TOPアメリカン・プロレスWWE 2017年 →WWE:Wrestlemania 33 4/2/17

WWE:Wrestlemania 33 4/2/17の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

@キックオフ・マッチ、クルーザー級王座戦:ネヴィル(ch)vs.オースチン・エリーズ
Aキックオフ・マッチ、アンドレ・ザ・ジャイアント・メモリアル・バトル・ロイヤル
Bキックオフ・マッチ:ディーン・アンブローズvs.バーロン・コービン

@AJスタイルズvs.シェイン・マクマホン
AUS王座戦:クリス・ジェリコ(ch)vs.ケヴィン・オーウェンス
BRaw女子王座戦、4ウェイ・ダンス:ベイリー(ch)vs.ニア・ジャックス、サーシャ・バンクス、シャーロット・フレアー
・HoFセレモニー。トリはカート・アングル。
・ホストのニュー・デイがハーディーズの飛び入り参加を宣言。

Cタッグ王座戦、ラダー・マッチ:ザ・クラブ(ch)vs.SWAFTvs.セザーロ、シェーマスvs.ハーディ・ボーイズ
 ジェフの体が重いのが気になりますが、
 普通に前日のROHの熱戦が尾を引いているのではなかろうか。
 ともかくハーディーズの往年の連携技で序盤から盛り上がりました。
 SWAFTが続いてルールする番ですが、ラダーは不慣れなようでしたね。
 大舞台慣れしたセザーロ、シェーマスがフォローして立て直しました。
 ここでSWAFTを置いてけぼりにせず
 フォローしてひいき目で見させようとした意思は良いですね。
 最後は特大ラダーからのスワントーンで、そのままハッピーに終幕。
 前日のROHの過激っぷりを考えると
 4チームいながら簡潔にまとまっている感は否めませんが、
 試合の位置づけを考えるとそれぐらいのエンターテイメントで丁度良いのかも。
 好勝負に少し届かず。

Dジョン・シナ、ニッキー・ベラvs.ザ・ミズ、マリース

Eノン・サンクション・マッチ:セス・ローリンズvs.トリプルH
 見事な肉体で出てきたHHH。
 衰えると脚が追いつかなくなるものですが、
 乱戦を見事に展開させる受けっぷり、
 怪我から復帰のセスもまたそんなに悪くなっていないですね。
 攻防のチェーンを繰り広げますが、
 ストーリー性の高いこの試合においては
 若干置いてけぼり感も出ています。
 序盤は少なくともHHHが
 受け手よりも攻め手としてフォローしたかったですね。
 体を仕上げてきために年齢差以上に
 体格差を観るものが感じる結果になってしまっている。
 中盤はHHHの見事な脚殺し。
 引退させるというストーリーの言葉を
 迫真のものにする程の徹底振りで、
 なおかつ構成としても見事です。
 ただそれを下地に広がるかと思いきや
 思いのほか広がらなかったのは今のセスの限界ですね。
 HBKスタイルでやるならばもっと観客から反応を引き出さなければいけないし、
 キーとなる技を作らなければいけない。
 クライマックスも同じぺディグリーを必殺技とするだけに
 切り返しあいがどうしても他の攻防に比べて浮いている感がありました。
 中々良い試合止まり。

FWWE王座戦:ブレイ・ワイアット(ch)vs.ランディ・オートン

Gユニバーサル王座戦:ゴールドバーグ(ch)vs.ブロック・レスナー
 最初に間合いの攻防を作れなかったのは残念。
 レスナーがようやくジャーマン3連発を決めるも
 ゴールドバーグが即座に起き上がりスピアー。
 これはカメラが一度ゴールドバーグをフレーム・アウトしたのもあってインパクト大でした。
 これは熱狂せざるを得ないですね。
 その後も圧倒的な勢いと熱量で押し切ります。
 ジャーマン、F5、スピアー、ジャックハマー、
 技はそれだけしか使わないのに、使えないのに、
 アメリカン・モンスターの大味っぷりを開き直って思いっきりぶつけてきました。
 まさかゴールドバーグvs.スコット・スタイナーの一戦を思い出すとは思いませんでした。
 最後のF5に対してゴールドバーグがキックアウトして
 それぞれ必殺技を1回ずつ決め合ってたら最高で好勝負入りしてました。
 それがF5一発で終わってしまったのはレスナーに対する前2回の借りの返済であり、
 今後王座を持つレスナーの強さの保全でしょうか。
 WM33の意義を作り出した中々良い試合。

HSD女子王座戦:アレクサ・ブリス(ch)vs.ナオミvs.カルメラvs.ミッキー・ジェームスvs.ナタリアvs.ベッキー・リンチ

Iノー・ホールズ・バード:ローマン・レインズvs.アンダーテイカー
 レインズがテイカーをストライカーとして華を持たせると、
 テイカーもここは俺の庭だと声に出してアピール。
 テイカーは技を受けた直後は辛そうですが、
 WMのメインとあっていつも通りのプロ根性でしっかり反撃。
 レインズも基本的には受け手で作らないといけない、と
 強い意識を持って試合を作り上げています。
 実況席スピアーなど派手なスポットを盛り込んで後半戦。
 テイカーがダウン・モードになると、
 レインズも攻撃的に接して、テイカーを老体として扱います。
 敢えて現実を盛り込んできたこのストーリー・テリングは良し。
 ただ別段ヒールになるでもないので
 椅子を絡めてやり取りは少し不要かな。
 ここまでは概ね良い試合だったんですが、
 スーパーマン・パンチのカウンター・スポット・ミスから
 余りにひどいミスを連発。
 いくら老体扱いのストーリー上とはいえ
 テイカーがツームストンの体勢へ全然持ち上げられなかったのは
 正直みすぼらしいというしかありませんでした。
 終盤の攻防の乱れでランクを落とし、まあまあ良い試合程度。
 (執筆日:4/?/17)
DVD Rating:★☆☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@キックオフ・マッチ、クルーザー級王座戦:ネヴィル(ch)vs.オースチン・エリーズ
Aキックオフ・マッチ、アンドレ・ザ・ジャイアント・メモリアル・バトル・ロイヤル(勝者:モジョ・ロウリー)
Bキックオフ・マッチ:ディーン・アンブローズvs.バーロン・コービン
@AJスタイルズvs.シェイン・マクマホン
AUS王座戦:クリス・ジェリコ(ch)vs.ケヴィン・オーウェンス(新チャンピオン!)
BRaw女子王座戦、4ウェイ・ダンス:ベイリー(ch)vs.ニア・ジャックス、サーシャ・バンクス、シャーロット・フレアー
Cタッグ王座戦、ラダー・マッチ:ザ・クラブ(ch)vs.SWAFTvs.セザーロ、シェーマスvs.ハーディ・ボーイズ(新チャンピオン!)
Dジョン・シナ、ニッキー・ベラvs.ザ・ミズ、マリース
Eノン・サンクション・マッチ:セス・ローリンズvs.トリプルH
FWWE王座戦:ブレイ・ワイアット(ch)vs.ランディ・オートン(新チャンピオン!)
Gユニバーサル王座戦:ゴールドバーグ(ch)vs.ブロック・レスナー(新チャンピオン!)
HSD女子王座戦:アレクサ・ブリス(ch)vs.ナオミ(新チャンピオン!)vs.カルメラvs.ミッキー・ジェームスvs.ナタリアvs.ベッキー・リンチ
Iノー・ホールズ・バード:ローマン・レインズvs.アンダーテイカー