WWE:Hell in a Cell 10/26/14の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | なし |
@キックオフ・マッチ:マーク・ヘンリーvs.ボー・ダラス
@IC王座戦、3本勝負:ドルフ・ジグラー(ch)vs.セザーロ
Aニッキー・ベラvs.ブリー・ベラ
Bタッグ王座戦:ゴールダスト、スターダスト(ch)vs.ウーソーズ
C#1コンテンダーズ・ヘル・イン・ア・セル:ランディ・オートンvs.ジョン・シナ
始まりの打撃スタイルの出だしは
ライバリティにのっかっているか疑問。
スピード感ある展開は非常に良いので
この前に土台作りを少しでも挟んで欲しかった。
小刻みの打撃の使い方、バックステップ、
場外でのテンポの維持など地味に技量が光る内容です。
中盤になり凶器として椅子を持ってきます。
シナのダウンと組み合わせてテンポをコントロール。
テンポを落としたところでセルへのこすりつけも交えたりと
非常に親和性を考えた構成ですね。
オートンの絶妙のアピールも加わり盛り上がります。
ただ全般的に地味な面もあります。
ここで流血し、その流血量で重みを増していくことが最適解ですが、
現状では許されていないのが残念でならない。
フライング・ショルダー・タックルの流れの中でカウンター・RKO。
RKOの価値を落とすも攻防のサプライズとしては面白い。
シナのシークエンス、スポットをベースに攻防を作り出しているが、
技の価値低下が目立ちますね。
終盤のボリューム作りにちょっと閉塞感があり残念。
中々良い試合。
DUS王座戦:シェーマス(ch)vs.ザ・ミズ
Eルセフvs.ビッグ・ショー
Fディーバズ王座戦:AJリー(ch)vs.ペイジ
Gヘル・イン・ア・セル:セス・ローリンズvs.ディーン・アンブローズ
アンブローズが試合前に凶器をぶちまけ
セルの上にあがるという狂いを見せます。
まさかのセル上でのファースト・コンタクトです。
ただマンカインドvs.テイカーの名シーンに挑戦するにしては
やや雰囲気感が足りない印象があります。
マーキュリー、ノーブルという小者を混ぜたのも助長している。
敢えて冒頭でやる必要があったか疑問です。
また、セル端からの落下ですが中途半端な高さで、
これを2人共担架にのせて運ばれるかも、という見せ方で
だらだら相当の時間を空けてしまうのは微妙。
ここまでをカットしゴングがなった所から試合を始めても成立しえている。
後半に関してはアピールと印象的なスポットを組み合わせ魅力的な試合運びを見せています。
ただスポット単発を上手く紡いでいるだけなので
シナvs.オートンとの描き分けということを考えても
もう少し柔軟に試合を構成したかったところです。
コンクリート・ブロックが出たところでブレイ・ワイアット乱入。
一部照明のみの中で決着するのは印象的ですし、
特段壊されるような試合構成ではなかったので個人的には普通にありでした。
中々良い試合ながら本来のポテンシャルは十分に出せていなかった内容。
(執筆日:11/?/14)
DVD Rating:★★☆☆☆
注目試合の詳細
なし試合結果
@キックオフ・マッチ:マーク・ヘンリーvs.ボー・ダラス@IC王座戦、3本勝負:ドルフ・ジグラー(ch)vs.セザーロ(2-0)
Aニッキー・ベラvs.ブリー・ベラ
Bタッグ王座戦:ゴールダスト、スターダスト(ch)vs.ウーソーズ
C#1コンテンダーズ・ヘル・イン・ア・セル:ランディ・オートンvs.ジョン・シナ
DUS王座戦:シェーマス(ch)vs.ザ・ミズ
Eルセフvs.ビッグ・ショー
Fディーバズ王座戦:AJリー(ch)vs.ペイジ
Gヘル・イン・ア・セル:セス・ローリンズvs.ディーン・アンブローズ