WWE：Hell in a Cell 6/5/22の分析
| 名勝負 | なし |
| 好勝負 | Raw女性王座戦：ビアンカ・ブレア(ch)vs.アスカvs.ベッキー・リンチ ヘル・イン・ア・セル：コーディ・ローデスvs.セス・ローリンズ |
①Raw女性王座戦：ビアンカ・ブレア(ch)vs.アスカvs.ベッキー・リンチ
ベッキーが一人ヒールですが、
その構図に甘んじず
3人の得意技を早い段階から織り込み攻守どんどん入れ替えていきます。
3人の絡め方が適正でそこで盛り上がりつつ、
シングルでも見応えあるので、落ちるシーンがなく密度を持った試合になっていますね。
ブレアは技自体が力強いだけでなく、その前後の所作も素晴らしく、
今まで以上に魅力的なレスラーになりましたね。
ベッキーの表情、ストーリー・テリングも素晴らしい。
気づいて出来るが故に前振り拾い過ぎて
後半は少しアクションに目が行き過ぎているきらいはあるものの
オープニングからショーをスティールし得る試合を披露しました。
ぎりぎり好勝負。
②ハンディキャップ・マッチ：ボビー・ラシュリーvs.オモス、MVP
③ケヴィン・オーウェンスvs.エゼキエル
④ジャッジメント・デイ(エッジ、ダミアン・プリースト、リア・リプリー)vs.AJスタイルズ、フィン・ベイラー、リヴ・モーガン
⑤ノー・ホールズ・バード：マッドキャップ・モスvs.ハッピー・コービン
⑥US王座戦：セオリー(ch)vs.ムスタファ・アリ
⑦ヘル・イン・ア・セル：コーディ・ローデスvs.セス・ローリンズ
セスはダスティ・ローデスの黒歴史、水玉コスチュームで登場。
コーディは直前に胸筋を断裂。
付近が黒く変色している状況で、
序盤の演舞もリズムにのれず、かなり無理をしていますね。
しかし凶器をふんだんに使える形式なのでそこでカバー。
受け身も限られるコーディに対し、
セスは負傷個所を狙う展開を加えつつ、
その実上手く負荷を散らしてコーディを気遣っていますね。
WWEとは違うNWA-WCW源流の凶器のエッセンスもにくらしく、
コーディが考える、コーディだからこそ出来る試合として
一定以上のクオリティを満たしてきました。
このまま何とか好勝負に落ち着くかという所を
最後コーディが胸筋の痛みを試合に織り込み、
虚実織り交ぜてクライマックスでドラマをもう一段階
膨らませた所には脱帽しました。
このコンディションでこのパフォーマンスはとんでもなかったですね。
これで一度欠場に入っても間違いなくWWEでの地位は築けるであろう出来でした。
お見事。
文句なしに好勝負。
(執筆日：6/?/22)
DVD Rating：★☆☆☆☆
注目試合の詳細
なし試合結果
①Raw女性王座戦：ビアンカ・ブレア(ch)vs.アスカvs.ベッキー・リンチ②ハンディキャップ・マッチ：ボビー・ラシュリーvs.オモス、MVP
③ケヴィン・オーウェンスvs.エゼキエル
④ジャッジメント・デイ(エッジ、ダミアン・プリースト、リア・リプリー)vs.AJスタイルズ、フィン・ベイラー、リヴ・モーガン
⑤ノー・ホールズ・バード：マッドキャップ・モスvs.ハッピー・コービン
⑥US王座戦：セオリー(ch)vs.ムスタファ・アリ
⑦ヘル・イン・ア・セル：コーディ・ローデスvs.セス・ローリンズ