TOPアメリカン・プロレスWWE 2017年 →WWE:Royal Rumble 1/29/17

WWE:Royal Rumble 1/29/17の分析


名勝負 WWE王座戦:.AJスタイルズ(ch)vs.ジョン・シナ
好勝負 ユニバーサル王座戦、ノーDQ:ケヴィン・オーウェンス(ch)vs.ローマン・レインズ

@キックオフ・マッチ:ナオミ、ニッキー・ベラ、ベッキー・リンチvs.アレクサ・ブリス、ミッキー・ジェームス、ナタリア
Aキックオフ・マッチ、タッグ王座戦:セザーロ、シェーマス(ch)vs.ルーク・ギャロウズ、カール・アンダーソン(新チャンピオン!)
Bキックオフ・マッチ:ニア・ジャックスvs.サーシャ・バンクス

@女子王座戦:シャーロット(ch)vs.ベイリー

Aユニバーサル王座戦、ノーDQ:ケヴィン・オーウェンス(ch)vs.ローマン・レインズ
 ジェリコがケージに入る前に卑怯な不意打ち。
 レインズに反撃されて檻に閉じ込められると一転情けない姿、と
 まあ見事なエンターテナーっぷりですね。
 これで掴みは十分。
 試合はその勢いのまま非常にクオリティの高いハードコア・マッチに。
 オーウェンスに凶器を使わせれば間違いないですし、
 レインズの力強い拳は業界一で見事なスタイル・メイク。
 やはりデュガンのスーパー・パンチを受け継げるのはレインズしかいない。
 椅子トラップにテーブル、そしてジェリコが檻から差し入れたブラス・ナックル、と
 様々なスポットは観ていて退屈させません。
 一点、スポットへの一進一退の持っていき方が
 少し似通っているのだけが課題でしょうか。
 最後はストロウマンの乱入劇から決着。
 ぎりぎり好勝負です。

Bクルーザー級王座戦:リッチ・スワン(ch)vs.ネヴィル

CWWE王座戦:.AJスタイルズ(ch)vs.ジョン・シナ
 最小の打撃からダメージ設定を行えているので、
 その後のゆったりした間はダメージ表現よりも
 そこから何が起こるのだろうかという期待感、
 惹きつける作用を考慮して調整できている。
 スタイルズ・クラッシュをリバース・スープレックスに返すかと思いきや
 そのまま上に押し上げてフェイス・バスターにしたり
 攻防にスピードとか鋭さ以外の
 妙技の部分が更に加わっています。
 シナがクローズライン前に筋肉の胎動で気合を表現したシーン。
 さっきレインズが見せた飛び切りの技能まで
 試合の中で取り込む深みっぷりに唖然。
 クライマックスもAJを信頼して投げっぱなし形にする等ハードなスポットの連続。
 気持ちと覚悟がのった上での必殺技の打ち合いに盛り上がらない訳 がありません。
 文句なしに名勝負。

Dロイヤル・ランブル
 キャスvs.ジェリコでスタート。
 キャスはスピードもあるし動きも大きいのに
 見せ方が悪いので軽く見えますね。
 適度に動ける面子を投入。
 モジョ・ロウリーは大舞台は初めての割に動きは悪くなかったですね。
 ギャラハーも傘を持っての登場で色物的扱いでしたが記憶に残りました。
 最初のポイントは7番手ストロウマン。
 リングを制圧します。
 最近、存在感が出てきただけにこれは良いですね。
 8番手に遺恨のあるゼインを持ってきたのもOK。
 9番手にショーですが、かなり動きが制限されていて
 正直もうバトル・ロイヤル以外の試合はできないかもしれないですね。
 11番手までは意図がしっかり見えて悪くない序盤です。
 ただストロウマンが13番手コービンが入ったタイミングで一斉攻撃を受けて脱落。
 これで中盤の筋がなくなり迷走。
 ジャイアント・スイングなど点の盛り上げはあるものの線がありません。
 それはスターが揃ってくる25番手になっても同様。
 26番手でレスナーが出てきますが、
 28番手ゴールドバーグに瞬殺されるので
 これまた彼が試合の根幹に関わることはなかった。
 29番手テイカー、30番手レインズと怒涛のラッシュは良いものの
 レスナー後から他の選手がずっとダウンしている状況は
 レジェンド祭り的な現状を象徴しているといっても良い。
 終わってみれば退屈ではないけれど
 ゴーバとテイカーが睨みあうエピック・モーメントぐらいかな、という印象に。
 平均的な良試合。

 (執筆日:1/?/17)
DVD Rating:★★★★☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@キックオフ・マッチ:ナオミ、ニッキー・ベラ、ベッキー・リンチvs.アレクサ・ブリス、ミッキー・ジェームス、ナタリア
Aキックオフ・マッチ、タッグ王座戦:セザーロ、シェーマス(ch)vs.ルーク・ギャロウズ、カール・アンダーソン(新チャンピオン!)
Bキックオフ・マッチ:ニア・ジャックスvs.サーシャ・バンクス
@女子王座戦:シャーロット(ch)vs.ベイリー
Aユニバーサル王座戦、ノーDQ:ケヴィン・オーウェンス(ch)vs.ローマン・レインズ
Bクルーザー級王座戦:リッチ・スワン(ch)vs.ネヴィル(新チャンピオン!)
CWWE王座戦:AJスタイルズ(ch)vs.ジョン・シナ(新チャンピオン!)
Dロイヤル・ランブル(優勝:ランディ・オートン!)