TOPアメリカン・プロレスWWE 1991年 →WWE:Survivor Series 11/27/91

WWE:Survivor Series 11/27/91の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

@(S):テッド・デビアス、ザ・マウンティー、ウォー・ロード、リック・フレアーvs.ブレット・ハート、ヴァージル、デイビー・ボーイ・スミス、ロディ・パイパー
 パイパーのハイ・テンションからスタートすると
 チームとしては良いペース配分を、個々では充実の絡みを見せます。
 デビアスvs.ブレットの技巧的攻防、
 フレアーvs.パイパーのスター対決、
 スミスvs.ウォーロードのパワー対決、
 ヴァージルvs.デビアスの下克上。
 (S)のクラシック・マッチになれる可能性は十分あったと思いますね。
 ただフィニッシュがひどすぎます。
 場外に落とされたフレアー以外の5人がヒートしてレフェリーの制止を無視したため反則を取られ、一気に決着するというもの。
 まったく馬鹿げています。
 こんなので一人残ってもPPVデビューとなるフレアーのアピールにはならないでしょうに。
 平均的な良試合。

A(S):コーピラル・ムスタファ、バーサーカー、スキナー、ハーキュルスvs.テキサス・トルネード、ティト・サンタナ、ジム・ドゥガン、サージェント・スローター
 ドゥガンのムーブは迫力があって良かったけど
 基本グダグダでムーブが一杯見れるファン・マッチとして通用はしない。
 USAが4−0でストレート勝ちするからハッピーでしょ、と言われてもねぇ。
 ひどい試合。

BWWF王座戦:ハルク・ホーガン(ch)vs.アンダーテイカー
 テイカーは試合構成なんて考えず
 ノー・ダメージ受けとひたすらチョークという攻め。
 退屈極まりないですね。
 ただ誰が見ても試合としては駄目なのに
 13分間、忠実にキャラを通しぬいたその精神力に感服する。
 WWFを代表するキャラになれる可能性は既にそこにありました。
 試合はフレアーの援護からホーガンが王座を失い映画行きです。
 ひどい試合。

C(S):ビバリー・ブラザーズ、ナスティ・ボーイズvs.ブッシュワーカーズ、ロッカーズ
 ナスティズにブッシュワーカーズなんて悪夢以外の何物でもありません。
 せめてビバリーズvs.ロッカーズはと思っていましたが
 ビバリーズはロッカーズが気に食わないようでかなり強引な攻めをしていますね。
 ナスティズ含めた3人が残るブックも馬鹿げている。
 ひどい試合。

D(S):ナチュラル・ディザスターズ、I.R.Svs.リージョン・オブ・ドゥーム、ビッグ・ボス・マン
 ケース攻撃によってボス・マンが脱落、
 誤爆でタイフーンが脱落、タイフーンをバック・ステージに連れ帰るためにクエイクも消えるので、
 結局はLODのIRS制裁でしかありません。
 そのI.R.Sは他と馴染めていないし、ひどすぎる試合です。

総評
 @以外は見れたものじゃないし、その@もフィニッシュが最悪。
 それに何故この試合順なのでしょう。
 歴史的にひどい大会です。
 (執筆日:6/13/10)
DVD Rating:★★☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@(S):テッド・デビアス、ザ・マウンティー、ウォー・ロード、リック・フレアーvs.ブレット・ハート、ヴァージル、デイビー・ボーイ・スミス、ロディ・パイパー(DQ)
A(S):コーピラル・ムスタファ、バーサーカー、スキナー、ハーキュルスvs.テキサス・トルネード、ティト・サンタナ、ジム・ドゥガン、サージェント・スローター
BWWF王座戦:ハルク・ホーガン(ch)vs.アンダーテイカー(新チャンピオン!)
C(S):ビュー・ビバリー、ブレイク・ビバリー、ナスティ・ボーイズvs.ブッシュワーカーズ、ロッカーズ
D(S):ナチュラル・ディザスターズ、I.R.Svs.リージョン・オブ・ドゥーム、ビッグ・ボス・マン