TOPアメリカン・プロレスWWE 1995年 →WWE:Royal Rumble 1/22/95

WWE:Royal Rumble 1/22/95の分析


名勝負 なし
好勝負 WWF王座戦:ディーゼル(ch)vs.ブレット・ハート

@IC王座戦:レイザーラモン(ch)vs.ジェフ・ジャレット
 まったり仕切りながら両者の違いを見せて進めていきます。
 良い試合ではあるのだけど
 JJが気取り屋なキャラで、追い込み、ヒール表現共にもう一歩足りない部分を感じましたね。
 再開含めたクライマックスは理が通ってしっかりしているけれど
 オープニングとしてはもう少し派手な方が良いんじゃないかな。
 椅子にずっしり腰を沈めて堪能する類の試合です。
 平均的な良試合。
 (執筆日:2/20/10)

BWWF王座戦:ディーゼル(ch)vs.ブレット・ハート
 反目していた2人がお互いの力を出し切る激闘を演じ
 それをぶち壊しにした乱入者を排除した結果
 尊敬し合うようになるという、ジャンプも真っ青の王道を行く展開が熱く
 ドラマチックな消耗戦となりました。
 クオリティもそれに比類する物があります。
 脚攻めにとことんこだわる等
 ブレットの攻めがいつも以上に一貫していて
 ディーゼルに反撃されるポイントもその中に取り込めているんですね。
 まったくもって素晴らしい。
 文句なしに好勝負です。
 (執筆日:9/1/09)

Dロイヤル・ランブル
 1番手HBKがいなかったら悲惨な状況でしたね。
 HBKが落ちるか落ちないかの攻防を
 これでも提供したから長時間持つ事ができました。
 それと比べると2番手で最後まで残る
 ブルドッグにはもう少し頑張って欲しかったですね。
 何せ優勝候補が30人中この2人しかいないんですから。
 オーエンもいましたがブレットに襲われリングに入ることなく脱落しましたし。
 このせいでHBKがいくら演出しようと
 観客は落ちないだろうと余裕感を抱いてましたね。
 また優勝候補に限らずタレントも少ないです。
 出オチを除けばリング上で観客の気を引けたのは
 メイベルにルガー、バンディぐらいじゃないですか。
 (なぜかディック・マードックもいましたね)
 他はRawでも見たことも無いような
 没個性的もしくはギミックをリングで表現できないような無名レスラーばっかり。
 只これはWWFも分かっていたようで出場間隔を60秒に短縮してナイス・アシスト。
 それでも総合的に見れば平均的な良試合程度か。
 (執筆日:9/1/09)
DVD Rating:★★☆☆☆

