TOPアメリカン・プロレスWWE 2013年 →WWE:Royal Rumble 1/28/13

WWE:Royal Rumble 1/28/13の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

プレ・ショー
@US王座戦:アントニオ・セザーロ(ch)vs.ザ・ミズ

@世界ヘビー級王座戦、ラスト・マン・スタンディング:アルベルト・デル・リオ(ch)vs.ビッグ・ショー

Aタッグ王座戦:ケイン、ダニエル・ブライアン(ch)vs.コーディ・ローデス、ダミアン・サンドウ

Bロイヤル・ランブル
 ジグラーに王座を統一させる野望を語らせた上での
 ジェリコ2番手というサプライズに会場が揺れました。
 最高のブッキングです。
 ただ攻防自体はもっと序盤らしくて良い。
 落ちるかどうかという見せ場は不要ですし、
 なんなら最初だけ5分取る調整を見せても良かった。
 10番手までの序盤はやや低調。
 マレラのネタは笑えますが5番手で行うものではないし、
 全体的にリングの中での動き方、軌道が雑です。
 サプライズで出てきたゴールダストが
 メリハリの取れた動きでトップ・クラスの協調性を見せていたのは良し悪し。

 11番手シェーマスの無双から中盤スタート。
 中盤は脱落もバランス良く、中の攻防も安定しています。
 先ほどと異なり完成度が高い。
 しかしコフィのはやりすぎ。
 余りにゲーム・ライクになってしまいます。
 実況席から自分の跳躍力でエプロンに飛びつくならまだしも。

 19番手シナ投入後終盤へ。
 セザーロが良かったですね。
 ロープとの距離感をしっかり掴んでいました。
 ぎりぎり落ちるか落ちないかの場面が例年より多く作っている印象がありますが、
 その数を裁ききれず、大小をしっかり作れていませんでしたね。
 カリの脱落なんてもう少し何とかならなかったか。
 一応EC参加者として名前を挙げる訳でもありますからね。
 また、小気味良いアクションに注力する中で個性が薄れていた部分がある。
 最後はシナvs.ライバック。
 落とそうとする行為とそのための技の攻防の繋がりが見えず
 面白い取り合わせだけれど・・・で終わってしまった。
 中々良い試合。 

CWWE王座戦:CMパンク(ch)vs.ザ・ロック
 ロックは拳も受けの際の動きも小さいですね。
 ただ頭は前回よりも働いていて、
 またスタミナが低い設定を取って感情移入を誘います。
 とはいっても体格は依然として良いので
 下手すれば見掛け倒しのイメージを与える恐れがありますけれど。
 パンクは構成の妙、という強みを活かして
 現状のロックの限界の中で最大限の試合をすべく努力を尽くしている。
 アナコンダ・バイスを通常技に落としての腹攻めは良かったですね。
 ロックのネガティブ要素を仕方ない、として諦めてしまっている部分はあるが
 それを除けば概ね上手いことやってメインとしての体裁を保ちました。
 MOTN。
 中々良い試合。

総評
 結果はいまいち面白い方向性に走っていないが、
 メインは外れていないし一定のクオリティがあるという意味では悪くない大会。
 (執筆日:2/1/13)
DVD Rating:★☆☆☆☆

注目試合の詳細

CWWE王座戦:CMパンク(ch)vs.ザ・ロック
 ロックがパンクを場外に出し実況席の蓋を外す。パンクが蹴りつけてリングに戻し、蓋を戻す。リングに戻ったところを殴られるも再び場外に出て反撃。ヘイマンに殴りつけられたロックが威嚇するもパンクがその隙を突いてクローズライン。
 フェンスに腹から落とす。リングに戻すとアナコンダ・バイスを使いながら腹攻め。ロックを蹴り落とすとダイビング・クローズライン。しかし脚を痛めてし まう。脚を蹴ってきたロックを落とすとトペ・スイシーダ。リングに戻しダイビング・クローズラインを狙う。しかしかわされ再び脚を痛める。ロックが脚を攻 撃しロックボトムを狙う。パンクが防ぎGTSへ。ロックが受け止めシャープ・シューターへ。崩されるもアナコンダ・バイス。ロックが両肩をつけにいく。カ ウント2。ロックがDDT。ロック・ボトムへ。パンクがクルーシーフィックスのようにアナコンダ・バイスへ。ロックが転がしシャープ・シューター。ロー プ・ブレイク。
実況席でパンクがGTSを狙う。
 ロックが不意を突きロック・ボトムの体勢にいくも実況席が壊れる。場外でロック・ボトムを決める。リングに戻しカバー。カウント2。起こそうとする。パ ンクがハイ・キック。両者ダウン。ロックがフライング・クローズラインからスパイン・バスター。ピープルズ・エルボーへ。炸裂かと思われた瞬間、照明が消 える。何者かがロックを襲い、実況席にパワー・ボムでたたきつけた様子。照明がついた後パンクがロックをリングに戻しカバー。カウント3。
 パンクはリングで祝っている。ビンスが現れ王座を剥奪しようとする。ロックが王座は俺が奪う、といってリスタートを要求。ビンスも認め試合再開。パンク がダイビング・エルボー・ドロップ。カウント2。GTSを狙う。ロックがスパイン・バスターに切り返す。ピープルズ・エルボーにつなげカウント3。

試合結果

@US王座戦:アントニオ・セザーロ(ch)vs.ザ・ミズ
@世界ヘビー級王座戦、ラスト・マン・スタンディング:アルベルト・デル・リオ(ch)vs.ビッグ・ショー
Aタッグ王座戦:ケイン、ダニエル・ブライアン(ch)vs.コーディ・ローデス、ダミアン・サンドウ
Bロイヤル・ランブル(優勝:ジョン・シナ)
CWWE王座戦:CMパンク(ch)vs.ザ・ロック(新チャンピオン!)