TOPアメリカン・プロレスWWE 2008年 →WWE:日本公演 Day Two 2/12/08

WWE:日本公演 Day Two 2/12/08の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

 RawのGMリーガルが登場し
 まずはバトル・ロイヤルの説明。
 そしてフレアーの相手はリーガル自ら務めること(!)、
 (韓国大会がうらやましいなと思ってたら
 この日本最後になるであろう試合でも実現。
 予定されていたスニツキーは悪いけど、嬉しかった。)
 最後にメインはHHHとウマガの試合だと告げる。

@16人バトル・ロイヤル
参加者は
 DHスミス、チャーリー・ハース、コーディ・ローデス、ハードコア・ホーリー、
 トレバー・マードック、ランス・ケイド、バル・ヴィーナス、ブライアン・ケンドリック、
 クリス・ジェリコ、ミスター・ケネディ、カリート、HBK、ウマガ、HHH、スニツキー。
 〜〜
 まずはハースの覆面をHBKが取り上げてかぶって見せスイートチンでハース脱落。
 (やはりキレがなく結局シングルが組まれなかったのも残念ながら納得)
 ケネディーに落とされかけロープにしがみついたジェリコが
 逆上がり+ハリケーン・ラナでケネディーもろとも落下、
 HHHに落とされたウマガが介入してHHHを落としたりと
 後のカードに続くような攻防もあって悪くいオープニングです。
 最後はスニツキーを落として順当にジェフが優勝。

A女子王座戦:ベス・フェニックス(ch)vs.ミッキー・ジェームス
 ヴィクトリアがどっかにいってるので
 これがWWEが提供できうる最高のカードですね。
 終始ベスがペースを握り、それにミッキーが反撃しようとする内容。
 ミッキーが攻めに回るやつまらなくなる辺り実力差が見えます。
 やはり女子アメプロはShimmerが飛び抜けている。

Bカリートvs.ブライアン・ケンドリック
 正直つまらない試合でしたね。
 唯一の見所はリンゴを含んだカリートが反撃を受け
 上空にきれいに吹き出したシーンぐらいか。
 カリートよ奮起せよ。

Cタッグ王座戦:ハードコア・ホーリー、コーディ・ローズ(ch)vs.ランス・ケイド、トレバー・マードック
 こちらもそんなに良くなく。
 ホーリーが捕まる役だったのもあって、ますます王者組がしょぼく見える。
 コーディ、DDTを必殺技するならそれなりに見栄えを良くしないと。
 余りに軽く見えすぎる。
 一方のケイド、マードックは動き自体は
 良くも悪くもない安定した試合運びでしたが
 観客に突っかかっていったり、試合後レフェリーを追い回したりと
 素晴らしいショーマンシップを披露したので見直しましたよ。

Dリック・フレアーvs.ウィリアムス・リーガル(フレアーは負けたら引退)
 おそらくフレアーの日本最後の試合になるのでしょう。
 9分という短さが残念でしたが
 期待通り、こくのあるレスリング・マッチを見せてくれて満足です。
 これで最後か。惜しいなぁ。

ここでインターミッション。
キャンディスがSVRのゲーム大会優勝者と現れる。
優勝者に賞品を渡した後ハグすると会場からはブーイング(笑)
定番のTシャツ配り、最後はキャンディス自身が着ていたTシャツをプレゼント。

Eミスター・ケネディーvs.クリス・ジェリコ
 挑発合戦の長さから予想していましたが、
 この日一番長い約20分の試合になりました。
 試合前ケネディーが上空にマイクを求める動作を
 焦らした挙げ句チメルが手渡したりと
 客いじりはかなりの物だったので期待してましたが
 ちょっと手の合わないシーンもちらほらと。
 ケネディー、オーラやマイクに関しては復調気味ですが試合勘はまだ戻らない様子。
 ジェリコもトップを張るにはやや心許ないかな、という印象。