注目試合の詳細

CWWF王座戦:ディーゼル(ch)vs.ブレット・ハート
  ディーゼルが握手を求めるもブレットは叩きつけるように合わせる。
  ディーゼルが押し飛ばす。
  ブレットはバックを取り脚を取ろうとする。
  ディーゼルがロープに掴まり防ぐ。
  ブレットが殴りかかる。
  ディーゼルが殴り返しロープに振る。
  クロス・ボディを狙ったブレットをキャッチするとボディ・スラム。
  エルボー・ドロップへ。
  ブレットは避けて自爆させるとクローズライン。
  ディーゼルが倒れないのでロープに走る。
  ディーゼルがバック・エルボー。
  ゆらいだブレットにクローズラインを決めて落とす。
  エプロンに上がってきたブレットと殴り合い。
  ブレットは打ち負けるもディーゼルの脚を取ると鉄柱に叩きつける。
  リングに戻り脚攻め。
  4の字に捕らえる。
  ディーゼルがロープを掴む。
  再び脚を攻め4の字。
  ディーゼルがロープを掴む。
  ディーゼルを蹴り落とすとトペ・スイシーダを決める。
  鉄柱にぶつけ鉄階段に振ろうとする。
  ディーゼルが振り返し鉄階段にぶつける。
  ブレットをリングに戻すとパワーを活かした攻めでブレットを追い込む。
  カナディアン・バック・ブリーカーを決める。
  ブレットがスリーパーに切り返す。
  ディーゼルが投げ下ろして逃れる。
  ブレットをロープに振りビッグ・ブーツ。
  カバーするもカウント2。
  コーナーに振り突進。
  ブレットはカウンターで蹴りを入れるとセカンド・ロープからクローズライン。
  コーナー上へ。
  ディーゼルが捕まえボディ・リフトへ。
  ブレットがクロス・ボディに切り返す。
  カウント2で返されたブレットはそのまま場外に転がり出る。
  そして近づいてきたディーゼルの脚を取って倒すと鉄柱を挟む形で紐で縛る。
  すぐに解けるもその間に蹴りまくり主導権を掴む。
  ブルドッグからカバー。カウント2。
  ロシアン・レッグ・スイープからカバー。カウント2。
  バック・ブリーカーに続きセカンド・ロープからのエルボー・ドロップ。
  両脚を取ろうとするもディーゼルがロープを掴んで防ぐ。 
  クローズラインで落とすとブランチャへ。
  ディーゼルがキャッチし鉄柱にぶつける。
  リングに戻すと腕を高くあげ、ジャックナイフ!
  カバーにいくもHBKが乱入してきてディーゼルに攻撃。
  ブレットのDQ勝ちになるはずだが、
  レフェリーの英断で試合は再開されるとアナウンス!
  九死に一生を得たブレットはHBKの攻撃が加えられた脚に
  再び照準を合わせ、痛めつけていく。
  4の字に捕らえる。
  ディーゼルは殴りつけて逃れる。
  ブレットが執拗に脚攻め。
  コーナーのディーゼル目がけ突進。
  ディーゼルは避けると殴りニー・ストライクを叩き込む。
  ガットレンチ・スープレックスからカバー。カウント2。
  コーナーのブレット目がけビッグ・ブーツを放つ。
  しかし避けられコーナーに引っかかる。
  ブレットはディーゼルを倒すと椅子を脚に叩きつける。
  レフェリーはこの一回だけ見逃してやるとDQをとらない。
  ブレットがシュープシューターを決める!
  しかしオーエンが乱入し、カット。
  コーナーのターン・バックルを取り、金属部分にブレットをぶつける。
  これでおあいこと言うことかレフェリーはまたしても反則をとらず、試合再開のアナウンス!
  ディーゼルはロープを使ってなんとか立ち上がるとカバーにいくがカウントは2。
  ディーゼルは金属部分にブレットをぶつけようとする。
  ブレットは脚をかけて防ぐとディーゼルの脚を蹴りつける。
  そしてディーゼルを金属部分にぶつける。
  ブレットが殴る、殴る。
  ディーゼルが方膝を突く。
  殴る。
  ディーゼルがダウン。
  ディーゼルは起き上がると殴る、殴る。
  ブレットは場外に落ちかけるもロープに引っかかり宙吊りに。
  ここでディーゼルがお返しにと椅子を手にするも
  ぎりぎりでブレットはリングに戻る。
  それでも起き上がれない。
  ディーゼルがブレットを起こそうとする。
  ブレットがインサイド・クレイドル。カウントは2。
  殴りつけロープに振ろうとする。
  ディーゼルが振り返し担ぎ上げようとする。
  ブレットが後ろに逃れオコーナー・ロールへ。
  しかしレフェリーにぶつかり失敗。
  するとHBK、オーエン、バックランド、JJ等が乱入。
  レフェリーもさすがに見逃すことはできずゴングを鳴らす。
  公式裁定は続行不可能という事でドロー。 
  バックランドはブレットに必殺技チキンウィングフェイスロック。
  一方ディーゼルはオーエン、JJ、ロージーに羽交い締めにされ、HBKに殴られる。
  しかしディーゼルは圧倒的なパワーで3人をふき飛ばすと、HBKも追い出す。
  そしてバックランドもブレットから引き離し追い出す。
  ディーゼルはブレットを抱え起こすと
  ブレットの健闘をたたえ腕を掲げようとする。
  とっさのことでブレットは警戒し、こばんでしまう。
  しかし考え直すとブレットは自ら手を差し出し握手。
  そして抱き合う。
  お互いの健闘をたたえ二人は腕を高く掲げる。


