WWE:Summerslam 8/21/21の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | エッジvs.セス・ローリンズ |
@タッグ王座戦:AJスタイルズ、オモス(ch)vs.リドル、ランディ・オートン
Aアレクサ・ブリスvs.エヴァ・マリー
BUS王座戦:シェーマス(ch)vs.ダミアン・プリースト
CSDタッグ王座戦:ウーソーズ(ch)vs.ミステリオス
DSD女性王座戦:ビアンカ・ブレア(ch)vs.ベッキー・リンチ
Eドリュー・マッキンタイアvs.ジンダー・マハル
FRaw女性王座戦:ニッキーASH(ch)vs.リア・リプリーvs.シャーロット・フレアー
Gエッジvs.セス・ローリンズ
最初はセスが思惑外れる展開。
実際のやり方、合わせ方はもどかしく、もたつきが見られます。
セスがエッジを背面の鉄柱にぶつけてから首攻め。
ここから一気に惹きこみましたね。
実態性が少し弱くても仮想的な受けの表現とセスの煽り力で十分に補いました。
エッジが反撃の狼煙として雪崩式コーナー上に立った状態からネック・ブリーカー。
凄い試合をしてやる、と意気込みを感じる一発でした。
ここからは見事に相互の理解が深い攻防。
迫力あるスポットも先ほどの一発に終わらず、
エッジがエプロンのセスにスピアーを決め、まとめて場外転落などなど。
エッジはスポットの余韻の演出が上手く、
セスの受け身も冴え渡っています。
最後のフィニッシュも良かったですね。
エッジは怪我する前の2002年頃までが躍動感あふれる好勝負製造機で、
その後スキャンダルを逆に利用してスパスタとして大勢しつつも好勝負の数は減っていたのですが、
復帰後は名勝負に焦点を合わせた試合作りが出来ていますね。
この試合も一部減点でランクアウトはしましたが、質感は名勝負のそれでした。
レスラー人生何が起こるか分からないものですね。
ぎりぎり好勝負。
HWWE王座戦:ボビー・ラシュリー(ch)vs.ゴールドバーグ
Iユニバーサル王座戦:ローマン・レインズ(ch)vs.ジョン・シナ
昨年はファイヤーフライ・ファン・ハウス・マッチのみだったので、
シナの王座戦が見られるとは思ってもみませんでしたね。
シナとレインズ。
ビッグ・スーパースターの対決を
1ムーブ1ムーブ余韻を楽しませる出だし。
シナの体に厚みがなくなっていて
独特のダウン・スタイルに入るまでの過程が弱いものの
そこは覚醒したレインズの煽り力で補います。
今回は言葉での投げかけも多めに行っていましたね。
攻守入れ替えを最小限にしていて、
ペースラインが鈍いのは事実ですが、
その中での工夫は光るものがあります。
終盤も実況席や雪崩式という単純明快、大味な組み立てで
USオープン・チャレンジ時代の多彩な技使いは見られませんでしたね。
技の多さが良し悪しではないものの
シナのコンディションとしては中ぐらい。
エッジが見せているような最高の試合には仕上がりませんでしたが、
それでもSummerSlamのメインとして個人的には十分に堪能させてもらいました。
好勝負に少し届かず。
試合後レスナーが登場しレインズへの挑戦表明。
(執筆日:8/?/21)
DVD Rating:★★★☆☆
注目試合の詳細
なし試合結果
@タッグ王座戦:AJスタイルズ、オモス(ch)vs.リドル、ランディ・オートン(新チャンピオン!)Aアレクサ・ブリスvs.エヴァ・マリー
BUS王座戦:シェーマス(ch)vs.ダミアン・プリースト(新チャンピオン!)
CSDタッグ王座戦:ウーソーズ(ch)vs.ミステリオス
DSD女性王座戦:ビアンカ・ブレア(ch)vs.ベッキー・リンチ(新チャンピオン!)
Eドリュー・マッキンタイアvs.ジンダー・マハル
FRaw女性王座戦:ニッキーASH(ch)vs.リア・リプリーvs.シャーロット・フレアー(新チャンピオン!)
Gエッジvs.セス・ローリンズ
HWWE王座戦:ボビー・ラシュリー(ch)vs.ゴールドバーグ
Iユニバーサル王座戦:ローマン・レインズ(ch)vs.ジョン・シナ