WWE:Payback 6/16/13の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | 世界ヘビー級王座戦:ドルフ・ジグラー(ch)vs.アルベルト・デル・リオ |
@キックオフ・マッチ:シェーマスvs.ダミアン・サンドウ
@IC王座戦:ウェイド・バレット(ch)vs.ザ・ミズvs.カーティス・アクセル
Aディーバズ王座戦:ケイトリン(ch)vs.AJリー
BUS王座戦:ディーン・アンブローズ(ch)vs.ケイン
・RVDがMITBで復帰するとアナウンスされる。
C世界ヘビー級王座戦:ドルフ・ジグラー(ch)vs.アルベルト・デル・リオ
まずは非接触型の心理戦をキレ良く行い、
ジグラーは脚蹴りで前回の王座交代劇シーンをプレイバックさせ、
デル・リオは頭部への攻撃でジグラーが脳震盪を再発するリスクを見せました。
そこからデル・リオが一気呵成に畳み掛ける形で中盤以降へ。
一つ一つジグラーが頭部を絡めた受身を取ることで
脳震盪というリスクを機軸をしてきました。
勿論デル・リオのワンサイド・ゲームと見ることもできますが、
ここは現代的リアル、リスクをプロレスの世界に持ち込んだ新しい試みとして評価したい。
ダブル・ターンのきっかけとしても上手くいっています。
試合時間はそんなに長くないが興味深い内容です。
ぎりぎり好勝負。
DCMパンクvs.クリス・ジェリコ
ヘイマンがついているものの地元での復帰ということで
パンクには大きな歓声が送られています。
パンクは表情を大きく見せ主人公として振舞えば、
ジェリコも小生意気な感じを出してきます。
ベビーフェイス/ヒール逆転とはいかずとも
全体の枠組みからではない個のキャラからの色合いが出ている。
最初のレスリングは力が通っていることを見せる方向で一致。
ややインパクトには欠けますけどね。
途中からパンクが疲労感を出してきます
体がついていかない所を見るとリアルも半分入っている様子ですが
地元復帰戦というシチュエーションに合った上手い見せ方です。
終盤は必殺技絡めたカウンター合戦。
ニア;・フォールとの混ぜ方のバランスをもう少し精査したい。
対空コード・ブリーカーをロープ・ブレイクで逃れるとか、
そういう細かい部分でのフォローがあれば
もっと全体がしまった印象を受けたでしょうね。
好勝負に少し届かず。
Eタッグ王座戦:シールド(セス・ローリンズ、ローマン・レインズ)(ch)vs.ランディ・オートン、ダニエル・ブライアン
FWWE王座戦、3ステージズ・オブ・ヘル(1本目:ランバージャック・マッチ、2本目:テーブル・マッチ、3本目:アンビュランス・マッチ):ジョン・シナ(ch)vs.ライバック
1本目。
ライバックは大技ベースの試合運び。
筋は通っているものの試合の土台を作る1本目としては大味。
シナもフォローできていませんね。
ランバージャックの行動にもレパートリーと個性がほしかった。
結局1本目はシナのランバージャックを巻き込んだダイブ・スポットの印象しか残らない。
2本目。
スピード感の欠如が目立ちますね。
担がれつつもテーブルを跳ね除けたり
鉄階段を投げ飛ばしたりと
面白いスポットはあったんですけどね。
やはりテーブル・スポットが1回しか決めれない試合条件の中で
より緊迫感を持たせないといけなかった。
ライバックも前回に比べるとアピールがいまいちでした。
3本目。
まずはテーブルに沈められたライバックが先に起き上がり実況席葬。
何故このタイミングになって普通ならざるタフネス設定を出してくるんでしょうね。
1,2本目も設定を活かせばより良くなった気がします。
そこからステージ前の救急車へ。
決着方法のために戦闘場所が縛られる弊害が出ていますね。
しかしながら救急車を壊しながら戦うのは単純に面白かった。
最後も救急車を登る上でニュートラルな状態に戻ったため、
救急車上でのAA前にちょっとしたカウンター合戦を入れるべきでした。
WWEらしいエンターテイメント・マッチながら評価は厳しい。
まあまあ良い試合。
総評
よくよく見てみると色々楽しめる部分はあると思うが
全体的には訴求力に欠ける印象がありますね。
(執筆日:6/?/13)
DVD Rating:★☆☆☆☆
注目試合の詳細
なし試合結果
@キックオフ・マッチ:シェーマスvs.ダミアン・サンドウ@IC王座戦:ウェイド・バレット(ch)vs.ザ・ミズvs.カーティス・アクセル(新チャンピオン!)
Aディーバズ王座戦:ケイトリン(ch)vs.AJリー(新チャンピオン!)
BUS王座戦:ディーン・アンブローズ(ch)vs.ケイン(リングアウト)
C世界ヘビー級王座戦:ドルフ・ジグラー(ch)vs.アルベルト・デル・リオ(新チャンピオン!)
DCMパンクvs.クリス・ジェリコ
Eタッグ王座戦:シールド(セス・ローリンズ、ローマン・レインズ)(ch)vs.ランディ・オートン、ダニエル・ブライアン
FWWE王座戦、3ステージズ・オブ・ヘル(1本目:ランバージャック・マッチ、2本目:テーブル・マッチ、3本目:アンビュランス・マッチ):ジョン・シナ(ch)vs.ライバック(2-1)