TOPアメリカン・プロレスWWE 2025年 →WWE:Best of WWE PPV 2025 part.4

WWE:Best of WWE PLE 2025 part.4の分析


名勝負 女性世界王座戦:イヨ・スカイ(ch)vs.リア・リプリー(Evolution 7/13/2025)
好勝負 女性IC王座戦:ベッキー・リンチ(ch)vs.ベイリーvs.ライラ・ヴァルキリア(Evolution 7/13/2025)

@MITBラダー・マッチ:セス・ローリンズvs.アンドラードvs.エル・グランデ・アメリカ―ノvs.LAナイトvs.ペンタvs.ソロ・シコア(Money in the Bank 6/7/2025)
 それぞれ調和を持って調整しつつ
 自分の役回り、個性を持ってしっかり主張しています。

 中でもソロがヒールとして動きつつユーモアを見せて活き活きしていたのが印象的でしたね。

 一方でブックがビッグ・スポットと演出を詰め込み過ぎている為に
 そこに整合性を合わせた結果リアリティを失っている所はあります。

 それを犠牲にするだけの価値があると判断された
 ジェイコブ・ファトゥーのフェイス・ターン。
 人気上がってきているもののもう少し見せ方は良くする必要あるかなという印象。
 トップ・スポットを浴びる経験はMLWで既にしている中でここからどう伸びてくるか要注目ですね。

 好勝負に届かずも中々良い試合。

Aコーディ・ローデス、ジェイ・ウーソvs.ジョン・シナ、ローガン・ポール(Money in the Bank 6/7/2025)
 シナは顔に出さないものの観客の反応を気にする素振りで
 コーディとのマッチアップも深入りを避けるヘタレっぷり。

 ローガンも楽しんでコテコテのヒール・タッグを見せます。

 シナがまた攻守比率を調整している感がありますね。
 通常放送で試合をせずPLE毎だからこそスタイルの変化が興味深い。
 なんだかんだいって一番最後はヒールではない形で終わる確定路線の中、
 そこまで見据えた試行錯誤、トライ&エラーが見えます。

 アジテーションに振った見せ方。
 それに寄せた試合運び自体は平々凡々で
 タッチできるか出来ないかの焦らしも名タッグのそれと比べると弱いですが
 仲間割れからのトップ・スターの攻防はやっぱり見栄えします。

 ローガンがドローンを持った状態で技を食らうカメラ演出はおぉ、となったし、
 セミが実質メインでしょ、と思いながら見始めた割に
 実績席などの演出でやっぱりこちらがメインだとなる華があります。
 
 最後にリアル解雇されたはずのトゥルース乱入というサプライズもあり良かったですね。

 平均より少し上。
 (執筆日:6/?/25)

B統一WWE王座戦:ジョン・シナ(ch)vs.CMパンク(Night of Champions 6/28/2025)
 サウジアラビア興行ということで観客は大きなチャントでお出迎え。
 好き勝手にチャントし始めますが、
 シナは適度な距離感を保って調整していますね。

 シナの獰猛性に対しパンクが良い受けで応じます。

 伝説の一戦に比べると攻防の緊張感は弱いものの
 この2人のあるべきバランス感は保たれていますね。
 必殺技の攻防も鉄板です。

 ただシナがヒールになったものの
 RRとECでこの絡みは既にやっており、
 そこでも一定の成功を収めていた中で
 新しいものを見せれたかというと無かった印象。

 シナがベルトを持つもレフェリーが見ているので自主的にやめたり
 MITB保持者のセスが絡んできたりと
 今後に向けたストーリーの伏線をばら撒く繋ぎの試合でしたね。

 とはいえ楽しい試合でサウジの観客も十分に満足でしょう。

 平均的な良試合。

C女性IC王座戦:ベッキー・リンチ(ch)vs.ベイリーvs.ライラ・ヴァルキリア(Evolution 7/13/2025)
 こずらい立ち回りとストレートなハード・ヒット。

 3人目は場外にフェード・アウトしつつ
 うまい塩梅で戻って絡むので3ウェイの面白さもありますね。

 ライラも良い仕事ながら
 やはりベイリーvs.ベッキーが頭一つ抜けて良いですね。
 
 ベッキーが強者として支配者になり、
 ベイリーは共感性を帯びる受けっぷりと見得。

 好調な状態のまま終盤も見応えのある攻防を展開しました。
 普通の興行ならショーをスティールしてしまうような内容でした。

 文句なしに好勝負。

D女性世界王座戦:イヨ・スカイ(ch)vs.リア・リプリー(Evolution 7/13/2025)
 ベスト・レスラーのやりとり。
 それはムーブもそうだし仕草もそう。
 Evolutionのメインとしてまさに見せるべきものです。
 2人の試合であり、Evolutionメインとしても風格があります。

 攻防をどう紡いでいくか2人とも見えていて、
 それを流しではなく全力で行うので、非常にクオリティ高い。

 更にボリュームを増すため場外戦挟みますが、
 この時ラフ・モードに入ったリアの感情が素晴らしい。
 裏方の意図を試合の本物にしていきます。

 そして入場口の上からのイヨのビッグ・ダイブ。
 イヨの名物を見れた後、
 ここからより刺々しく、更に一段とハードになっていきます。

 最後は両者ダウンの所にナオミが現れキャッシュ・インで掠め取り。

 女子の試合として間違いなくWWEの歴史上最高のものを見せている中で、
 このエンディングはやや抵抗感もあり、決着後にして欲しかったなと思いますが、
 エピック・マッチであることに間違いありません。

 文句なしに名勝負。
 (執筆日:8/?/25)