TOPアメリカン・プロレスWWE 2016年 →WWE:No Mercy 10/9/16

WWE:No Mercy 10/9/16の分析


名勝負 キャリアvs.IC王座:ザ・ミズ(ch)vs.ドルフ・ジグラー
好勝負 なし

@キックオフ・マッチ:アメリカン・アルファvs.ヴォードヴィレインズ、ハイプ・ブラザーズ、アセンション

@WWE世界ヘビー級王座戦:AJスタイルズ(ch)vs.ジョン・シナvs.ディーン・アンブローズ
 全員必殺技狙いからクローズライン相打ち。
 序盤の3ウェイの見せ場は攻防のリアリティを落としている。
 この3人ならそういう見せ方でなくても良かったのでは。
 中盤は数珠で繋ごうとする意識がそれぞれ高くスムーズ。
 アンブローズがベビーフェイスとはいえ
 良い子ちゃんではないので停滞する結託フェイズもなく、
 目まぐるしく入れ替わるやり取りは面白いですね。
 図らずも選挙討論の関係で第1戦になりましたが、
 王座戦に求められる派手さも出し惜しみしていません。
 もうちょっと攻防の精度が高いと良いですけどね。
 両方のサブミッションでタップするも
 イリミネーション形式でないからタップしたAJ御咎めなしという
 筋書はかなり厳しいかな、という印象があります。
 普通だったらシングル対決で再開だよねぇ。
 好勝負に少し届かず。

Aニッキー・ベラvs.カルメラ
BSDタッグ王座戦:ヒース・スレーター、ライノ(ch)vs.ウーソーズ
Cバーロン・コービンvs.ジャック・スワガー

Dキャリアvs.IC王座:ザ・ミズ(ch)vs.ドルフ・ジグラー
 ミズがマリースと共にスパスタとして洗練されてきました。
 それは単純にWWEでいうところのスパスタではなく
 世間的な意味合いでのスパスタとして。オーラが出てきましたよ。
 キャリアを賭ける、という筋通り、
 ジグラーは追撃を積極的に仕掛ける押せ押せスタイル。
 それが淡泊に攻防作り押しする印象のあるジグラーの欠点を克服させ、
 非常に感情の伴った魅力的なプロレスに進化させました。
 ミズは相手の動きを止めた後の
 ストーリー語り、表情や仕草が素晴らしい。
 元々素材としては良かったんですが、
 これが本当の意味でプロレスのワークに
 反映出来てきたのはこの1年弱ではないでしょうか。
 ミズはサイドストーリーにあるブライアンとの遺恨も絡め盛り上げます。
 ロープの反動を使ったパワー・ボムを
 キーの技にしながら攻防を作り上げたり、
 脚攻めによる演出も絡めたりと重層感のある演出。
 クライマックスまで丁寧に描き切りました。
 想像をはるかに超えるドラマ・メイク。
 ぎりぎり名勝負。

Eナオミvs.アレクサ・ブリス
Fブレイ・ワイアットvs.ランディ・オートン
 (執筆日:10/?/16)
DVD Rating:★★☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果


@キックオフ・マッチ:アメリカン・アルファvs.ヴォードヴィレインズ、ハイプ・ブラザーズ、アセンション
@WWE世界ヘビー級王座戦:AJスタイルズ(ch)vs.ジョン・シナvs.ディーン・アンブローズ
Aニッキー・ベラvs.カルメラ
BSDタッグ王座戦:ヒース・スレーター、ライノ(ch)vs.ウーソーズ
Cバーロン・コービンvs.ジャック・スワガー
Dキャリアvs.IC王座:ザ・ミズ(ch)vs.ドルフ・ジグラー(新チャンピオン!)
Eナオミvs.アレクサ・ブリス
Fブレイ・ワイアットvs.ランディ・オートン