WWE:Clash at the Castle 9/3/22の分析
名勝負 | IC王座戦:ギュンター(ch)vs.シェーマス |
好勝負 | なし |
@ダメージ・コントロール(ベイリー、ダコタ・カイ、イヨ・スカイ)vs.アレクサ・ブリス、アスカ、ビアンカ・ブレア
AIC王座戦:ギュンター(ch)vs.シェーマス
セコンドが乱闘を繰り広げる中、
リング中央で身じろぎもせず睨み合う冒頭のシーンは最高に格好良かったですね。
そしてそこから始まるビッグ・スケールの殴り合い。
プロレスの中でのスケール感の作り方良く分かっていますね。
打撃にとことんこだわった序盤。
ペースをダウンする中で質量を下げずに展開します。
シンプルな部分で勝負している中で
繊細な調整がハード・ヒット以上に光ります。
シェーマスがここ最近キャリアのピークを迎えている中で、
その頂点となる内容を英国の観客の前で実現できる幸せ、
そしてそれを見守れる側の幸せ。
とんでもない試合でした。
ぎりぎり名勝負。
B女性王座戦:リヴ・モーガン(ch)vs.シェイナ・ベイズラー
Cエッジ、レイ・ミステリオvs.ジャッジメント・デイ(ダミアン・プリースト、フィン・ベイラー)
Dセス・ローリンズvs.マット・リドル
セスはロケットマンのオマージュ・コスで登場。
観客も大好きな入場曲のチャントをしたりと
序盤は試合の攻防自体に集中し切れていない所も一部ではありましたが、
アピール力とハード・スポットで試合の軸を定めると
両者の良さを重ね合わせていきます。
オートン・ネタの後に椅子を絡めたりと
このポジションの試合にもちょっとした演出を加えていたのは好感が持てます。
好勝負に少し届かず。
EWWE &ユニバーサル王座戦:ローマン・レインズ(ch)vs.ドリュー・マッキンタイア
観客がボルテージを自然に高めるのを待って
じっくり目の構築となっていますね。
観客席の中にいるキャリオン・クロスが飲み物を投げつけたりと不穏な振りもあります。
打撃ベースに試合運び。
重みがあり重厚感がありますが、
同種の攻めで揃えているので、大きな変調がないのは物足りないですね。
的確に方向性は良い方向に向けながら
バリケード・スピアーなど
因縁の対決としてこれまでのスポットをなぞらえ、新しい一頁へ。
セオリーのキャッシュ・インに始まり
エンターテイメントな見せ場が盛り込まれました。
まだ帝国を終焉させず、シンデレラ・ストーリーも未完にするのはありだと思いますが、
それにしては無駄に試合時間が長い気がします。
ミス・リードは時に効果的なので意図的に使うのは良いのですが、
所詮ミス・リードなので、やり過ぎてはいけませんね。
好勝負に届かずも中々良い試合。
試合後タイソン・フューリーがレインズに素直にベルトを授与。
その後マッキンを称え一緒に歌唱しハウス・ショーっぽい〆。
(執筆日:10/?/22)
Rating:★★★☆☆
注目試合の詳細
なし試合結果
@ダメージ・コントロール(ベイリー、ダコタ・カイ、イヨ・スカイ)vs.アレクサ・ブリス、アスカ、ビアンカ・ブレアAIC王座戦:ギュンター(ch)vs.シェーマス
B女性王座戦:リヴ・モーガン(ch)vs.シェイナ・ベイズラー
Cエッジ、レイ・ミステリオvs.ジャッジメント・デイ(ダミアン・プリースト、フィン・ベイラー)
Dセス・ローリンズvs.マット・リドル
EWWE &ユニバーサル王座戦:ローマン・レインズ(ch)vs.ドリュー・マッキンタイア