WWE:Elimination Chamber 2/23/14の分析
名勝負 | ザ・シールド(ディーン・アンブローズ、セス・ローリンズ、ローマン・レインズ)vs.ワイアット・ファミリー(ブレイ・ワイアット、ルーク・ハーパー、エリック・ローワン) |
好勝負 | WWE世界ヘビー級王座戦、エリミネーション・チェンバー戦:ランディ・オートン(ch)vs.ダニエル・ブライアンvs.ジョン・シナvs.セザーロvs.クリスチャンvs.シェーマス |
@キックオフ・マッチ:コーディ・ローデス、ゴールダストvs.ライバック、カーティス・アクセル
@IC王座戦:ビッグE(ch)vs.ジャック・スワガー
Aタッグ王座戦:ニュー・エイジ・アウトロウズ(ch)vs.ウーソーズ
Bタイタス・オニールvs.ダレン・ヤング
Cザ・シールド(ディーン・アンブローズ、セス・ローリンズ、ローマン・レインズ)vs.ワイアット・ファミリー(ブレイ・ワイアット、ルーク・ハーパー、エリック・ローワン)
アンブローズとブレイの狂気のシンパシーを見せます。
賛否両論あるカメラ・ワークも援護し混沌とした乱闘が繰り広げられます。
この乱闘シーンはもう少し続けても良いだけの熱狂がありましたが、
リングに戻って細やかなタッチ・ワークに場面は映ります。
レインズはここぞのマッチアップ役。
これからこの2人が激突するぞ、と期待感を見事に作り出しています。
繊細なタッチ・ワークと容赦なき攻撃性の同居。
シールドが連携技を見せれば、ワイアッツは重戦車ぶりで戦局をダイナミックに変える。
ワイアッツがトリオとして想像以上にバランスが取れていたのが印象的でした。
やはりローワンと双頭をなしつつ
バランサーとして機能したハーパーの貢献が大きいでしょうね。
観客もレスラーも雰囲気に酔いしれ、躍動。
といいつつWe want tableとズレかけた観客を落ち着かせた手管は唸らされる。
レインズのパワフル・ムーブから始まりハーパー、セスのトペと終盤は爆発。
派手なスポットを押し出すも再び混沌へと変調し、
レインズ一人に3人で襲いかかるドラマでフィニッシュ。
2014年の#1抗争と記憶されるに足る激突でした。
ぎりぎり名勝負。
Dディーバズ王座戦:AJリー(ch)vs.キャメロン
Eバティスタvs.アルベルト・デル・リオ
FWWE世界ヘビー級王座戦、エリミネーション・チェンバー戦:ランディ・オートン(ch)vs.ダニエル・ブライアンvs.ジョン・シナvs.セザーロvs.クリスチャンvs.シェーマス
セザーロvs.シェーマスからスタート。
最初の5分だからとむやみにリングに拘らず
場外を積極的に使って自分のラフな部分を押し出したのは吉。
重々しく見応えのあるファイトでした。
3人目でブライアンという大盛り上がりカードを切ってきました。
これが吉と出るか凶と出るか。
定番ムーブでまずは登場選手が活躍する形。
ECという形式ならではの環境を使ってテンションを維持します。
ブライアンがケースにぶつかり負傷している肩を痛める展開。
こういう展開を持ってくるなら3人目に持ってくるのもありか。
4人目はクリスチャン。
数合わせ的位置づけですが、躍動し、そして体を張っています。
同時進行の乱戦を余りしないのは物足りないものの
鎖から飛びかかったり、外れたケースを使って攻撃したりと
高頻度でこの形式ならではのものを見せてくれるので面白い。
そのためPGになってからの過激性の物足りなさを感じることはありませんでした。
5人目で加わったシナが工夫ある動きを見せると共に必殺技が入り乱れ始め、
そろそろ脱落がくるか、でも予想がつかない、とワクワク感と緊張感が生まれてきます。
最後のオートンはヘタレっぷりを披露。
前哨戦でオートンをセザーロも破っていることが大きかったですね。
シェーマス、クリスチャンが脱落し4人になった所で一度仕切ったり、
ワイアッツ、ケインの乱入を絡めているので
脱落を終盤に詰め込んだ設計もグダグダ感を与えず、疾走しきりました。
文句なしに好勝負。
(執筆日:3/?/14)
DVD Rating:★★★★☆
注目試合の詳細
なし試合結果
@キックオフ・マッチ:コーディ・ローデス、ゴールダストvs.ライバック、カーティス・アクセル@IC王座戦:ビッグE(ch)vs.ジャック・スワガー
Aタッグ王座戦:ニュー・エイジ・アウトロウズ(ch)vs.ウーソーズ
Bタイタス・オニールvs.ダレン・ヤング
Cザ・シールド(ディーン・アンブローズ、セス・ローリンズ、ローマン・レインズ)vs.ワイアット・ファミリー(ブレイ・ワイアット、ルーク・ハーパー、エリック・ローワン)
Dディーバズ王座戦:AJリー(ch)vs.キャメロン
Eバティスタvs.アルベルト・デル・リオ
FWWE世界ヘビー級王座戦、エリミネーション・チェンバー戦:ランディ・オートン(ch)vs.ダニエル・ブライアンvs.ジョン・シナvs.セザーロvs.クリスチャンvs.シェーマス