TOPアメリカン・プロレスWWE 2008年 →WWE:Night of Champions 6/29/08

WWE:Night of Champions 6/29/08の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

@WWEタッグ王座戦:ジョン・モリソン、ミズ(ch)vs.フィンレー、ホーン・スワグル
 モリミズはかなり良いタッグに成長しているように見受けられるのに
 合同PPVになったせいで前座カードから抜け出せないのが痛いですね。
 短い時間でしたがスワグルを上手く立てて
 試合を構築し充実させました。
 平均より少し上。

AUS王座戦:マット・ハーディ(ch)vs.チャボ・ゲレロ
 この両者ならでは、オーソドックスな試合運びに
 チャボの脚攻めを絡めます。
 しかし、これも試合時間が10分ないですね。
 平均レベル。

BECW王座戦:ケイン(ch)vs.ビッグ・ショーvs.マーク・ヘンリー
 最近結構組まれているモンスター3ウェイですが
 質に関してはいつも通りどうしようもなく悪い試合です。
 で、迫力があったかと聞かれたら無くは無いってとこで・・・。

C世界タッグ王座戦:ハードコア・ホーリー、コーディ・ローデス(ch)vs.テッド・デビアスJr、?
 ?はコーディだったというオチで実質試合ではありません。
 
DIC王座戦:クリス・ジェリコ(ch)vs.コフィ・キングストン
 コフィを見るのはデビュー戦以来ですが
 バネのある身体能力だけで全て単発という黒人にありがちな失敗例以外の何者でもありません。
 Kクイックと被る気がしますけどどうするんでしょうね。
 取り合えず試合はジェリコがキャリーして形をつけてましたけど・・・
 フィニッシュはHBKに気をとられたジェリコにバラダイス・キックがヒットし
 まさかの勝利というもの。
 ジェリコが負けるのは良いんですよ。
 ジェリコ・レベルがIC王座なんて持っていてもしょうがないんで。
 しかしコフィなんて木偶ならフィニッシュには
 HBKのスイート・チンを食らう+更に丸め込みという条件をつけて頂きたい。
 少し悪い試合。

E女子王座戦:ミッキー・ジェームス(ch)vs.ケイティー・リー
 二キータとしてShimmerに参戦していたこともあるケイティー。
 自分の長所である素早い攻防と腕攻めを見せますが
 どうも意思疎通に欠けていましたね。
 また観客に対する技の周知も足りませんし
 早すぎたタイトル・マッチという感じ。
 悪い試合。

F世界ヘビー級王座戦:エッジ(ch)vs.バティスタ
 バティは相手に恵まれて復調傾向ですね。
 前年散々やっていたので不安視していましたが
 今回はエッジの上昇気流にのって楽しめるものに。
 まあまあ良い試合。

GWWE王座戦:トリプルH(ch)vs.ジョン・シナ
 WMの再戦という事で
 両者お互いを意識して
 同じ事を自分なりの方法でやり返す、
 というスタイルを取ったのは良かったですね。
 インディーで言えばアメドラ対スティーブンスを彷彿とさせます。
 結構味わい深い一戦でしたが
 欠点で言えばやはりくどくなる事でしょうか。
 それを考えれば例えば一連の5シャッフル・ナックル。
 決まるまでに計3回トライするのですが
 全てプロト・ボムが決まってから、というのはそれらがセットといえど頂けない。
 ここらへんはもう少し工夫して欲しかったですね。
 そのため好勝負には少し届かない。

