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WWE:Survivor Series 11/23/94の分析


名勝負 なし
好勝負 WWF王座戦、サブミッション・マッチ:ブレット・ハート(ch)vs.ボブ・バックランド

日本語版でレビューしています。
日本語版収録は1,2,4,5試合目で1と4がダイジェストです。
1試合目は良い試合。

CWWF王座戦、サブミッション・マッチ:ブレット・ハート(ch)vs.ボブ・バックランド
 (日本語版ではチキンウィング・クロス・フェイスが決まる3分前からの収録で試合というより芝居なので注意)
 サブミッション・マッチですが一般的なサブミッションでのみ決着というルールではなく
 それぞれのセコンドがタオルを投げた際のみ決着という特殊ルールです。
 それ故セコンド(観客)にどれだけ痛みを伝えられるか、という
 作り手としての課題が戦い手としても課題になっている。
 試合は前のハウス・ショーともSuperstarsとも違い、
 ゆったりとそれでいてゴール地点を見据えた蓄積性のレスリングの攻め合い。
 それを可能にしているのはフィニッシュ可能なサブミッションと
 それ以外とを明確に意識して区別しているからです。
 最初は何者でもなかったボブが試合の中で再び力を増していく流れは
 ボブが11年ぶりに王座を戴冠する衝撃の結末にふさわしい。
 両者の必殺技サブミッションに対する攻防も緊迫感がありましたね。
 ボブがチキンウィング・クロス・フェイスに捕えると試合は実質的に終了。
 最後10分間はオーエンのスチュらに対する迫真の演技シーンで
 プロレス的にはどうなの?と首を傾げますがドラマチックではあります。
 素早い切り返しがある訳でも表現力がある訳でもないが
 レスリングがベースとして最高品質のレベルで機能している試合。
 文句なしに好勝負。
 (執筆日:10/2/11)


