TOPアメリカン・プロレスWWE 1993年 →WWE:Survivor Series 11/24/93

WWE:Survivor Series 11/24/93の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

@(S):レイザー・ラモン、1-2-3-キッド、マーティ・ジャネッティ、ランディ・サベージvs.I.R.S、ディーゼル、リック・マーテル、アダム・ボム
 ラモンが良い攻防をして自己価値を向上させた上でボムと相対し相手を光らせます。
 一方キッドはやられっぷり、サベージは万能にと、ベビーフェイス側が大きな貢献をして試合の見せ場を生み出します。
 それぞれの脱落させ方にも適度に注意を払った構築で面白かったですね。
 サベージがクラッシュ絡みで簡単に脱落するのは残念でしたが93年だとこんな扱いですものね。
 まあまあ良い試合でした。

A(S):ブレット&オーエン&キース&ブルース・ハートvs.ショーン・マイケルズ、ブルー&レッド&ブラック・ナイト
 HBKがつれてきた3人のナイツはこの日のためだけに用意されたギミック・レスラー。
 実際の能力に乏しい上、HBKと意思疎通が出来ない使えない役所を演じています。
 キース&ブルースはブレット、オーエン程の才能が無く、既に引退していたレスラーで
 この日のために復帰したという事実にしか意味はありません。
 そんな状況でハート兄弟が実質ストレート勝ちするというブック。
 もうファン・マッチの可能性しか残されていませんがなんと指定された試合時間は30分。
 やる方にしても見るほうにしても嫌がらせを受けているようなものです。
 ブッカーの信じられない失態。
 ひどすぎる試合です。
 (執筆日:8/29/10)

BSMWタッグ王座戦:ロックンロール・エクスプレス(ch)vs.ヘブンリー・バディーズ
 統制の取れた動きからタッグ・スポットを繰り出し、
 R&Rがこの年代だからこその連携業をいくつも見せてくれます。
 ただ野暮ったい所もあり、そこが素直にスポットで盛り上がってない理由にもなっている。
 勿論別の理由としてはSMWが認知されていない事があるのでしょうけど。
 R&Rが披露していく前半は少し切り詰め、惹きつける孤立パートに早く入ったほうが良かったかもしれませんね。
 最後を合体技で締めていたのは良し。
 平均的な良試合。

C(S):ブッシュワーカーズ、メン・オン・ア・ミッションvs.バン・バン・ビガロ、バスチョン・ブーガー、ヘッドシュリンカーズ
 リングの上でバナナ食べたり、スクーターにのったり、
 空のバケツにびびって倒れてフォールされたり
 既存概念を悪い意味でひっくり返した馬鹿騒ぎマッチ。
 これはコメディーとも呼びたくないなぁ。
 ひどすぎる試合。

D(S):レックス・ルガー、アンダーテイカー、スタイナー・ブラザーズvs.ヨコズナ、クラッシュ、ジャック・ルージョー、ルドヴィッグ・ボルガ
 リックがすぐに脱落するので期待していたタッグ・ワークは見られず。
 ルガーは休みすぎだし、ボルガはスタイルこそ先進的だがそれをこなす能力はなし。
 結果、機械仕掛けのテイカーとヨコズナの絡みが最大の見所になってしまってますね。
 93年の台所事情は厳しいと改めて実感させる寒い内容。
 悪い試合です。

総評
 試合数を絞るも面子が厳しくゲストにMOTNをかっさらわれている状況。
 (執筆日:6/12/10)
DVD Rating:☆☆☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@(S):レイザー・ラモン、1-2-3-キッド、マーティ・ジャネッティ、ランディ・サベージvs.I.R.S、ディーゼル、リック・マーテル、アダム・ボム
A(S):ブレット&オーエン&キース&ブルース・ハートvs.ショーン・マイケルズ、ブルー&レッド&ブラック・ナイト
BSMWタッグ王座戦:ロックンロール・エクスプレス(ch)vs.ヘブンリー・バディーズ(新チャンピオン!)
C(S):ブッシュワーカーズ、メン・オン・ア・ミッションvs.バン・バン・ビガロ、バスチョン・ブーガー、ヘッドシュリンカーズ
D(S):レックス・ルガー、アンダーテイカー、スタイナー・ブラザーズvs.ヨコズナ、クラッシュ、ジャック・ルージョー、ルドヴィッグ・ボルガ