TOPアメリカン・プロレスWWE 2010年 →WWE:Royal Rumble 1/31/10

WWE:Royal Rumble 1/31/10の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

@ECW王座戦:クリスチャン(ch)対エゼキエル・ジャクソン
 エゼキエルは初めて見ましたが
 意外に自分の役割所を理解していて、
 それをアピールできる動きを考え、スタイルに仕上げていますね。
 クリスチャンも霍乱して対抗しようとする良い立ち位置で試合を運ぶ。
 ただ2人共その立ち位置にこだわりすぎですね。
 予想以上に良かったがもう少し幅を広げたかった。
 平均より少し上。

AUS王座戦:ザ・ミズ(ch)対MVP
 ステージが下がって久しいので
 MVPは自分が誰かしっかり掴めていないファイト。
 そのフラストレートが皮肉にも試合後の暴走と直結している。
 ミズはインパクトに欠けるが悪くない確実な働きを見せた。
 悪くない試合。

BWWE王座戦:シェイマス(ch)対ランディ・オートン
 ヒール対決で腕攻め対脚攻めなんておかしな内容。
 オートンに歓声が送られている事で一応の盛り上がりはありますけどね。
 最後はチープ・フィニッシュ。
 シェイマスは意識的に間を作ろうとして外していたけれど
 彼のレベルならリズムとして捉えた方が良くなるはず。
 悪くない試合。

C女子王座戦:ミシェル・マクール(ch)対ミッキー・ジェームス
 瞬殺で王座移動。
 ミシェルは良いディーバのイメージを持っていると思うけどなぁ。

D世界王座戦:アンダーテイカー(ch)対レイ・ミステリオ
 いつになくテイカーが悪魔的なドミネイト・モード。
 負担をかけない為でしょうが動き自体は鋭く
 WMに向けての調整に入っているように感じさせます。
 ミステリオが瀬戸際のカウンターしかしないので
 試合は幅が狭く世界王座戦としての重さはなし。
 悪くない試合。

Eロイヤル・ランブル
 7番手までの序盤はパンクのストレート・エッジ協会の宣伝。
 面白いけどPPVのメインで喋り中心っていうのはいけませんね。
 8番手HHHがパンクを落としてここからはそこそこ溜まる中盤に。
 ただ技を打つだけで十分な活躍をした者がいない状況でした。
 18番手でHBKが入りHHHと協力してクリーン・ハウス。
 DX対決かという所で19番手シナが入ります。
 SSeriesの再現で喜んでいたら20番手前にHHH脱落でがっくり。
 ベンジャミン、ヨシタツはただの技打ちではなく、
 仕事する結果として技を打っていたけれど次の入場まで持たず。
 22、23番手でビッグ・ショー、ヘンリーが入るもシナ、HBKしかいないので演出不足。
 最後も2人でもみ合っている所をRトゥルースなんかに落とされます。
 キングストン、ジェリコ、サプライズ復帰のエッジ、バティスタと続き
 トップ所ならではの見所が繰り広げられます。
 しかし彼らスーパースターでも印象を変えるには至らず。
 ついでながら残り3人の状況で、HBKが脱落して錯乱する演技に2分間試合を止めたのもナンセンスですね。
 全般的に溜まり人、風景を軽んじ30人で作り上げるという理念を忘れた事で重層感の無い軽薄なRR。
 かつてない程低調な内容でした。
 まあまあ良い試合程度。

総評
 エッジ復活だけ。
 今後のストーリー展開が気になるも
 ここからどうにでも動く&動かさなくてはいけないからであって成功している訳ではない。
 両王座戦もRRも外れるなんて珍しい大会でした。
 (執筆日:2/1/10)

DVD Rating:☆☆☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@ECW王座戦:クリスチャン(ch)vs.エゼキエル・ジャクソン
AUS王座戦:ザ・ミズ(ch)vs.MVP
BWWE王座戦:シェイマス(ch)vs.ランディ・オートン(DQ)
C女子王座戦:ミシェル・マクール(ch)vs.ミッキー・ジェームス(新チャンピオン!)
D世界王座戦:アンダーテイカー(ch)vs.レイ・ミステリオ
Eロイヤル・ランブル(優勝:エッジ!)