Dロイヤルランブル
  1番手HBK対2番手デイビー・ボーイ・スミス(ブリティッシュ・ブルドッグ)でスタート。
  最初からHBKは何度も落ちそうな状況に立たされるが、何とか回避していく。
  その後2人以外に優勝候補がいないまま試合は進む。
  ようやく11番手でオーエンが登場するも、
  ブレットの乱入ですぐに脱落してしまう。
  この時間帯に脱落者が続出し、再びHBK、スミスの二名のみとなる。
  その後の選手もすぐに脱落しHBK対スミスのまま試合つづく。
  15番手でキングコング・バンディが入場。
   ラ ンブル戦に絶対的に有利なバンディは2人を圧倒する。
  17番手でメイベルが入場し巨漢同士がリング中央で相対する。
  両者は殴り合い、メイベルが何とかバンディを持ち上げ落とす。
  メイベルはスミスと組み、HBKを落とそうとするも
  HBKはエプロン際で何とか粘る。
  そこに18番手レックス・ルガー登場。
  怪力でメイベルを軽々と落とす。
  その後五人が入り、脱落者が出ることもなく試合は進む。
  25番手で前王者ボブ・バックランド登場。
  しかしブレットが再び乱入しバックランドを攻撃。
  疲れ切った状態でリングに入ったバックランドは
  立ち上がった直後ルガーのクローズラインで脱落。
  30人全員が入り、その後徐々に脱落者が出て残ったのは
  HBK、スミス、クラッシュ、ルガーの4人。
  クラッシュに対して10カウントパンチにいったルガーが
  逆に落とされ残るは3人。
  共闘してスミスを倒そうとクラッシュに申し出たHBKだが
  途中で裏切られ完全に担ぎ上げられてしまう。
  しかし目つぶしで逃げ、スミスのクローズラインをよける。
  クローズラインはそのままクラッシュに決まり、クラッシュが脱落!
  決着は1番手HBK対2番手スミスとなった!
  どちらが勝っても今までの記録
  (92年のロイヤルランブルで優勝したフレアーが3番手)を塗り替えることになる!
  殴り合う両者だが、スミスの強烈な膝蹴りが炸裂する。
  アイリッシュ・ウィップでHBKはコーナー上に横たわってしまう。
  スミスは何度となく蹴り上げるも落ちない。
  スミスはロープにふり、その勢いで落とそうとするも、
  落ちた場所はロープ上、ロープをゆらすも落ちない。
  ふらふらのHBKはロープにもたれかかる。
  そこにスミスのクローズラインが決まる。
  実況者もHBKの脱落を告げ、スミスの入場曲が流れスミスは勝ち誇る!
  逆上がりでリングに戻ったHBKは気づいていないスミスをリング外に落とす!
  ここでプレイバック映像が入り、HBKは片足しかついていないのでセーフ!
  よって優勝者は1番手のHBKとアナウンスされる!

試合結果

@IC王座戦:レイザーラモン(ch)vs.ジェフ・ジャレット(カウントアウト)
Aアンダーテイカーvs.I.R.S.
BWWF王座戦:ディーゼル(ch)vs.ブレット・ハート(ノー・コンテスト)
Cタッグ王座戦トーナメント・ファイナル:1-2-3-キッド、ボブ・ ホーリー(新チャンピオン!)vs.バン・バン・ビガロ、タタンカ
Dロイヤル・ランブル(勝者:ショーン・マイケルズ!)