WWE:Night of Champions 7/26/09の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | なし |
@タッグ王座戦:クリス・ジェリコ、?(ch)vs.コーディ・ローデス、テッド・デビアス
3D対BIを思わせる凡戦。
とにかく孤立に対して両者共考えたらず。
ジェリコ組みは最初に凸凹の連携技を見せた割りに
組み立ては凸凹のそれではなく蓄積効果も台無しにしている。
一方のローデス、デビアスも孤立の先が見えず、気持ちを伝わらない仕事ぶり。
悪い試合です。
パンクがマイク・アピール。
ジェフのファンを酒と煙草から救う俺を応援しろ、と言う。
AECW王座戦:トミー・ドリーマー(ch)vs.クリスチャン
ベビーフェイス同士ながら早い仕掛けと切り返しで
気持ちが前に出た戦いを見せます。
ドリーマーの限界から終盤は失速するも適度な所で収めた印象です。
悪くない試合。
BUS王座戦:コフィ・キングストン(ch)vs.ジャック・スワガーvs.カリートvs.プリモvs.MVPvs.ザ・ミズ
6ウェイという事でスポット・フェスト。
WWEらしくしっかりカメラに映っている者が動き、映ってない者は控えていますね。
また3ウェイ・ムーブやカリート、プリモの関係によって味付けされています。
只もう少し順序にも気を使って欲しかった。
平均レベル。
C女子王座戦:ミシェル・マクール(ch)vs.メリーナ
メリーナのリング・イン時の奇襲、早々のマトリックス避けを見せると
意欲的な攻防を続けていきフェンス上でのDDTも繰り出されました。
激しさをコントロールしていたのは良い物の同時にその中で変化させていきたい。
またミシェルはヒールの加え方がいまいちでフィニッシュの効果が薄い。
しかしWWE女子マッチの中では珍しく見応えがあり平均レベルです。
DWWE王座戦:ランディ・オートン(ch)vs.トリプルHvs.ジョン・シナ
ベビーフェイスのシナ、トリプルHとヒールのオートンで分けて展開を作りました。
そのため一定のラインができたと共に
オートンXトリプルHの激しさが薄められこれまでの絡みのように台無しになるなんて事はありませんでした。
しかし中盤でも見せ場を必殺技に頼ったり
それを締めるのに毎度のごとくレガシー乱入ネタを使ったりと
RawTOP3がぶつかったはずの試合としてはやや物足りないですね。
平均的な良試合。
Eディーバズ王座戦:マリース(ch)vs.ミッキー・ジェームス
静のマリースと動のミッキーと対比づけは出来ているもののが
それがしっくりと噛み合わずフィニッシュも唐突です。
悪い試合。
FIC王座戦:レイ・ミステリオ(ch)vs.ドルフ・ジグラー
日本公演ではリアクション芸で目を引いたジグラーですが・・・
やはりまだ雰囲気美人ですね。
ジェリコ戦を思い浮かべているのだろうけど
ああいう意欲性を持続させる内容を
ジグラーのようなレベルに達してない者が行うと
基点のサブミッションが効果をなさず
同じシーンを何度も見ているような錯覚を与えてしまいます。
平均レベル。
G世界ヘビー級王座戦:CMパンク(ch)vs.ジェフ・ハーディ
パンクがジェフをからかい翻弄し、
ジェフが追いついたと思ってもインサイド・ワークで引き離される、という内容。
パンクのヒールとしての立ち位置、ジェフ契約切れの噂に合った
見せ方でしっかり演じられていました。
只フィニッシュが帰ろうとするパンクをジェフが戻してスワントーン1発だったように
それぞれの見せ場を広げる余地はありました。
Dより8分も短いですからね。
こちらはこちらでメインとして物足りない印象を受けます。
平均的な良試合。
総評
SS前でビッグ・イベント感を抑え目にしているのは分かるのだけど
それはそれで力の入れようがあるでしょう。
基本的に悪い試合はないけれどPPVとしては弱い。
(執筆日:7/29/09)
DVD Rating:☆☆☆☆☆
注目試合の詳細
なし試合結果
@タッグ王座戦:クリス・ジェリコ、ビッグ・ショー(ch)vs.コーディ・ローデス、テッド・デビアスAECW王座戦:トミー・ドリーマー(ch)vs.クリスチャン(新チャンピオン)
BUS王座戦:コフィ・キングストン(ch)vs.ジャック・スワガーvs.カリートvs.プリモvs.MVPvs.ザ・ミズ
C女子王座戦:ミシェル・マクール(ch)vs.メリーナ
DWWE王座戦:ランディ・オートン(ch)vs.トリプルHvs.ジョン・シナ
Eディーバズ王座戦:マリース(ch)vs.ミッキー・ジェームス(新チャンピオン)
FIC王座戦:レイ・ミステリオ(ch)vs.ドルフ・ジグラー
G世界ヘビー級王座戦:ジェフ・ハーディ(新チャンピオン)vs.CMパンク(ch)