TOPアメリカン・プロレスWWE 2015年 →WWE:Summerslam 8/23/15

WWE:Summerslam 8/23/15の分析


名勝負 なし
好勝負 WWE世界ヘビー級、US王座戦:セス・ローリンズ(WWE WH ch)vs.ジョン・シナ(US ch)

アンダーテイカーvs.ブロック・レスナー

@シェーマスvs.ランディ・オートン
Aタッグ王座戦:プライム・タイム・プレイヤーズ(ch)vs.
ニュー・デイvs.ルチャ・ドラゴンズvs.ロス・マタドールス
Bルセフvs.ドルフ・ジグラー
Cステファン・アメル、ネヴィルvs.キング・バレット、スターダスト
DIC王座戦:ライバック(ch)vs.ザ・ミズ、ビッグ・ショー

Eローマン・レインズ、ディーン・アンブローズvs.ブレイ・ワイアット、ルーク・ハーパー
 レインズが変則的にアンブローズを援護し、
 レインズもアンブローズを立てる形。
 チームとして結束してる感の見せ方良いですね。
 ワイアッツも同じ土俵で反撃し、アンブローズを孤立させます。
 シャツを脱がして断崖式技を決め追い込んでいきます。
 これは良い盛り上げ方ですね。
 ただ控えのレインズはタッチ直前でなく、
 ある程度で戻り、アンブローズを鼓舞すべきでした。
 レインズがダウンするだけの理由づけはありましたが、
 孤立したアンブローズが断崖式技という上位技を食らってましたからね。
 観客のスリーピング・チャントは悪意以外の何物でもないですが、
 それでもすれ違い感を覚えるのも仕方ないと言える。
 終盤は合体技で良い攻防を見せました。
 最後のブーイングもあり得ない。
 レインズのリベンジがストーリーにある中で
 あの流れはストーリー・テリング上必然。
 観客に邪魔されたが素晴らしい試合でした。
 好勝負に少し届かず。

FWWE世界ヘビー級、US王座戦:セス・ローリンズ(WWE WH ch)vs.ジョン・シナ(US ch)
 浮き足がちな所を引き白持ったまま一進一退。
 セスのトペ3連発を加えるも重すぎず
 小さい切り返しのネタを活かして上手く緩急へと繋げます。
 終盤に向けてシナが得意の疲労感を表現。
 コーナー上に載せられる時の見せ方なんて良かったですね。
 大技のインパクトと付随する適切なインターバル。
 ロープ、コーナーでのアクセントも出来ていて
 終盤の攻防は対オーウェンスみたいに物量勝負になることなく
 しっかりと整理整頓、ストーリーを奏でていました。
セスのフロッグ・スプラッシュ、FU、
 シナの4の字など特別な試合にする仕掛けもありました。
 最後はステュワートが乱入してきて椅子攻撃で〆。
 ぎりぎりの鬩ぎあい故に決着ををこういう形で理由付するのはあり。
 しかしステュワートのどちらに椅子攻撃しようかという見せ方がチープすぎ。
 ナイナイのゴチになります、を髣髴とさせるレベル。
 ぎりぎり好勝負。

Gイリミネーション・マッチ:チームPCB vs.チームBAD vs.チーム・ベラ
Hケヴィン・オーウェンスvs.セザーロ

Iアンダーテイカーvs.ブロック・レスナー
 テイカーのコンディションは良好。
 レスナーの奇襲展開でそれを際立たせています。
 スタミナ自体は年相応に落ちている感ありますが、
 問題ない程度に動きを落とせるシーンを挟んでいます。
 序盤を終えてスープレックス・シティ・シーンに挑戦。
 体力を削られ過ぎなければ
 この思い切った戦略は正解ですね。
 コンパクトに抑えると同時にレスナーが流血。
 流血したレスナーの状況を示すのに
 ボクシング・シーンを使ったのはナイス・アイディア。
 その直度に再びのスープレックス・シティ。
 レスナーの化け物っぷりを表現する上手い展開でしたね。
 狂気の表情付もしっかりしている。
 レスナーが実況席へのF5。
 これの適切なダメージ表現としてカウント9でぎりぎりリングに戻り、
 その上でテイカー復権を信じさせる不意打ちチョーク・スラムからのツームストン。
 テイカーの苦しい戦いを見事に表現しています。
 そこからはF5乱発でやり過ぎ感はあるものの
 最後のフィニッシュ方法によるドラマは個人的に好き。
 タップしながらもプライドを捨てて
 ハプニングを勝利へと繋ぎに行ったテイカーと
 中指を立てながらタップせずに失神を選んだレスナー。
 今のテイカーの負の要素を素直に受け入れて
 ドラマに仕立てる、これはプロレスにしかできない見せ方ですね。
 ぎりぎり好勝負。

 (執筆日:8/?/13)
DVD Rating:★★★★☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@シェーマスvs.ランディ・オートン
Aタッグ王座戦:プライム・タイム・プレイヤーズ(ch)vs.ニュー・デイ(新チャンピオン!)vs.ルチャ・ドラゴンズvs.ロス・マタドールス
Bルセフvs.ドルフ・ジグラー(ダブル・リングアウト)
Cステファン・アメル、ネヴィルvs.キング・バレット、スターダスト
DIC王座戦:ライバック(ch)vs.ザ・ミズ、ビッグ・ショー
Eローマン・レインズ、ディーン・アンブローズvs.ブレイ・ワイアット、ルーク・ハーパー
FWWE世界ヘビー級、US王座戦:セス・ローリンズ(WWE WH ch)(新チャンピオン!)vs.ジョン・シナ(US ch)
Gイリミネーション・マッチ:チームPCB vs.チームBAD vs.チーム・ベラ
Hケヴィン・オーウェンスvs.セザーロ
Iアンダーテイカーvs.ブロック・レスナー