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WWE:Royal Rumble 1/19/92の分析


名勝負 なし
好勝負 WWF王座戦、ロイヤル・ランブル

日本語版で レビューしています
日本語版は1,3試合目が収録されていません。

@ニュー・ファウンデーション(オーエン・ハート、ジム・ナイドハート)vs.オリエント・エクスプレス(Royal Rumble 1/19/92)
 古典的なレスリングにキャラクター・プロレス。
 
 ニュー・ファウンデーションが見た目華やかに彩るに対し、
 オリエント・エクスプレスは主張物足りないですね。

 ヒールとはいえ出来ることはあって
 WCWのタッグ戦線と比べると物足りなさを感じてしまう。

 まあまあ良い試合。
 (執筆日:11/?/23)

AIC王座戦:マウンティー(ch)vs.ロディ・パイパー
抑揚が利いておらず小さくなっているが一応両者の売りは出ている。
 パイパーは心身ともに良い状態でしたね。
 ジミー・ハートに激突させてからのスリーパーで綺麗に〆る。
 少し悪い試合。
 (執筆日:4/24/11)

DWWF王座戦、ロイヤル・ランブル
 2番手スミスが1番手デビアスを即座に落とすのだけど
 スミスは残念ながらそれに値するだけの仕事はできず。
 バトル・ロイヤルらしい大人数バトルになりながらも
 常に視線を集め見事な手綱引きを見せたのは3番手フレアー。
 6番手HBKとの競い合うようにして場をコントロールしていたのは必見ですね。
 今回余りブックの力は薄く個々の裁量に任せていた前半でした。
 しかしスミスもHBKも落ちるべくして落ちたのではなく
 14番手前にリングに一人というブックのために抜けていった印象なのは残念。
 フレアー1人で迎えた後半戦15番手にパイパーを持ってきたのは上手いですね。
 うってつけのハイ・テンションですから。
 更にロバーツを加えて3ウェイの役者合戦になったのは見応えがあった。
 その後は再びフレアー頼み。
 どうしても疲れが出る頃にテイカーを持ってきたのは良かった。
 この頃は下手ですがあのスロー・ペースぶりと異質な空気感はRRでは面白い存在です。
 サベージがロバーツに狙いをつけ自ら降りたのですが
 ここで脱落扱いにならず、しかも何故かテイカーがリングに戻す役割を担当していたのは駄目ですね。
 誰のミスでしょう。
 クライマックスはそれぞれ存在しているだけのレスラーが多く
 もう一伸び欲しい所で、冗長です。
 ホーガンかテイカーをもう何人か落として30人目直後に4人になるぐらいでも良いですね。
 しかしシッドがホーガンを裏切って落とし、
 フレアーが便乗して勝利、と最後の形は素晴らしかったです。
 WMのカードへの伏線になっていますし、移籍して誰からも好かれてないフレアーの勝ち方としてはふさわしい。
 余りにフレアーへの依存が高すぎますが、三本指に入る出来栄えで文句なしに好勝負。
 (執筆日:9/29/09)

