WWE:Summerslam 8/27/90の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | なし |
@ロッカーズvs.パワー&グローリー
最初の乱戦でHBKをダウンさせ、ジャネッティを孤立させる内容。
大雑把ながら両者のスタイルが栄える方向性です。
結局HBKとタッチは出来ず、体格差にロッカーズがジョバーになってしまった形ですけれども
パワー&グローリーが想いの他連携技を使っていてインパクトはあった。
少し悪い試合。
AIC王座戦:ミスター・パーフェクト(ch)vs.ケリー・フォン・エリック
まるで時間をかけず適当に進めて王座交代の瞬間まで。
悪い試合。
Bクイーン・シェリーvs.サファイア
サファイアが現れずシェリーの不戦勝。
シェリーのメイクが凄い事になってます。
ダスティは会場に来てすぐにサファイアは姿を消してしまい、自分も連絡がつかないんだ、とインタビューに答えている。
Cウォー・ロードvs.ティト・サンタナ
サンタナががむしゃらに動いて退屈はしない。
しかし所詮ウォー・ロードの試合ではある。
悪い試合。
Dタッグ王座戦、3本勝負:デモリッション(ch)vs.ハート・ファウンデーション
ブレットとデモリッション間の技の重みのバランス加減が絶妙ですね。
タッグ・ワークも器用に絡ませます。
3本勝負という事で集中力が途切れる場面も見られましたが
中途半端なデモリッションの入れ替わり作戦を
一気に回収するフィニッシュは素晴らしい演出で良い印象だけを残します。
平均的な良試合。
E(レフェリー:ビッグ・ボス・マン):バッド・ニュース・ブラウンvs.ジェイク・ロバーツ
ロバーツがさぼって何もせず。
BNBがただ殴りつけて椅子を使って反則です。
蛇出せば満足でしょ、という試合でしたがそれよりDDTが見たかった。
ひどい試合。
ブラザー・ラブ・ショー。ゲストはサージ。グレート・アメリカン・アワードが贈られる。
Fジム・ドゥガン、ニコライ・ヴォルコフvs.オリエンタル・エクスプレス
冷戦終了のアピール。
3分でスカッシュです。
Gダスティ・ローデスvs.ランディ・サベージ
試合開始前にデビアスが現れサファイアを買収した、という衝撃的などうでも良いニュースを告げる。
これが見所ですね。
試合は試合と呼べない程の空っぽで2分で終わりますから。
ひどすぎる試合。
Hハルク・ホーガンvs.アースクエイク
クエイクは力をアピールし、受けでは容易に倒れないので良い怪物相手になっていますね。
ボス・マンと協力して相手のセコンドを蹴散らす、という
ノー・コンテストになってもおかしくないシーンを途中で挟むという裏技で
試合は停滞せずそれなりのスピードで展開しました。
ホーガンですから最後はレッグ・ドロップで止めて良い気はしますが
テーブルへのボディ・スラムによるカウントアウトに変更したのが問題って訳でもない。
少し悪い試合。
IWWF王座戦、ケージ・マッチ:アルティメット・ウォーリアー(ch)vs.リック・ルード
一年前のような真のレスラーとして作り上げた試合ではないですが、その作り方自体は興味深いですね。
ウォーリアーに扉から入らせずにケージを乗り越えさせて
いきなりケージ上で殴りあい、打ち勝ってケージ攻撃、と
いつもの瞬殺劇ばりの飛ばしようです。
ウォーリアーが大袈裟な素振りでやられ、
(ウォーリアーがとてもピンチには見えない一因ですがちょっと表現的)、
その後ルードがケージ上からのシングル・アックスを2回も連発する形で展開。
(大安売りながら何て努力でしょう)
脱出狙い、ヒーナン絡みと続けてまとめあげました。
瞬殺劇に通じる単細胞スタイルがケージ・マッチで10分も見れると考えると結構楽しめるかもしれない。
真面目にやってちょびっとばかしのクオリティがつくよりかはね。
悪い試合。
(執筆日:4/27/11)
総評
ウォーリアー、ホーガン、サベージ揃ってこの内容はひどい。
タッグ王座戦は当時の意外な充実っぷりを語っているが1試合だけではね。
(執筆日:6/13/10)
DVD Rating:☆☆☆☆☆
注目試合の詳細
なし試合結果
@ロッカーズvs.パワー&グローリーAIC王座戦:ミスター・パーフェクト(ch)vs.ケリー・フォン・エリック(新チャンピオン!)
Bクイーン・シェリーvs.サファイア(不戦勝)
Cウォー・ロードvs.ティト・サンタナ
Dタッグ王座戦、3本勝負:デモリッション(ch)vs.ハート・ファウンデーション(2-1)
E(レフェリー:ビッグ・ボス・マン):バッド・ニュース・ブラウンvs.ジェイク・ロバーツ(DQ)
Fジム・ドゥガン、ニコライ・ヴォルコフvs.オリエンタル・エクスプレス
Gダスティ・ローデスvs.ランディ・サベージ
Hハルク・ホーガンvs.アースクエイク(カウントアウト)
IWWF王座戦、ケージ・マッチ:アルティメット・ウォーリアー(ch)vs.リック・ルード