総評
 中盤が微妙ですが全王座戦という
 条件を考えると仕方ありませんし
 メインは一応成功している。
 そうなると悪い大会とは言えないですね。

 (執筆日:8/1/08)
DVD Rating:★☆☆☆☆

注目試合の詳細

 WWE王座戦:トリプルH(ch)vs.ジョン・シナ

  HHHがヘッド・ロック。
  ロープに振られショルダー・タックルを決める。
  再びヘッド・ロック。
  ロープに振られ再びショルダー・タックル。
  ロープに走るとヒップ・トスを防いで逆にヒップ・トス。
  DXポーズで挑発して見せる。
  ヘッド・ロック。
  シナはロックを押し上げて逃れるとヘッド・ロック。
  ロープに振られかけるも膝を落として防ぐ。
  HHHはロープを掴むと殴りつけてロープに振る。
  シナがショルダー・タックル。
  ロープに走るとヒップ・トスを防いでショート・レンジ・クローズライン。
  敬礼ポーズで挑発する。
  HHHが胸を突くとシナがタックルして殴りつける。
  フィッシャーマンズ・スープレックスを決めカバー。カウント2。
  HHHはショルダー・スルーを狙ったシナを蹴り上げるとロープに振る。
  シナがフライング・ショルダー・タックル。
  もう1発狙う。
  しかし避けられ自爆。場外に転がり落ちる。
  HHHはシナをエプロンにぶつけてからリングに戻す。
  腰に狙いをつける。
  アイリッシュ・ウィップからカバー。カウント2。
  シナが殴りつけていく。
  コーナーに振り突進。
  HHHがカウンターで蹴りを入れ飛び技へ。
  シナはカウンターで蹴り上げて
  フライング・ショルダー・タックル2発からプロト・ボム。
  そして5シャッフル・ナックルへと行くべくかがむ。
  そこをHHHが蹴り飛ばす。
  シナはそれでもHHHを殴りつけるとロープに走る。
  HHHがカウンターでハイ・ニー。
  続けてショルダー・スルーを狙ったシナにフェイス・バスター。
  ぺディグリーを狙う。
  シナは逃れると蹴りを入れスローバック。
  ダイビング・フェイマサーも決める。
  STFUを狙うべく脚に手をかける。
  蹴り飛ばされるもクローズラインを避けプロト・ボム。
  5シャッフル・ナックルへとロープに走る。
  HHHが起き上がりカウンターでハイ・ニー。
  更にスパイン・バスターを決める。
  そしてぺディグリーへ。
  シナが素早くかわしコーナーに振る。
  HHHが背面から一回転して転落。脚を押さえてうずくまる。
  HHHはカウント5で戻るも脚が痛いのか再び場外へ。
  シナは後を追うとチョップ・ブロック。
  鉄階段を使ってニー・クラッシャーも決める。
  更に鉄柱にも叩きつける。
  そしてSTFUを狙うべく脚を掴む。
  HHHが抵抗しロープに逃げる。
  再び狙う。
  HHHも暴れて蹴り飛ばす。
  しかしシナも食いつき体を反転させる所までいく。
  もうすぐロックが決まる所でHHHがロープを掴む。
  シナがFUへ。
  HHHは逃れるとぺディグリー。
  しかし脚の痛みからカバーが遅れる。カウントは2。
  両者ダウン。
  カウント8で起き上がる。
  シナがFUを決める。
  カバーするもカウントは2。
  カウント8で起き上がる。
  シナが殴り つける。
  HHHも殴りつける。
  殴り合い。
  HHHが押しクローズラインへ。
  シナが避けプロト・ボム。
  そして5シャッフル・ナックルを決める。
  FUへ。
  HHHがロープを掴んで耐える。
  逃れるとぺディグリーへ。
  シナがドロップ・トー・ホールドに切り返しSTFU。
  HHHが何とかロープを掴む。
  シナはHHHを中央に戻すと再びSTFUへ。
  HHHは頭部を守りロックをさせない。
  逆にクロス・フェイスを決める事に成功する。
  シナは決められながらも立ち上がりFUを狙う。
  HHHはエルボーを入れて逃れるとぺディグリー。
  カバーし1,2,3!
  HHHの防衛!
  

試合結果

@WWEタッグ王座戦:ジョン・モリソン、ミズ(ch)vs.フィンレー、ホーン・スワグル
AUS王座戦:マット・ハーディ(ch)vs.チャボ・ゲレロ
BECW王座戦:ケイン(ch) vs.ビッグ・ショーvs.マーク・ヘンリー(新チャンピオン!)
C世界タッグ王座戦:ハードコア・ホーリー(ch)vs.テッド・デビアスJr、 コーディ・ローデス(新チャンピオン!)
DIC王座戦:クリス・ジェリコ (ch)vs.コフィ・キングストン(新チャンピオン!)
E女子王座戦:ミッキー・ジェー ムス(ch)vs.ケイティー・リー
F世界ヘビー級王座戦:エッジ(ch)vs.バティスタ
GWWE王座戦:トリプルH(ch)vs.ジョン・シナ