天辺からダイビング・ボディ・プレスにいくも避けられ自爆。
  両者ダウン。
  ラモンがラダーを中央に立て登っていく。
  同時にHBKも登っていく。
  頂上で殴りあうもラダーのバランスが崩れ両者とも落下する。
  ラモンはロープにぶつかりHBKはロープを跨ぐように落下。
  場外にいたラモンがエプロンに上がってくる。
  HBKがラダーをぶつけようとするも避けられて転落する。
  HBKがラダーを入れリングに戻る。
  ラモンも別のラダーを入れリングに戻る。
  HBKがラダーを登っていく。
  ラモンが捕らえてレイザーズ・エッジを決める。
  何とか起き上がるとラダーをたて登っていく。
  HBKも遅れながらも、もう1脚のラダーを横に立て追っていく。
  HBKがラモンを蹴り落とす。
  横に設置したためベルトとの距離が少し離れている。
  意を決して飛びつくも、ほんの数p届かず。
  ラモンがレイザーズ・エッジを狙う。
  HBKがリバース・スープレックスに返し場外に落とす。
  HBKはラダーを登りベルトに飛びつき、今度はベルトを掴むも
  想像以上に固く固定されていたか、ベルトを取れずに落下。
  HBKはラダーに八つ当たりしながら再び登るとベルトを奪取!
  HBKの防衛!
  ラモンがHBKからベルトを奪い取る。
  HBKを自分の方に向かせると自らの手でベルトをHBKに渡す。
  2人は固く握手を交わし、健闘をたたえお互いの腕を掲げる。
  HBKが観客にアピール。

試合結果

@ハクシvs.1-2-3-キッド
AHHHvs.ボブ・ホーリー
Bスモーキング・ガンズvs.ブルー・ツインズ
Cバリー・ホロウィッツvs.スキップ
D女子王座戦:アルンドラ・ブレイズ(ch)vs.ベルサ・フェイ(新チャンピオン!)
E棺桶戦:アンダーテイカーvs.カマ
Fブレット・ハートvs.アイザック・ヤンキームD.D.S(後のケイン)(DQ)
GIC王座、ラダー戦:ショーン・マイケルズ(ch)vs.レイザー・ラモン
HWWF王座戦:ディーゼル(ch)vs.キング・メイベル