WWE:TLC 12/4/16の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | IC王座戦、ラダー・マッチ:ザ・ミズ(ch)vs.ドルフ・ジグラー WWE世界ヘビー級王座戦、TLCマッチ:AJスタイルズ(ch)vs.ディーン・アンブローズ |
@アメリカン・アルファ、アポロ・クルーズ、ハイプ・ブラザーズ
vs.カート・ホーキンス、アセンション、ヴォードヴィレインズ
Aタッグ王座戦:ライノ、ヒース・スレーター(ch)vs.ランディ・オートン、ブレイ・ワイアット
BノーDQ:ニッキー・ベラvs.カルメラ
CIC王座戦、ラダー・マッチ:ザ・ミズ(ch)vs.ドルフ・ジグラー
ラダー=最も過激な凶器という
現代的なプロレス感で臨みつつも
そうした際に陥りがちなスポット・フェスト寄りにならず
非常に丁寧に過程を描いているの点に好感が持てます。
場外に出てラダーをリングに入れて、
リングにラダーを立てて、登ってベルトを取る。
そのそれぞれの工程で丁寧に攻防を生み出して
どちらが勝つのかという鬩ぎあいを演出しました。
良くを言えば、序盤に抗争の表現が欲しかったですね。
抗争の最終決着戦ということでカットしたのだろうけれど
この試合単体で見た時にはその点が少し物足りない。
しかし、その点もそろそろ終わりかな、という頃合いで
混ぜ込まれたミズの脚攻めにより補われます。
試合構成の位置づけとしては改善の余地はあり、
前回の試合程の最上級のドラマ・メイクではなかったですが、
またも2人の株を上げる素晴らしい試合でしたね。
ぎりぎり好勝負。
Dチェアーズ・マッチ:バーロン・コービンvs.カリスト
E女子王座戦、テーブルズ・マッチ:アレクサ・ブリスvs.ベッキー・リンチ
FWWE世界ヘビー級王座戦、TLCマッチ:AJスタイルズ(ch)vs.ディーン・アンブローズ
会場を練り歩きながらAJをシバき倒す。
アンブローズの持ち味が出てきましたね。
リングに戻ればお返しとばかりにAJが凶器を使いながら甚振ります。
どちらも得意の技法で試合を運んでいるので高値安定。
ただ中盤が長ったらしいことは否めない。
ラダーを登ってベルトを取ることが勝利条件であることを考えると
ラダーを登ろうとする動きを少なくとも1回は挟んで変転させたい。
上質なラダー・マッチはCで見せるから多彩なスポット量を武器にするのも理解できるのですけどね。
ラダー上からのダイビング・エルボー・ドロップでの実況席葬後には
流石にラダーを登り始めます。
そこから切り返し合いで一気にチェンジ・ペースしたのは流石。
クライマックスの中では時の人、エルズワースが絡んで
メインらしい内容・ストーリー展開で演出しきりました。
ぎりぎり好勝負。
(執筆日:12/?/16)
DVD Rating:★☆☆☆☆
注目試合の詳細
なし試合結果
@アメリカン・アルファ、アポロ・クルーズ、ハイプ・ブラザーズvs.カート・ホーキンス、アセンション、ヴォードヴィレインズ
Aタッグ王座戦:ライノ、ヒース・スレーター(ch)vs.ランディ・オートン、ブレイ・ワイアット(新チャンピオン!)
BノーDQ:ニッキー・ベラvs.カルメラ
CIC王座戦、ラダー・マッチ:ザ・ミズ(ch)vs.ドルフ・ジグラー
Dチェアーズ・マッチ:バーロン・コービンvs.カリスト
E女子王座戦、テーブルズ・マッチ:アレクサ・ブリスvs.ベッキー・リンチ
FWWE世界ヘビー級王座戦、TLCマッチ:AJスタイルズ(ch)vs.ディーン・アンブローズ