FWWE王座戦:ランディ・オートン(ch)vs.ジェフ・ハーディ
 オートンの間がやばい。
 ハウスショーでこれだけの物が見れるとは思わなかった。
 というよりオートンというレスラーが今まさにそれだけ充実しているという事でしょうね。
 オートンだけで3000円の元が取れました。
 今WWEの中でオートンと肩を並べることが出来るレスラーはおりませんぜ。
 最後のRKO1つから組み立てられたその試合スタイルも
 古典的な原点であり真に心惹かれる物がありますなぁ。
 見る前はジェフが王者挑戦に値するか見定めようと考えていたのだけれども
 すっかりどうでも良くなってしまいました。
 いやはや恐るべきオートン。
 勿論これがマッチ・オブ・ザ・ナイトでMVPはオートンです。

Gエニシング・ゴーズ:HHHvs.ウマガ
 結局ラストマン・スタンディングではなくエニシング・ゴーズに
 変更となりましたがそれも仕方ないなと言うのが率直な感想。
 ハウス・ショーという事で過激さは出せないので
 各種凶器を日本でお披露目したのですが
 メインで18分という長さから薄く分配されたような結果に。
 決して悪くはないのだけれども少し物足りなさを感じましたね。

総評
 オートンを見た後で1日目のジェリコ戦を見逃したのが悔やまれました。
 それはさておき総じて満足できる内容だったのではないかと。
 変更も加えてカードは良く
 日本でRRが未放送なのにも配慮している。
 (王座が交代しなかったのだから当然という面もあるが)
 HHHも日本公演から参戦して
 普段ハウスショーではやらないであろうハードコア・マッチ
 (それも観客近くの乱闘付き)を披露してみせる。
 日本ツアーに力を入れているという言葉は正しかったと頷かせる結果ではなかったでしょうか。
 しかし最後に文句を一つだけ。
 HHHさん。
 両日メインを取っちゃあいかんよ。
DVD Rating:★☆☆☆☆
(執筆日:2/14/08)

注目試合の詳細

 Dリック・フレアーvs.ウィリアム・リーガル
  両者荘厳な入場を見せて試合開始です。
  フレアーはコーナーに押し込むとクリーンに離れてWoooo!
  レスリング。
  お互いロープ・ブレイクで逃れる。
  リーガルがロープに走りショルダー・タックル。
  フレアーがチョップを出しフレアー・ウォーク。
  リーガルが振り返しショルダー・スルー。
  カバーするもカウント2。
  フレアーばりのチョップ・ブロックから脚に狙いをつける。
  これにはブーイング(師匠のばか〜、という声も笑)。
  コーナーに逃れたフレアーにアッパーカートを打ちこんで行く。
  フレアーは自ら倒れ込む。
  フレアーが反撃のチョップ。
  リーガルがエクスプロイダーを決めカバー。カウント2。
  ハーフボストン・クラブを決める。
  フレアーはロープを掴んで逃れると場外に逃れる。
  近寄ってきたリーガルの脚を取ると
  エプロン、鉄柱に叩きつける。
  形勢逆転したフレアーはチョップを打ち脚を蹴る。
  リーガルが苦し紛れにヘッド・ロック。
  フレアーはしめたとばかりにニー・クラッシャーを決め必殺の4の字!
  リーガルがたまらずタップ・アウト!
  フレアーの勝利!
  2人は握手しハグ。
  

試合結果

@#1コンテンダーズ16マン・バトル・ロイヤル(優勝者:ジェフ・ハーディ)
A女子王座戦:ベス・フェニックス(ch)vs.ミッキー・ジェームス
Bカリートvs.ブライアン・ケンドリック
Cタッグ王座戦:ハードコア・ホーリー、コーディ・ローズ(ch)vs.ランス・ケイド、トレバー・マードック
Dリック・フレアーvs.ウィリアムス・リーガル
Eミスター・ケネディーvs.クリス・ジェリコ
FWWE王座戦:ランディ・オートン(ch)vs.ジェフ・ハーディ
Gエニシング・ゴーズ:トリプルHvs.ウマガ