TOPアメリカン・プロレスWWE 2014年 →WWE:Royal Rumble 1/26/14

WWE:Royal Rumble 1/26/14の分析


名勝負 なし
好勝負 ダニエル・ブライアンvs.ブレイ・ワイアット

@タッグ王座戦、キック・オフ・マッチ:コーディ・ローデス、ゴールダスト(ch)vs.ニュー・エイジ・アウトロウズ
 王座移動。

@ダニエル・ブライアンvs.ブレイ・ワイアット
 ブライアンは打撃に対してYESに被せられても
 必要なタイミングでロープ・ワークに移りダイナミックさを生み出しています。
 YESの過剰ムーブメントをこの短期間で
 自分の手中に収めたのは見事というしかない。
 ワイアットは重心を低くして、派手な受身ではありませんが
 意外に良い受けを見せています。
 また細かい仕草と目線の見せ方は光るものがありました。
 WWEにおいてはこれが出来ると大きいですね。
 WWEを背負える可能性は十分にある。
 鉄階段に思いっきりぶつかったワイアットに対してブライアンが脚攻め。
 ブライアンの打撃の打ち込み方は良いですね。
 広角な打ち方は威力を十分に感じさせている。
 これなら体格の小ささがネックになることはありません。
 続いてはワイアットが腕攻めで仕返し。
 間の作り方はキャラを活かして意外に上手い。
 甚振る展開なので少々長ったらしい部分もある。
 ブライアンが少し動きをつけて補佐しても良かった。
 終盤の攻防も好調で、最後のトペを受け止めての
 シスター・アビゲイルからのフィニッシュは中でも見事。
 ワイアットが一気に注目のレスラーになってきました。
 文句なしに好勝負。

Aビッグ・ショーvs.ブロック・レスナー

BWWE世界ヘビー級王座戦:ランディ・オートン(ch)vs.ジョン・シナ
 オートンのリアクションがずれている。
 本来ならシナと相対するライバル性を演出しなければなりません。
 また攻めもオーソドックスもしくは唐突気味。
 そのせいではありませんが、
 観客も試合無視のひどいチャントで雰囲気、土台なんてあったものではありません。
 シナの反撃方法もおかしいですね。
 シナが定番のダウン・ベースに移っていきますが、
 オートンが何も印象に残らない攻めでクリックしない。
 観客の異常な反応にオートンがアピールで
 直接的な働きかけに転じ、空気感を戻しにいきますが、
 非常に退屈な内容であることは否めない。
 ということで続いての終盤においては魅力的な攻防。
 地位を確立したこの2人がする
 禁断の掟破りは非常に意味性を感じさせるものでした。
 しかしながらマイナスから0に戻したアドリブは買いますが、
 試合全体で見れば当然マイナスな訳で、とても評価はできません。
 悪くない試合。
 
試合後ブレイがシナにシスター・アビゲイル。

Cロイヤル・ランブル
 パンクvs.セスでスタート。
 めまぐるしく1分半にアクションを詰め込んできます。
 出だしは大事ですが、これは少々ハードルを上げすぎたかもしれません。
 サンドウ、コーディとキレの良いメンバーを続け、
 ケインというサプライズもあったので
 しばらくは決してクオリティも下がっていませんでした。
 しかしながらケインが次の選手まで待たずに脱落したりと
 重層的なシナリオが用意されてない上に
 アクションの統率も十分ではないようで
 下降線を辿るのに時間はかかりませんでした。
 シールド制圧やシェーマス復帰など
 それを起点に練り込めるポイントはあったと思うのですけどね。
 トリトの活躍シーンぐらいのものを
 個々にそれぞれ用意したいですね。
 注目のバティスタ復帰も
 因縁をつけていたデル・リオを簡単に始末して拍子抜け。
 ライバックとのパワー・ファイター対決もあっさり。
 クライマックスにおいて観客がダニエル・ブライアン・チャントを始める始末です。
 微妙なRR戦でした。
 平均より少し上。

総評
 オープニングが想像以上の激戦になっていますが、
 王座を1本に絞り価値がましたはずの王座戦及びRRが大外れ・・・。
 (執筆日:2/?/13)
DVD Rating:★☆☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@タッグ王座戦、キック・オフ・マッチ:コーディ・ローデス、ゴールダスト(ch)vs.ニュー・エイジ・アウトロウズ(新チャンピオン!)
@ダニエル・ブライアンvs.ブレイ・ワイアット
Aビッグ・ショーvs.ブロック・レスナー
BWWE世界ヘビー級王座戦:ランディ・オートン(ch)vs.ジョン・シナ
Cロイヤル・ランブル(優勝:バティスタ!)