TOPアメリカン・プロレスWWE 2020年 →WWE:NXT TakeOver XXX 8/22/20

WWE:NXT TakeOver XXX 8/22/20の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

@フィン・ベイラーvs.ティモシー・サッチャー

Aノース・アメリカン王座戦、ラダー・マッチ:ダミアン・プリースト(新チャンピオン!)vs.ブロンソン・リードvs.キャメロン・グライムスvs.ジョニー・ガルガーノvs.ヴェルヴェティーン・ドリーム
 ラダー持ってる2人を倒してセントーンで押しつぶしたりと
 小気味良くアクションを重ねていきますね。
 
 予選でも存在感を発揮したリードが一番輝いていましたね。
 
 グライムスは道化がかった色づけのキャラを見せていましたが、
 このキャラだとどうしてもガルガーノ辺りと比べると
 ネタ・キャラとして下位に位置づけされてしまうのが歯がゆいですね。

 ドリームは不祥事に対して証拠不足、とお咎めなしで出してきた割に存在感不足。
 これなら性急に復帰させる必要もなかったのでは。
 4ウェイの方が試合としては締まったでしょうからね。

 実際アイディア量の豊富さは目を見張るものの
 特にキャンディス乱入からの終盤は
 無理やり積み上げて間延びしていました。
 中盤はばら撒いていて良いけれども
 終盤はしっかり畳んで寄り道しないで欲しかったですね。

 好勝負に少し届かず。

Bアダム・コールvs.パット・マカフィー
 元NFLのトップ・スター、マカフィー。
 引退しての転向なので
 NBAのロッドマン等とは違うといっても
 同じくNFLのスティーブ・マクマイケルは微妙でしたからね。

 余り期待値は高くなかったのですが、
 オフにはコメディアンもやっていた経歴故か
 口は達者で、キャラも立っています。

 キャリアが浅いとアクションに一杯一杯になりがちな中で
 身振り仕草にも気を払えているのは素晴らしい。

 アクションも身体能力高く、
 場外の群れにコーナー上からスワントーンを決めたり
 跳躍してコーナー上のコールを捕まえるとスーパープレックスを決めたり、
 受けも相手に技の制限をそこまで与えず
 最後はしっかりカナディアン・デストロイヤーを受けたりとお見事。

 10年前にIWA-ECで1試合したようですが、実質デビュー戦。
 キャラを見せるべきポイントの見極めは甘いし、
 試合をどう組み立てるかはこれから学んでいく必要はありますが、
 デビュー戦でこれは驚異的なパフォーマンスです。

 後は何でもできる中で技セットを整えたいですね。

 NFLに疎くて、パンターということが分かっていない者からすると
 必殺技がパント・キックというのはしっくりこなくて
 勝手なイメージでパウンスやスピアーの方が良いのでは、と思ってしまいますが、
 NFLが絶大なる人気を誇るUS本土では
 そのままパント・キックをフィニッシャーにするのもありなのでしょう。

 説得力を増そうとすると精度を高めないと危険な技ですが、
 拳の打ち方も上手いし普通に対応できてしまうかもですね。

 パットの話ばかりでしたが、コールも良い仕事しました。
 一部強引でしたが、攻防をリードし綺麗にまとめています。

 ダメージ表現に寄せましたが、
 パットの身体能力を考えるともう少しダメージ度軽めにして
 場を動かしても面白かったかもしれませんね。

 平均的な良試合。

CNXT女子王座戦:イオ・シライ(ch)vs.ダコタ・カイ
DNXT王座戦:キース・リー(ch)vs.キャリオン・クロス(新チャンピオン!)
 (執筆日:7/?/20)
DVD Rating:★☆☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@フィン・ベイラーvs.ティモシー・サッチャー
Aノース・アメリカン王座戦、ラダー・マッチ:ダミアン・プリースト(新チャンピオン!)vs.ブロンソン・リードvs.キャメロン・グライムスvs.ジョニー・ガルガーノvs.ヴェルヴェティーン・ドリーム
Bアダム・コールvs.パット・マカフィー
CNXT女子王座戦:イオ・シライ(ch)vs.ダコタ・カイ
DNXT王座戦:キース・リー(ch)vs.キャリオン・クロス(新チャンピオン!)