総評
 最初と最後がしっかりしているのは良いですね。
DVD Rating:★★☆☆☆

注目試合の詳細

DWWF王座戦、ロイヤル・ランブル
  ブルドッグ対デビアスで試合開始。
  デビアスが場外へ投げるが、
  ブルドッグはエプロンに着地すると、落としたと勘違いしているデビアスを投げ落とす!
  3番手はリック・フレアー!
  ブルドッグはボディ・リフトを決め、クローズライン。
  命乞いするフレアーにブルドッグがボディ・スラムでエプロンに。
  しかしここで4番手のサッグスがフレアーに荷担。
  ブルドッグはダブル・クローズラインで形勢逆転すると
  粘るサッグスをドロップ・キックで場外に落とす。
  フレアーに必殺技のパワー・スラムを決める。
  6番手HBKはフレアーに殴りかかり、トラース・キック。
  ブルドッグにボディ・リフトからクローズラインを食らうもエプロンにしがみつき、
  ブルドッグにカウンターのスイート・チン!
  フレアーはロー・ブローで攻撃を防ぎ、落とそうとするもブルドッグも粘る。
  9番手のケビン・エリックのディスカス・パンチでフレアーは自ら倒れ込む。
  11番手のグレッグ・ヴァレンタインのチョップでフレアーはまたも倒れ込む。
  ヴァレンタインはリポ・マンに落とされ、そのリポ・ マンも警官ビッグ・ボス・マンに落とされる。
  30分戦ってきたブルドッグだがフレアーにショルダー・スルーで場外に落とされる!
  同じく粘りを見せていたHBKだがサンタナと縺れ合いながら落ちてしまう!
  フレアーはバーバリアンとハイ・タッチするも、すぐさまチョップ。
  これに怒ったバーバリアンはボディ・リフトを決め、落とそうとするが
  その隙を狙われ、リングにはボス・マンとフレアーの2人。
  フレアーはボス・マンのクロス・ボディを避け、場外に転落させる。
  そこにICチャンピオンになったパイパーが登場!
  パイパーはフレアーに猛攻を仕掛け、エア・プレン・スピンからスリーパー!
  16番手はジェイク・ロバーツ!
  三つどもえで戦う中現れたのはブルー・カラーの英雄ジム・ドゥガン。
  20番手にジ・アンダーテイカー!
  入るなり、スヌーカを落とし、フレアー、ドゥガンの首を締め上げる。
  そこにパイパーがダブル・アックスを決めるもテイカーには利いていない。
  21番手はランディ・サベージ!
  ロバーツに殴りかかり、突き落とす!
  そして自ら飛び降り、追撃。(本来なら脱落だが脱落ではないという判定)
  しかしテイカーが引き離し、リングに戻す。
  フレアーはまたもロー・ブローで難を逃れていく。
  エプロン上のフレアーはサベージにブレーン・バスターを狙うが、逆に自分が食らう。
  26番手にハルク・ホーガン!
  ホーガンは宿敵テイカーをアックス・ボンバーで落とす!
  バーサーカーもショルダー・スルーで落とすとシャツを破り捨てる。
  ヴァージル、ドゥガンが同体で落ち、皮剥人スキナーも落ちる。
  28番手にスローター、29番手シッド・ジャスティスが登場。
  フレアーは場外に逃れホーガンと戦っている。
  全員出てきたところで残っているのは
  フレアー、ホーガン、パイパー、スローター、シッド、サベージという豪華な顔ぶれに
  I.R.S、ウォー・ロード、マーテルの9人。
  シッドの強烈なアイリッシュ・ウィップでスローターが勢い余って落下!
  ホーガンとシッドが協力してウォー・ロードを落とす。
  パイパーがマーテルを落とそうとしているところにシッドが突き飛ばし、2人まとめて落とす!
  シッドがサベージを落とそうとしているところにフレアーが飛び膝蹴りでフォローしサベージ脱落!
  ホーガンはフレアーのチョップを物ともせず
  フレアーを殴りつけて、落とそうと蹴りを入れていくが
  その隙をシッドが狙い、ホーガンが脱落!
  協力関係にあると思っていたシッドの裏切りに
  ホーガンはリング内のシッドの腕を引っ張りる。
  フレアーがシッドの後ろから足を取り、場外に投げ落とす!
  3番手フレアーが優勝!
  フレアーが去っていった後でシッドとホーガンがもめている。

試合結果

@ニュー・ファウンデーション対オリエンタル・エクスプレス
AIC王座戦:マウンティー(ch)対ロディ・パイパー(新チャンピオン!)
Bビバリー・ブラザーズ対ブッシュ・ワーカーズ
Cタッグ王座戦:L.O.D(ch)対ナチュラル・ディザスターズ(DQ)
DWWF王座戦:ロイヤル・ランブル(勝者:リック・フレアー(新チャンピオン!))