TOPアメリカン・プロレスWWE 2009年 →WWE:Judgment Day 5/17/09

WWE:Judgment Day 5/17/09の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

@CMパンクvs.ウマガ
 パンクの地元という事で大盛り上がりです。
 ウマガは素晴らしいですね。
 腕攻めを見せて間もしっかり取っているにもかかわらず
 その獰猛さが失われていません。
 応援しやすい構築で演者も観客も相互に作用してのっていましたね。
 MITB保持者が負けた事に対して反対の声もありますが
 個人的には今回のように全て叩き込んでの勝ちならありだと思います。
 平均的な良試合。

AECW王座戦:クリスチャン(ch)vs.ジャック・スワガー
 クリスチャンがインサイド・ワークを遺憾なく発揮しました。
 一方のスワガーも外しませんね。
 安定していて引けを取りません。
 フィニッシュ・シーンは一応その前に
 スワガーがタイツを掴んでの丸め込みを見せていますが
 もう少し振りを利かせられる気がします。
 まあまあ良い試合です。

Bジョン・モリソンvs.シェルトン・ベンジャミン
 久しぶりにPPVで見たような気がする2人。
 ベンジャミンはサブミッションを適切に使って
 積極的に試合を作っていましたね。
 しかしモリソンはまだベビーフェイスに対応できておらず
 仮装的で場外へのスプリングボード式450°スプラッシュなど
 無駄に危険・派手な技が先行する形となっています。
 平均レベル。

 ミズが登場。
 Bで試合したモリソンをジャネッティに例えて馬鹿にした後
 観戦に来ている野球選手ソリアーノをこけにする。
 そこにマレラが現れソリアーノを馬鹿にするなとつっかかるも返り討ちに合う。
 その後チャボが現れマレラを攻撃。

CIC王座戦:レイ・ミステリオ(ch)vs.クリス・ジェリコ
 この2人だけあって安定して一進一退の攻防を披露しています。
 中心に持ってきたのは619に対しての各種切り返しですね。
 確かにこの攻防連には流れがあるものの
 飛び石なので試合全体にストリームを作るまでの力はありません。
 そのために特別なレベルにまではいかず。
 平均的な良試合。

DWWE王座戦:ランディ・オートン(ch)vs.バティスタ
 鉄柱にしがみついてカウントアウトを狙うのはやりすぎだと思いますが
 今回はヘタレ一辺倒ではなく、いなしとして利いていたので
 オートンは良かったですね。
 RKO予告など相変わらず素晴らしすぎる振る舞いも見られました。
 只早い段階でバティスタがカウンター一発でしか
 使えない状況だという事が露呈したのと
 ゴングを鳴らすのが早すぎてDQフィニッシュの外れ感が増したのが残念です。
 平均レベル。
 試合後フレアーがまさかの復帰。
 しかしフレアー>プライスレスっていうのは・・・。

Eジョン・シナvs.ビッグ・ショー
 満身創痍な設定があったせいなのかも釈然としないのですが
 シナの反撃は全て利かない、ので
 ショーがだらだらと試合を支配しています。
 FU勝利に対して何もプロセスがなく
 時間が長いのでうんざりしますね。
 ひどい試合です。

F世界ヘビー級王座戦:エッジ(ch)vs.ジェフ・ハーディ
 レスリング・ベースの中心に戻す序盤からダイブへ持っていく。
 ベーシックな良い導入ですね。
 その次の自爆の見せ方が甘いですが
 エッジの腰攻めにつなげると
 加速させながらも品切れせずしっかりと攻防を続けています。
 終盤の切り返しは素晴らしかったです。
 只マットの乱入はいらなかったですね。
 おそらく危機的なSDに戻す可能性も見据えての仕込みでしょうけど。
 後雪崩式エジキューションで締めるなら
 スピアーを返すシーンがあっても良かったですね。
 中々良い試合。

総評
 つなぎの大会といった感じのPPVですが
 地味に試合の平均点が高いですね。
 伊達に競争の激しい団体じゃないと。
 (執筆日:6/11/09) 
DVD Rating:★☆☆☆☆

注目試合の詳細

 なし

試合結果

@CMパンクvs.ウマガ
AECW王座戦:クリスチャン(ch)vs.ジャック・スワガー
Bジョン・モリソンvs.シェルトン・ベンジャミン
CIC王座戦:レイ・ミステリオ(ch)vs.クリス・ジェリコ
DWWE王座戦:ランディ・オートン(ch)vs.バティスタ(DQ)
Eジョン・シナvs.ビッグ・ショー
F世界ヘビー級王座戦:エッジ(ch)vs.ジェフ・ハーディ