Cは歴史に残る試合ながら日本語版では見られないのがネック。
メインは良くなく悪いPPVです。    
DVD Rating:☆☆☆☆☆

注目試合の詳細

CWWF王座戦、サブミッション・マッチ:ブレット・ハート(ch)vs.ボブ・バックランド(Survivor Series 11/23/94)
 ブレットがボディ・スラム。
 ヒップ・トス。
 アーム・ドラッグ。
 ボブが場外に転がり出る。
 戻ってきたボブにヘッド・バッド。
 場外に転がり出たボブをブルドッグがリングに戻す。
 ブレットがボディ・スラムからエルボーを落とす。
 エプロンに出たボブを起こすと引っ張り挙げてブルドッグ。
 そのままヘッド・ロック。
 ボブがバック・ドロップ。
 ブレットが先に起き上がりエルボーを打ち下ろす。
 エルボーで倒しレッグ・ドロップ。
 チン・ロック。
 ロープに振られショルダー・タックル。
 グラウンド・ヘッド・ロック。
 ロープに振られショルダー・タックル。
 ロープに走る。
 ボブがドロップ・トー・ホールドからチキン・ウィング・クロスフェイスを狙う。
 ブレットがバックに周りヘッド・ロック。
 ボブが起き上がり脚を抱える。
 倒して上にかぶさろうとする。
 ブレットがハンマー・ロック。
 ヘッド・ロック。
 ボブが後ろに逃れチキン・ウィング・クロスフェイスを狙う。
 ブレットが反対に向きベリー・トゥー・ベリー。
 シャープ・シューターを狙う。
 ボブが蹴り飛ばす。
 ブレットがフロント・ヘッド・ロック。
 アブナミドル・ストレッチ。
 ボブがヒップ・トスに切り返す。
 ボディ・スラムへ。
 ブレットが体重をかけてつぶす。
 エルボー。
 ヘッド・バッド。
 ボディ・スラム。
 セカンド・ロープからエルボー・ドロップへ。
 ボブはかわして自爆させると腕を引っ張る。
 腕にエルボー。 
 ロープに腕を絡め引っ張る。
 コーナーに振ってぶつける。
 ロープに押し付けると腕をロープに絡める。
 背後に回ってチキン・ウィング・クロスフェイスを狙う。
 気づかれて脇固め。
 アーム・ロック。
 かけながら頭部を足でこすりつける。
 ブレットが跳ね起きて腕を取り返す。
 ボブがエルボーを叩き込むとブレットが場外に転がり落ちる。
 ブレットがオーエンを威嚇。
 背後から近づいてきたボブを殴りつけるとリングに戻す。
 リングに入ってきた所をボブが顔を引っかく。
 腕を引っ張る。
 顔にエルボーを打ち下ろす。
 アーム・ロック。
 ブレットは起き上がるとボディ・スラムへ。
 ボブは食らいながらもロックを離さず頭部に足をこすりつける。
 アーム・ロック。
 腕にストンピング。
 腕にエルボーを打ち下ろしアーム・ロック。
 ブレットが起き上がりネック・ブリーカー。
 ニー・ドロップ。
 ボブが倒れた状態から蹴り上げる。
 ボブがエルボー。
 アーム・ロック。
 ブレットが後転して蹴り。
 ボブが腕を引っ張る。
 ブレットがアトミック・ドロップ。
 シャープ・シューターを狙う。
 ボブがロープに逃げる。
 ブレットが引き外し4の字を狙う。
 蹴り飛ばされるももう1度狙い4の字を決める。
 オーエンがタオルを見ながら戦局を見守る。
 ボブが反転させる。
 ブレットが元に戻す。
 ボブがロープを掴む。
 ブレットが足にエルボーを打ち下ろす。
 脚にエルボー・ドロップ。
 ボブが下から殴りつける。
 ブレットが脚を引き裂く。
 脚をストンピング。
 足を掴んで倒すと4の字を狙う。
 ボブが抵抗してつぶす。
 ボブが殴りつけマットに叩きつける。
 パイル・ドライバー。
 両者ダウン。
 ボブがクロスフェイス・チキンウィングへ。
 ブレットがロープに逃げる。
 ボブがニーを突き上げる。
 ネック・ブリーカー。
 ロープに腕を絡ませ引っ張る。
 ブレットが蹴り飛ばす。
 ボブがブレットをコーナーに振る。
 もう1回振り突進。
 しかしかわされ鉄柱に肩から激突。
 ブレットが起こそうとする。
 ボブがパイル・ドライバーの体勢に。
 ブレットがリバース・スープレックスに切り返し殴ろうとする。
 ボブがかわしクロスフェイス・チキンウィング。
 コーナーに走り体勢を下げてターン・バックルにぶつける。
 ボブがブレットをロープに振る。
 両者激突して相打ち。
 ブレットが先に起き上がりレッグ・ドロップ。
 パイル・ドライバー。
 ブルドッグ。
 ロシアン・レッグ・スイープ。
 バック・ブリーカー。
 セカンド・ロープからエルボー・ドロップ。
 両足を掴む。
 ロープに逃げるボブを引っ張り挙げてマットに叩きつける。
 シャープ・シューターを決める。
 オーエンが邪魔するためにリングに入ろうとする。
 ブルドッグが防ごうと追い掛け回す。
 レフェリーがブルドッグを押さえつけている隙にオーエンがブレットにブルドッグ。
 ブルドッグがオーエンを追い掛け回す。
 しかしオーエンが不意に伏せたためにブルドッグは脚を引っ掛け鉄階段に顔から突っ込む。
 このアクシデントにはオーエンも動揺している。
 ブレットがそれに気づいて場外に注意がそれる。
 ボブが背後に回りクロスフェイス・チキン・ウィング。
 ロープを掴むブレットを引き離す。
 脚をかけてグラウンドに引きずり込もうとしている。
 ブルドッグは完全に気絶していて目をさまさない。
 オーエンは苦悩している様子。
 ボブがブレットをグラウンドに引きずり込む。
 立ち上がったブレットをグラウンドに引きずり込む。
 オーエンがスチュらにブルドッグを救うためにタオルを投げて欲しいと説得し始める。
 オーエンが再び説得。
 オーエンが柵をどけてスチュらをリングサイドに入れる。
 タオルを投げてくれ、と渡す。
 スチュが奥さんからタオルを奪い取る。
 まだ納得していない様子。
 オーエンが頼み込む。
 今度はブレットがもう逃れきれないのに決して諦めないから、と言う。
 奥さんがスチュからタオルを奪い取ってリングに投げ入れる。
 それを見るとオーエンがリングに入る。
 裁定を確認するとタオルを持って走り去っていく。
 ブレットは腕を抱えて付き添いを受けながら去っていく。
 ボブはベルトを腰に巻き誇らしげ。

試合結果

@バッド・ガイズ(レイザー・ラモン、1-2-3-キッド、デイビー・ボーイ・スミス、ヘッド・シュリンカーズ)vs.チーム・スターズ(ショーン・マイケルズ、ディーゼル、ジェフ・ジャレット、オーエン・ハート、ジム・ナイドハート)(カウントアウト)
Aロイヤル・ファミリー(ジェリー・ロウラー、チージー、スリージー、クイージー)vs.クラウンズ・アス(ドインク、ディンク、ウィンク、ピンク)
Bミリオン$チーム(タタンカ、キング・コング・バンディ、バン・バン・ビガロ、ヘヴンリー・ボディズ)vs.ガッツ&グローリー(レックス・ルガー、アダム・ボム、メイベル、スモーキング・ガンズ)
CWWF王座戦、サブミッション・マッチ: ブレット・ハート(ch)vs.ボブ・バックランド(新チャンピオン!)
D棺桶戦(スペシャル・レフェリー:チャック・ノリス):アンダーテイカーvs.ヨコズナ