WWE:Japan Tour Day One 7/3/15の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | クリス・ジェリコvs.フィン・バロール |
@ネヴィルvs.コフィ・キングストン
(未観戦)
Aセザーロvs.キング・バレット
セザーロが日本を意識したキャッチ・レスリング。
バレットはすぐに打撃で切ったりして
物足りない試合運びながら
筋肉、長身のビジュアルは映えるものがありますね。
ハウス・ショー仕様ということで
ジャイアント・スイングからのシャープ・シューターでフィニッシュ。
もう少しクオリティを上げる余力は全然あったでしょうが、
2試合目ということを考えればこの程度が適当か。
平均レベル。
B#1コンテンダーズ・マッチ:ルチャ・ドラゴンズvs.ロス・マタドールズvs.ニュー・デイ
ルチャ・ドラゴンズの派手なスポットは
観客の目を捉えて離さないものがありますね。
特にカリストの動きは特別。
マタドールスは若干被るので
連続攻撃に完全にシフトした方が色分けがつく。
それぞれ十分に動きつつも
4コーナーズ・マッチならではの
タッチ・ルールで上手く複雑化ができている。
終盤の入り乱れた打ち合いも面白い。
平均的なか良試合。
Cトーキョー・ストリート・ファイト:ドルフ・ジグラーvs.ケイン
ジグラーはやはりこの程度が限界か。
ケインが年齢で相当がたがきていて
負荷がかからない試合運びを選んでいるとはいえ
それに沿うだけで試合を高める所作、形はめが全然できていません。
凶器で誤魔化す退屈な内容。
テーブル2脚目が出たことにサービス感を覚えるぐらい。
ひどい試合。
Dディーバズ王座戦:ニッキー・ベラ(ch)vs.タミーナ
タミーナはジャズの系譜に位置づけられるのでしょうが、
肝心の試合運びがワン・パターンなのがキツイ。
ニッキーも王者としての記憶に残るものを提示できず。
悪い試合。
Eクリス・ジェリコvs.フィン・バロール
日本式にじっくりとレスリング。
一進一退の作り方は見事ですね。
ジェリコは体がついていかない所もあるのですが、
それ込みでバロールに合わせていました。
バロールもジェリコの意図をしっかり読み取っていましたね。
終盤のギア・アップのスポットも幾つかあり、
試合の厚みが他と全然違う内容。
相変わらずジェリコが日本公演のショー・ストッパーですね。
ぎりぎり好勝負。
Fジョン・シナvs.ケヴィン・オーウェンス
シナのダウン・スタイルは余韻を利かせているし、
オーウェンスもシナに合わせて調整をしている。
そういう意味で前提状況は作れています。
中盤のオーウェンスの試合運びは
ムーブ後のアピールという基本的な組み合わせで悪くないものの
少々過剰で単調なイメージも受けるか。
終盤はヨシタニックを使うなど
PPVの派手な技の攻防とまったく引けを切らないものだったのには驚き。
まさかハウス・ショーでここまでのものが見られるとは思わなかったですね。
最後こそロー・ブローでの決着でしたが充実のメイン。
中々良い試合。
(執筆日:7/?/13)
DVD Rating:★★★☆☆
注目試合の詳細
なし試合結果
@ネヴィルvs.コフィ・キングストンAセザーロvs.キング・バレット
B#1コンテンダーズ・マッチ:ルチャ・ドラゴンズvs.ロス・マタドールズvs.ニュー・デイ
Cトーキョー・ストリート・ファイト:ドルフ・ジグラーvs.ケイン
Dディーバズ王座戦:ニッキー・ベラ(ch)vs.タミーナ
Eクリス・ジェリコvs.フィン・バロール
Fジョン・シナvs.ケヴィン・オーウェンス