WWE:Wrestlemania VII 3/24/91の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | キャリア・ エンディング・マッチ:アルティメット・ウォーリアーvs.ランディ・サベージ |
日本語版でレビューしています。
日本語版において、この辺から実況が土井→倉持、解説が斉藤→山本に変わりました。
個人的には前の方が上手く、又アメプロに合っていると思います。
日本語版収録試合は1,4,6-9,11,14の8試合です。
Gキャリア・エンディング・マッチ:アルティメット・ウォーリアーvs.ランディ・サベージ
サベージを引退させる役割をまかされたとあってウォーリアーもやる気になっていますね。
静謐の間と求められている振りのある大きな技を見せます。
このクセのある素材に対しサベージとシェリーは
戦略、ダウン受け、場外利用で周りを回る事で見事に料理して見せました。
ホーガン対ウォーリアー程ではないとはいえ構築方法が限られているので
途中で力尽きるのではないかと思いましたがストーリーを紡ぎ続けましたね。
またクライマックスの表現も秀逸です。
ペイントが剥がれ落ち、超人から人間に戻ったウォーリアーが
神は俺を見捨てたのか、と問いかける演出を考え付いた人は天才です。
ウォーリアーの演技は少々稚拙で、
神は見捨てていなかったと自信を取り戻した理由がいまいちでしたけどね。
そしてヒール・マネージャーとして大活躍したシェリーが試合後サベージを見捨てると
観客席で見ていたエリザベスが耐えられずにサベージの元に戻ってくるのもまた別のベクトルで素晴らしい演出です。
例えその後のサベージとエリザベスの結婚生活が幸せでなかったとしても
WMの歴史に残るエモーショナルな瞬間でした。
文句なしに好勝負。
(執筆日:5/8/10)
後々WM連勝記録を築き上げるテイカーも初参戦で
WMにふさわしい内容となりました。
MWWF王座戦:サージェント・スローター(ch)vs.ハルク・ホーガン
ホーガンは試合スタイルが形骸化してしているし、
乱戦する気力、体力のないスローターも厳しい。
そんな状況で序盤に椅子攻撃にホーガンが耐えるシーンを作ってしまう。
こうなれば設定に沿うとエスカレーションが出来なくなる。
ホーガンの爽快感のかけらもない一方的な攻撃がグダグダと続きます。
そんな中でスローターが十八番の鉄柱受け(流石に直撃させてはいませんでしたが)を見せるものの効果なし。
スローターの攻めがきてもそれはハルク・アップのための時間つぶしに過ぎず救いはこない。
最後流血したホーガンへのキャメル・クラッチ、イラク国旗を被せてのカバーで
会場自体は盛り上がっているもののネタを誰にでも出来るレベルで実行しているだけ。
ひどすぎる試合です。
(執筆日:4/6/11)
DVD Rating:★★☆☆☆
注目試合の詳細
Gキャリア・エンディング・マッチ:アルティメット・ウォーリアーvs.ランディ・サベージサベージがコーナー上でアピール。
ウォーリアーもコーナー上でアピールする。
その隙をサベージが突こうとするも振り向かれたので止める。
組むとウォーリアーがロープに押し込む。
サベージが体勢を入れ替える。
レフェリーが間に入って離す。
組むとウォーリアーが押し飛ばす。
サベージがシャツを脱ぐ。
組むとサベージがニー。
見えないように顔にパンチ。
顔を引っかく。
殴りつける。
ヘッド・ロック。
ロープに飛ばされショルダー・タックルを決めるも倒れたのは自分の方。
場外に転がり出る。
シェリーがエプロンに上がりウォーリアーの注意を引く。
その隙にサベージがリングに戻り背後から殴りかかる。
ロープに振ろうとする。
ウォーリアーが振り返しクローズライン。
ネック・ハンギング・ツリー。
持ち上げアトミック・ドロップ。
持ち上げアトミック・ドロップ。
ネック・ハンギング・ツリー。
入ってきたシェリーにぶつける。
サベージを殴り倒す。
起こして殴りつけるとサベージはロープに絡まる。
ウォーリアーが蹴りつける。
ロープに振り腹にパンチ。
ロープに振りショルダー・スルーを狙う。
サベージが蹴り上げる。
ネック・ブリーカー・ドロップを決める。
コーナーに上りダイビング・クロス・ボディへ。
ウォーリアーがキャッチ。
サベージをおろすと顔に張り手。
サベージは場外に下りる。
椅子をリングに投げ入れる。
それに気を取られた隙を突いてリングに入り殴りつける。
殴りつけようとする。
ウォーリアーがガードして殴り倒す。
殴り倒す。
殴り倒す。
サベージが腹にパンチ。
ウォーリアーが殴り倒す。
コーナーに振り蹴りを連打。
起こすと殴り飛ばす。
殴り飛ばす。
殴り飛ばす。
コーナーに振りスプラッシュへ。
サベージがかわして自爆させる。
シェリーがウォーリアーを起こして顔に張り手。
サベージがコーナー上から場外のウォーリアーにダブル・アックス。
リングに戻る。
シェリーがウォーリアーを起こし顔を引っかく。
もう1回。
ウォーリアーがシェリーを突き飛ばす。
サベージがリングに下り、その隙を突いて背後から殴り倒す。
鉄柱にぶつける。
リングに戻る。
シェリーがウォーリアーを起こし蹴り。
サベージはウォーリアーをリングに引き入れるとボディ・スラム。
ニー・ドロップからカバー。カウント2。
