TOPアメリカン・プロレスWWE 2018年 →WWE:TLC 12/16/18

WWE:TLC 12/16/18の分析


名勝負 WWE王座戦:ダニエル・ブライアン(ch)vs.AJスタイルズ
好勝負 SD女子王座戦、TLCマッチ:ベッキー・リンチ(ch)vs.アスカvs.シャーロット

@プレ・ショー、クルーザー級王座戦:バディ・マーフィー(ch)vs.セドリック・アレキサンダー
 手馴れたやり取り。
 リング際、場外での攻防で惹きつけます。
 プレ・ショーの初戦で
 まだ空気が出来上がっていない中で基本に忠実過ぎるか。
 まだ観客がついてきていない印象が少しある。
 ちょっとはみ出す勇気が欲しかった。
 やっていることは間違いないんですけどね。
 少し長く間を取るとか、観客に直接アピールするとか。
 クオリティ自体は非常に高く、
 205 Liveの安定感を再認識させる。
 好勝負に届かずも中々良い試合。

Aプレ・ショー、ラダー・マッチ:エリアスvs.ラシュリー

@ミックスド・マッチ・チャレンジ決勝:Rトゥルース、カルメラvs.ジンダー・マハル、アリシア・フォックス
ASDタッグ王座戦:ザ・バー(ch)vs.ウーソーズ、ニュー・デイ
BTLCマッチ:ブラウン・ストロウマンvs.バーロン・コービン
Cテーブルズ・マッチ:ナタリアvs.ルビー・ライオット
Dフィン・ベイラーvs.ドリュー・マッキンタイア
Eチェアーズ・マッチ:レイ・ミステリオvs.ランディ・オートン
FRaw女子王座戦:ロンダ・ロージー(ch)vs.ニア・ジャックス

GWWE王座戦:ダニエル・ブライアン(ch)vs.AJスタイルズ
 韻と一進一退。
 ブライアンは小賢しさを表立って敢えて出さず、
 観客を見ずにじっくりと間で魅せる。
 空間、技の組み合わせが一級品ですね。
 ROH絶対王者時を思い起こさせるオールド・スクール。
 WWE入りしてからのAJはまたこれに呼吸が合う。
 絶妙のコントロール加減で、
 相手に強制することなく、誘導し・理解され、すっ、と落とし込まれる。
 見えているものが違いますね。
 試合としてはスケール感がそこまで大きくはないけれど
 細かくプロレス論が行き届いていて惹きつけて離さない。
 ブライアンが脳震盪を経てまた進化しましたね。
 脚攻めからサブミッション合戦を終盤に展開し、
 最後はミスター・スモールパッケージの妙技を披露。
 見事な試合でした。
 ぎりぎり名勝負。

HIC王座戦:セス・ローリンズ(ch)vs.ディーン・アンブローズ

ISD女子王座戦、TLCマッチ:ベッキー・リンチ(ch)vs.アスカvs.シャーロット
 アスカの打撃が切れ味鋭く、受け手の受け身も良いので、
 一気にストライカー・ポジションを確立。
 ベッキーはブロウラーとして振る舞い、
 シャーロットフはフォール・アウェイ・スラムからのアピール一発でエースとして認識させます。
 最高の滑り出し。
 ラダーが少し女子には重く扱いに困っていたものの
 基本的にはハードコア要素もしっかり行い、
 テーブル葬、ラダー上からの実況席葬まで完工。
 ここで過激にやりつつも凶器一辺倒にならず
 レスラー自身に焦点を戻したのがシャーロット。
 バーサーカー・モードで一波乱加え、
 根底にあるそれぞれの心根に焦点を戻しました。
 最後はロンダの乱入でしたが、
 下手に彼女らだけで決着をつけるよりは形になる。
 文句なしに好勝負。

 (執筆日:12/?/18)
DVD Rating:★★★★☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@プレ・ショー、クルーザー級王座戦:バディ・マーフィー(ch)vs.セドリック・アレキサンダー
Aプレ・ショー、ラダー・マッチ:エリアスvs.ラシュリー
@ミックスド・マッチ・チャレンジ決勝:Rトゥルース、カルメラ(優勝!)vs.ジンダー・マハル、アリシア・フォックス
ASDタッグ王座戦:ザ・バー(ch)vs.ウーソーズ、ニュー・デイ
BTLCマッチ:ブラウン・ストロウマンvs.バーロン・コービン
Cテーブルズ・マッチ:ナタリアvs.ルビー・ライオット
Dフィン・ベイラーvs.ドリュー・マッキンタイア
Eチェアーズ・マッチ:レイ・ミステリオvs.ランディ・オートン
FRaw女子王座戦:ロンダ・ロージー(ch)vs.ニア・ジャックス
GWWE王座戦:ダニエル・ブライアン(ch)vs.AJスタイルズ
HIC王座戦:セス・ローリンズ(ch)vs.ディーン・アンブローズ(新チャンピオン!)
ISD女子王座戦、TLCマッチ:ベッキー・リンチ(ch)vs.アスカ(新チャンピオン!)vs.シャーロット