WWE：Survivor Series 11/26/22の分析
| 名勝負 | なし |
| 好勝負 | US王座戦：セス・ローリンズ(ch)vs.ラシュリーvs.オースチン・セオリー ウォー・ゲームス：ブラッドライン(ローマン・レインズ、サミ・ゼイン、ジェイ・ウーソ、ジミー・ウーソ、ソロ・シコア)vs.ドリュー・マッキンタイア、ケヴィン・オーウェンス、ブローリング・ブルーツ(シェーマス、リッジ・ホーランド、ブッチ) |
①ウォー・ゲームス：アレクサ・ブリス、アスカ、ベッキー・リンチ、ビアンカ・ブレア、ミア・イムvs.ベイリー、ダコタ・カイ、イヨ・スカイ、ニッキー・クロス、リア・リプリー
ビアンカとダコタでスタート。
ダコタも動き頑張って見栄えが良いですね。
ヒールから加わる順番も定番なのでわかりやすさがあります。
凶器も混ぜ込んでハードにやるので頑張りも際立ちます。
連携技もチャレンジして意気込みも良いですね。
しかし如何せん男性と比べてしまうと
技の絶対値のインパクトとか
表現レベルの平均値で劣る所は感じます。
ダメージ・コントロールはチームで動けているもののまだ点の部分もチラホラ見られましたね。
クオリティとしては伸び切らない所がありつつも
ベッキー、ビアンカのスター力とケージ上からのビッグ・スポットでしっかり魅せ切って〆。
好勝負に届かずも中々良い試合でした。
②US王座戦：セス・ローリンズ(ch)vs.ラシュリーvs.オースチン・セオリー
ラシュリーは力強く格好つけつつも
デフォルメでアクションを丸めません。
これが今のラシュリーの境地ですね。
セオリーはやられっぷり良くしつつも
ヘタレまではいかないシリアス寄りの
キャラ・チェンジをHHH政権下ではしていますが、
この微妙な塩梅を上手く行っていますね。
場の起点作りも上手かった。
セスが引けるからセオリーも安心して今のキャラを貫けますね。
三人の需実ぶりが等しく感じられた内容です。
ぎりぎり好勝負。
③ウォー・ゲームス：ブラッドライン(ローマン・レインズ、サミ・ゼイン、ジェイ・ウーソ、ジミー・ウーソ、ソロ・シコア)vs.ドリュー・マッキンタイア、ケヴィン・オーウェンス、ブローリング・ブルーツ(シェーマス、リッジ・ホーランド、ブッチ)
ジェイが動かずに魅せ、一方のブッチは気迫剥き出し。
対比的な見せ方で面白かったですね。
フェイス側が先行する順番なので、
ドラマとしてはフックの弱さもありますが、
そこはブラッドライン内の内紛リスクや
オーウェンスとサミの遺恨によって下支え。
オーウェンスは中心人物に据えられていたことを考慮しても
そのストーリー・テリングっぷりは見事でした。
ヒール側ではシコアが良かったですね。
ムーブではなくドラマ推しだった所に
分かりやすいパワフル・ムーブが加わってギア・チェンジが出来ました。
レインズ加わって全員揃うとWar games beginsのアナウンス。
この時の盛り上がりは素晴らしかったですね。
この高鳴りはスター・パワーと演出力のなせる技で歴史ある団体の底力を感じました。
最後はジェイとサミのストーリーにオチをつけて〆。
ストーリーの過程にある試合として最大のスケール感ではなかったものの
これからのストーリーがまた楽しくなる素晴らしい試合でした。
ぎりぎり好勝負。
(執筆日：11/?/22)
Rating：★★★☆☆