ネック・ブリーカーを狙う。
ウォーリアーがバック・スライドに切り返す。カウント2。
ウォーリアーが立ち上がる。
サベージはひるんで場外に逃れる。
ウォーリアーは追おうとするもレフェリーに止められる。
シェリーがウォーリアーの注意を引く。
そしてその隙にサベージがリングに戻り蹴りかかる。
読んでいたウォーリアーは受け止めると回してクローズライン。
回るとロープを往復しフライング・ショルダー・タックルへ。
サベージがかわして自爆させる。
サベージはウォーリアーの顔をマットに叩きつけカバー。カウント2。
チン・ロック。
ウォーリアーがなんとか起き上がりバック・エルボー。
ロープに走りショルダー・タックル。
ロープに走りクローズラインへ。
サベージは避けるとロープに走りクローズラインへ。
ウォーリアーもクローズラインを狙い相打ち。
両者ダウン。
シェリーに介抱されサベージが先に起き上がる。
サベージがウォーリアーを起こそうとする。
ウォーリアーがインサイド・クレイドル。
レフェリーはシェリーを場外に出していてカウントが遅れる。カウント2。
ウォーリアーがレフェリーに詰め寄る。
その背後からサベージがハイ・ニー。
ウォーリアーはレフェリーに激突する。
サベージはウォーリアーを羽交い絞めにする。
シェリーがヒールを持ってコーナー上へ。
そこから飛びたたきつけようとする。
しかしウォーリアーが避けたためにサベージに誤爆。
ウォーリアーがシェリーに詰め寄る。
場外に出たシェリーに詰め寄る。
リングに戻り、また場外に出ようとするシェリーを捕まえる。
その背後からサベージがスクール・ボーイ。カウント2。
ウォーリアーがサベージを殴り倒す。
殴り倒す。
サベージがウォーリアーのパンツを掴んでコーナーにぶつける。
持ち上げてロープの上に落とす。
ロープ越しに飛んでロープに喉を叩きつける。
リングに戻り後頭部にクローズライン。
ボディ・スラムでカバー。カウント2。
コーナーに上りダイビング・エルボー・ドロップ。
もう1発。
3発目。
4発目。
5発目。
カバーするもカウントは2。
ウォーリアーがロープに手を伸ばす。
殴りつけられながらもロープを掴むとウォーリアー・アップ。
ガードすると殴り倒す。
殴り倒す。
殴り倒す。
ロープに走りクローズライン。
ロープに走りクローズライン。
ロープに走りクローズライン。
仰ぎ見てポーズ。
サベージを起こすとボディ・リフト。
落とすとロープに走りボディ・プレス。
カバーするもカウントは2。
ウォーリアーが天を仰ぎ見る。
上空を見つめている。
自らの掌を見つめる。
エプロンに出る。
天を仰ぎ掌を見つめる。
サベージが起き上がりウォーリアーを殴り飛ばす。
ウォーリアーは場外でダウン。
サベージは場外に下りてウォーリアーを起こすとフェンスにもたれさせる。
シェリーが押さえつける。
サベージがコーナー上に登りダブル・アックスへ。
ウォーリアーはシェリーを押し飛ばすとサベージの腹にパンチ。
サベージはそのまま柵に激突。
ウォーリアーは吼えるとサベージをリングに戻す。
起こすとロープに走りフライング・ショルダー・タックル。
サベージが衝撃で場外に落ちる。
ウォーリアーはサベージをリングに戻す。
サベージを起こすとロープに走りフライング・ショルダー・タックル。
サベージが衝撃で場外に落ちる。
ウォーリアーはサベージをリングに戻す。
起こすとロープに走りフライング・ショルダー・タックル。
リング中央に引っ張ってくると踏みつけてカバー。
1,2,3!でウォーリアーの勝利!
サベージが引退となる!
ウォーリアーはジャケットを羽織ると各コーナーでアピールをして去っていく。
サベージに愛想を尽かしたシェリーはダウンするサベージを蹴りつけていく。
観客席で見ていたエリザベスがリングに駆けつけ、シェリーを投げ落とす。
エリザベスはサベージを抱え起こそうとするも、サベージはシェリーだと思いこみ振り払う。
サベージは構えながら起き上がる。
そこにエリザベスを見たサベージはエリザベスがシェリーを追い払ってくれた事を知る。
サベージは迷っている様子。
しかし最後はエリザベスと抱き合う。
エリザベスを肩の上にのせファンにアピール。
エリザベスがサベージのためにロープを下げるも、
サベージは断り、エリザベスのために自らロープを下げる。
威風堂々が鳴り響く中2人は去っていく。
試合結果
@ロッカーズvs.ハク、バーバリアンAケリー・フォン・エリックvs.ディノ・ブラボー
Bデイビー・ボーイ・スミスvs.ウォーロード
Cタッグ王座戦:ハート・ファンデーション(ch)vs.ナスティ・ボーイズ(新チャンピオン!)
Dブラインド・フォールド・マッチ:ジェイク・ロバーツvs.リック・マーテル
Eジ・アンダーテイカーvs.ジミー・スヌーカー
F天龍源一郎、北尾光司vs.デモリッション
Gキャリア・エンディング・マッチ:アルティメット・ウォーリアーvs.ランディ・サベージ
HIC王座戦:ミスター・パーフェクト(ch)vs.ビッグ・ボス・マン(DQ)
Iアースクエイクvs.グレッグ・ヴァレンタイン
JL.O.Dvs.パワー・アンド・グローリー
Kヴァージルvs.テッド・デビアス(カウントアウト)
Lマウンティーvs.ティト・サンタナ
MWWF王座戦:サージェント・スローター(ch)vs.ハルク・ホーガン(新チャンピオ ン!)