WWE:Elimination Chamber 2/25/18の分析
| 名勝負 | なし |
| 好勝負 | なし |
①キックオフ･マッチ：グッド･ブラザーズvs.カーティス･アクセル、ボー･ダラス
①Raw女子王座戦、イリミネーション･チェンバー：アレクサ･ブリス(ch)vs.ベイリーvs.マンディ･ローズvs.ミッキー･ジェームスvs.ソニア･デヴィルvs.サーシャ･バンクス
まずはソニアvs.ベイリー。
ソニアのスタイルを出すために
手数をECの構築物に求めます。
いきなり出し惜しみなく使って良いのか、と心配はしますが
それを除けば非常に掴みとして成功しています。
3人目マンディ･ローズ。
マンディとソニアは同じチームなので
結託してベイリーをリンチ。
シチュエーションが明確だからこそ
次に参加するのが誰かが非常に重要で注目が集まります。
そして4人目としてベイリーのチームメイトであるサーシャ。
王座戦なのでシングルではありますが、
チーム･バトルの構図を持ってきたのは
構築手法として正解でしたね。
ECの構築物を頻繁に使うのも
最初は心配でしたが、女子は普通の技のインパクト･レベルが低いので
思ったより問題ありませんでした。
ミッキーが5番手で入り、最後がアレクサ。
だらだらせず脱落シーンで沸かせて
アレクサvs.サーシャ、ベイリーを終盤のカードに持ってきました。
ヒール王者としてはある意味美味しい絶体絶命の状況。
2人でアレクサをポッドの上に追い詰めるという印象的なシーンで
切り込ませたサーシャの裏切りはドラマチックでした。
そしてこのブックを最大に活かしたのは
サーシャとベイリーの感情の爆発です。
雪崩式技も多用し、ECの構築物を活かしたスポット以上の
リアルで迫力のある攻防を繰り広げました。
今年は初物へのチャレンジが目立つWWEのブッキングですが、
この試合も良く練られていて素晴らしかった。
また要所で顔を抜くカメラ･ワークも併せて褒めたいですね。
好勝負に少し届かず。
②タッグ王座戦：ザ･バー(ch)vs.タイタス･オニール、アポロ･クルーズ
③アスカvs.ニア･ジャックス
④マット･ハーディvs.ブレイ･ワイアット
⑤ユニバーサル王座#1コンテンダーズ･イリミネーション･チェンバー：ローマン･レインズvs.ザ･ミズvs.ジョン･シナvs.ブラウン･ストロウマンvs.セス･ローリンズvs.フィン･ベイラーvs.イアリアス
これも7人ということで初物ですが、
7人なのでミズvs.セスvs.フィンの3ウェイからスタート。
参加者追加形式の最初のシングルのマッチアップって
土台作りとして大切なのは自明です。
しかもこの3ウェイならミズが子悪党として逃げキャラでいきたい所ですが、
ECで逃げ場がないので中途半端な演出になります。
4人目がシナ。
前哨戦で激戦を繰り広げたセスと相対して期待感を高めますが、
得意技を軽い気持ちで扱った交錯にSAGE。
多人数要素は展開にはまったく見られず
点のスポットのみという状況です。
5人目レインズの後に6人目ストロウマン。
ここからストロウマン･ショー。
強設定過ぎて、ストロウマンも他の5人も得しない展開。
イアリアスのキャラ･ネタ含め
流れが繋がっていないシーンで間延びさせた後、
セス、レインズ、ストロウマンの3人が残ります。
意味ある場面もありましたが、
セスvs.レインズもまたガントレット･マッチのクオリティに及ばない。
最後のレインズのストロウマンを倒すための押し込み、
この連打だけはこの試合で唯一光る場面にしてプロレスとして評価できるところ。
他はエンターテイメントだがプロレスとしては低質。
過去最低クオリティのECマッチでした。
平均レベル。
（執筆日：2/?/18）
DVD Rating：★☆☆☆☆
注目試合の詳細
なし試合結果
①キックオフ･マッチ：グッド･ブラザーズvs.カーティス･アクセル、ボー･ダラス①Raw女子王座戦、イリミネーション･チェンバー：アレクサ･ブリス(ch)vs.ベイリーvs.マンディ･ローズvs.ミッキー･ジェームスvs.ソニア･デヴィルvs.サーシャ･バンクス
②タッグ王座戦：ザ･バー(ch)vs.タイタス･オニール、アポロ･クルーズ
③アスカvs.ニア･ジャックス
④マット･ハーディvs.ブレイ･ワイアット
⑤ユニバーサル王座#1コンテンダーズ･イリミネーション･チェンバー：ローマン･レインズvs.ザ･ミズvs.ジョン･シナvs.ブラウン･ストロウマンvs.セス･ローリンズvs.フィン･ベイラーvs.イアリアス