TOPアメリカン・プロレスWWE 2023年 →WWE:WrestleMania 39 Sunday 4/2/23

WWE:WrestleMania 39 Sunday 4/2/23の分析


名勝負 IC王座戦:ギュンター(ch)vs.シェーマスvs.ドリュー・マッキンタイア(WrestleMania 39 Sunday 4/2/23)
好勝負 ユニバーサル王座&WWE王座戦:ローマン・レインズ(ch)vs.コーディ・ローズ(WrestleMania 39 Sunday 4/2/23)

@IC王座戦:ギュンター(ch)vs.シェーマスvs.ドリュー・マッキンタイア(WrestleMania 39 Sunday 4/2/23)
 打撃一発一発重みのあるぶつかり合い。
 これだけ大きい会場にも関わらずハード・ヒットが響き渡ります。

 時に形にならないくらい執拗さも混ぜながら
 期待通りのブル・ファイト。
 単純に見えて繊細な調整も利いており、
 そこはこれまでと同じく、シェーマスとマッキンの化学反応あってこそですし、
 ギュンターの上手さがあってこそ。

 3ウェイになろうとWMになろうと
 彼らの本質を変えずに数え歌の究極系を見せつけました。

 ぎりぎり名勝負。

Bユニバーサル王座&WWE王座戦:ローマン・レインズ(ch)vs.コーディ・ローズ(WrestleMania 39 Sunday 4/2/23)
 運命のフェイス・オフ。
 レインズは仕草、表情だけで魅せます。
 この舞台でそれだけでまず勝負する強心臓には惚れ惚れしますね。

 コーディは緩急を意識して動かすと共に
 受けで足をしっかり使っています。

 レインズの制圧がシーンとしては続きますが、
 コーディの丁寧な受け表現が光り積み重なります。

 ソロ介入やそれがバレての追放など
 演出の方は案外に手堅い構築をフォロー。
 
 試合時間設定が長めなので現代プロレス的には
 切り返し合いや変調がもう少し欲しいですが、
 一つ一つのスポットを精度高く、
 並列に、ではなく、積み重ねて盛り上げました。

 ウーソーズ乱入、サミ&ケヴィンによるウーソーズ一層を経て
 完全に決まった絵に辿り着くも最後は再びのソロ乱入により
 コーディがまさかの敗北。

 悲運の欠場からRR復帰&優勝、そして絶対王者にWMメインで挑戦。
 最後の演出も上手くコントロールされただとは思いますが、
 コーディ勝利だった時のカタルシスを想像してしまうと
 それはクオリティと別問題と頭では分かりつつ、一つ評価を落としちゃう感はありますね。
 
 ぎりぎり好勝負。

 (執筆日:4/?/23)
Rating:★★★☆☆