TOPアメリカン・プロレスWWE 2014年 →WWE:Japan Tour Day One 7/10/14

WWE:Japan Tour Day One 7/10/14の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

@ドルフ・ジグラーvs.ザ・ミズ
Aコフィ・キングストン、ビッグE vs.ルーク・ハーパー、エリック・ローワン
 (間に合わず)

BNXT王座戦:エイドリアン・ネヴィル(ch)vs.サミ・ゼイン
 力強くロック・アップするものの
 もう少し軽妙に出だしは入っても良かったのでは。
 ネヴィルがやや遅れを取り、
 抑鬱的な振る舞いから不意打ち。
 腕に狙いをつけながら中盤を支配します。
 しかしここでもチャントを意識しすぎて乱れた印象を受けましたし、
 終盤の攻防のまとめ方も
 2人に格差をつけた中での試行錯誤で
 インディー時代を知る者からすると物足りない。
 悪くない試合です。

Cディーン・アンブローズ、ローマン・レインズvs.セス・ローリンズ、ケイン
 アンブローズが万国共通で通じる
 分かりやすい仕草で魅了します。
 セスもヘタレ・ヒールで織り上げます。
 一方でレインズは流れ作りが弱く、
 ポイントで強引に帳尻を合わせている感じです。
 その点、ケインは上手いという程のものではないが、
 やはりベテランで細かいリズムの変調などは流石。
 敢えてDQを絡めての勧善懲悪エンディングで
 前半戦をしっかり締めてきました。
 平均より少し上。

Dペイジvs.アリシア・フォックス
 ダンス対決か試合かを投票で選ぶものの
 ドラムロールの前に結果が映し出されていてお粗末。
 試合も同じ。
 アリシアのいなやかさ、セクシーさは目を見張るものがありましたが、
 全然試合運びにリズムがなく黒人特有の欠点を感じさせます。
 そしてペイジはというと蹴り一発から
 スコーピオン・クロス・レッグ・ロックでお仕事終了。
 手抜きすぎます。
 ひどい試合。

Eロブ・ヴァン・ダムvs.セザーロ
 安定感ある人気を誇るRVDを相手に
 セザーロが構成を意識しながら
 しっかり間を取って試合を作っていきます。
 スムーズな一進一退の中には
 ユニークな攻防も幾つも見られました。
 ジャイアント・スイングが出ないまま
 終わってもおかしくない、と思うほどでしたね。
 充実の内容。
 平均的な良試合。

FWWE世界ヘビー級王座戦:ジョン・シナ(ch)vs.ブレイ・ワイアット
 シナ特有のダウン・モード・スタイル。
 鉄階段やセコンドによるスパイスはついているものの
 やや一面的な一進一退になっていたことは否めません。
 それでも試合を進めるにつれ、なんだかんだいってまとめあげ、
 前半の膠着感も観客の中で程よい疲労感に変換してみせました。
 平均レベル。


総評
 NXT王座戦は物足りなかったものの
 総じて今のWWEの面白さが伝わってくる内容。
 最低限のクオリティも満たしつつ
 ハウス・ショーとしての雰囲気もあり普通に良かったですね。

 (執筆日:7/?/14)
DVD Rating:★★☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@ドルフ・ジグラーvs.ザ・ミズ
Aコフィ・キングストン、ビッグE vs.ルーク・ハーパー、エリック・ローワン
BNXT王座戦:エイドリアン・ネヴィル(ch)vs.サミ・ゼイン
Cディーン・アンブローズ、ローマン・レインズvs.セス・ローリンズ、ケイン(DQ)
Dペイジvs.アリシア・フォックス
Eロブ・ヴァン・ダムvs.セザーロ
FWWE世界ヘビー級王座戦:ジョン・シナ(ch)vs.ブレイ・ワイアット