TOPアメリカン・プロレスWWE 2015年 →WWE:NXT Takeover:Respect 10/7/15

WWE:NXT Takeover:Respect 10/7/15の分析


名勝負 なし
好勝負 NXT女子王座戦、30分アイアン・ウーマン・マッチ:ベイリー(ch)vs.サーシャ・バンクス

@DRTTC準決勝:フィン・ベイラー、サモアジョーvs.ザ・メカニックス
ADRTTC準決勝:バーロン・コービン、ライノvs.チャド・ゲイブル、ジェイソン・ジョーダン
BDRTTC決勝:フィン・ベイラー、サモアジョーvs.バーロン・コービン、ライノ

CNXT女子王座戦、30分アイアン・ウーマン・マッチ:ベイリー(ch)vs.サーシャ・バンクス
 序盤は丸め込みの応酬。
 他のホースウーメンに比べると
 身体性能でベイリーは飛びぬけた感がないので物足りないか。
 決して出来は悪くはないですけどね。
 フォーホースウーメンということでライバルっぽさを
 序盤垣間見させる演出も一、二ありましたが、
 本筋はフェイス/ヒールのダイナミズムだと分かっているようで
 そこに上手く展示させているし、
 ベイリーの王者ながら劣等感を感じさせる表情も良い。
 流れるような攻防とレフェリーを絡めたフィニッシュで
 サーシャが9分経過時に先取。
 構成として適切なストーリーです。
 ターン・バックルだけで次のターンの攻防を成立させ
 ベリー・トゥー・ベリー炸裂で1−1(11分)。
 持ち技の後は場外の環境を本来的威力で使い、リングアウト。
 試合の過激化として古典的正攻法ですが、
 女子の試合ではこれが大事。
 仕込か知りませんが、ベイリー・ガールが泣いている程
 ストーリーとしては直球且つ出来栄えや良し。
 理想的なヒールとしての高まりです。
 苛められたベイリーが抑え込んで追いつきます(18分)。
 ベイリーのアンダードッグ性を考えると
 3-1に引き離してより大きなダイナミズムと共に行っても良い展開ですが、
 後の内容を見ているとこれが試合時間に収まる限界。
 逆を言えばこの試合に1つ展開を単純足し算すれば
 余裕で30分試合を40分試合に出来るということ。
 素晴らしいですね。
 2-2に追いついての残り12分の使い方。
 腰、腕狙いサブミッションへの布石
 試合の重みを増す受け表現、
 鉄階段を活かしたアイディア、
 必要なものを十分量もれなく詰め込んでいる。
 そしてベリー・トゥー・ベリーのVer Upという単純明快なスポットと
 必殺技サブミッションでの締めで
 完璧なクライマックスで30分もの試合を締めくくりました。
 今年の女子最高試合は決まりか。
 文句なしに好勝負。
 (執筆日:10/?/15)

DVD Rating:★★☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@DRTTC準決勝:フィン・ベイラー、サモアジョーvs.ザ・メカニックス
ADRTTC準決勝:バーロン・コービン、ライノvs.チャド・ゲイブル、ジェイソン・ジョーダン
BDRTTC決勝:フィン・ベイラー、サモアジョー(優勝!)vs.バーロン・コービン、ライノ
CNXT女子王座戦、30分アイアン・ウーマン・マッチ:ベイリー(ch)vs.サーシャ・バンクス(3-2)