TOPアメリカン・プロレスWWE 2008年 →WWE:Backlash 4/27/08

WWE:Backlash 4/27/08の分析


名勝負 なし
好勝負 世界ヘビー級王座戦:アンダーテイカー(ch)vs.エッジ

@US王座戦:MVP(ch)vs.マット・ハーディ
 絶妙の掛け合いで焦らしに焦らしながらも
 マットの病気で時期を逸してしまったのは否めない。
 しかし、それは首脳陣も分かっているようで
 これをオープニングに持ってきたのは良かったですね。
 ミッド・カードなら期待外れに思ってしまうかもしれませんが
 オープニングとしては盛り上がり、質共に一定基準を満たしている。
 平均より少し上。

AECW王座戦:ケイン(ch)vs.チャボ・ゲレロ
 ケインが低空ドロップ・キックを見せたのには笑ってしまった。
 試合はチャボが脚攻めで体格差を埋める、というありきたりの内容。
 こういう戦法を取るのにニーリーが見ているだけ、ってのは意味不明ですね。
 悪い試合。

Bビッグ・ショーvs.グレート・カリ
 当然大味ですが両者何を求められるか、分かってますね。
 でかさを活かした攻防で、これはWWE以外で見られない。
 中々のファン・マッチです。
 平均レベル。

C(レフェリー:クリス・ジェリコ):ショーン・マイケルズ vs.バティスタ
 HBKが執拗な間接攻めを見せてキャリー。
 バティスタはぎこちないですけれども
 その方がバティスタの良さは出ていると思いますね。
 只ストーリーの序章としての位置づけ上、
 やや不完全燃焼な部分がありました。
 まあまあ良い試合。

Dべス・フェニックス、メリーナ、ジリアン・ホール、レイラ、ヴィクトリア、ナタリアvs.ミッキー・ジェームス、マリア、アシュリー、マイケル・マクール、 チェリー、ケリー・ケリー
 ディーバをモデルとして考えるのなら
 数は多いほど良いじゃないか、となるのでしょうけど・・・。
 悪い試合。

E世界ヘビー級王座戦:アンダーテイカー (ch)vs.エッジ
 WMと同じくエッジは良い働きしますね。
 最初の雰囲気作りから
 テイカーの腕攻めにエッジの背中攻め、という
 一極攻め対決でしっかりと作り上げます。
 WMレベルには辿り着きませんでしたが
 WMの華々しいそれとは違う、連戦ならではの工夫を織り込み
 前回感じた必殺技の差も上手く改善されていたので
 この試合にはこの試合なりの良さがありますね。
 ぎりぎり好勝負。

FWWE王座戦、4ウェイ・ダンス:ランディ・オートン(ch)vs.ジョン・シナvs.トリプルHvs.JBL
 やっぱりWWEは4ウェイが上手いですね。
 前年程絶妙のタイミングではないにしろ
 テンポ良くリングに場外にと入れ替わっていきます。
 今回は更に3、4ウェイ・スポットを織り交ぜていますね。
 素晴らしい。
 途中で一気に2人が脱落しオートンとHHHの数え歌に。
 ここでは4ウェイで見せれないオートンの間で魅了。
 RKOへの構えなんか異常に格好良かったですね。
 只大きな欠点がありますね。
 まず時間配分の間違い。
 4ウェイが10分、シングルが18分となってますが
 前半により重きを置かないといけませんね。
 後半が重いという事は基本的に連結性が薄くなり、だれますから。
 またオートン対HHH部分ですが
 オートン優位からHHH優位に移る前にRKOを狙う等
 オートンが弱く見えてしまい、
 王者オートンの売り出し方の失敗がここにも見てとれますね。
 全体的に上出来ですがグッド・マッチには少し届かないか。

総評
 WMからの繋がりが強く豪華なカードが揃っています。
 A、D以外全て見所がありました。
 中々良い大会でしたね。
 また4ウェイは是非ともバックラッシュの看板にして欲しいですね。
(執筆日:4/30/08)
DVD Rating:★★★☆☆

注目試合の詳細

 世界ヘビー級王座戦:アンダーテイカー(ch)vs.エッジ

  テイカーがフェイントを入れながら近づいていく。
  組むや押し飛ばして落とす。
  エッジが戻ってくる。
  エッジがヘッド・ロック。
  ロープに振られたテイカーがショルダー・タックルを決めエッジに手を伸ばす。
  エッジは後ずさりをして距離をとる。
  テイカーは組むとコーナーに追い込み殴りつける。
  コーナーに振る。
  エッジがカウンターで蹴りを入れクローズライン。
  エッジが殴りつけていく。
  レフェリーがエッジを注意する。
  その隙にテイカーはエッジと体勢を入れ替え殴りつける。
  腕攻めを始めオールドスクールを狙うべくロープに足をかけようとする。
  エッジがサミングを決め防ぐ。
  テイカーを殴りつけクローズラインで落とす。
  ベースボール・スライドを決めるとエプロンから飛びかかる。
  テイカーは受け止めるとエッジを肩から鉄柱に叩きつける。
  フェンスにエプロンにぶつけていく。
  エプロンに寝かせるとレッグ・ドロップ。
  しかしテイカー自身も背中を痛めた様子。
  テイカーはリングに戻るとエッジにレッグ・ドロップを決めカバー。カウント2。
  スネークアイズを狙う。
  エッジが後ろに逃れると同時にリバースDDTに切り返す。
  カバーに行くもカウントを数えられる前に返される。
  エッジはテイカーの背中に狙いをつけボディ・シザースに捕らえる。
  テイカーは体を反転させると殴りまくって逃れる。
  エッジをロープに振りクローズラインへ。
  エッジは避けると背中にドロップ・キック。
  引き続き背中を攻めていく。
  テイカーはエッジを背負ったまま起き上がると後ろに倒れ叩きつける。
  エッジを振りクローズラインへ。
  エッジは避けるとクローズラインを放つ。
  テイカーも同時に放ち相打ち。
  両者起き上がるとビッグ・ブーツでまたも相打ち。
  起き上がると殴りあう。
  テイカーが殴り勝つ。
  コーナーに振りクローズライン。
  もう1発狙う。
  避けられるも捕まえてスネーク・アイズ。
  ビッグ・ブーツにつなげカバー。カウント2。
  オールド・スクールへ。
  エッジが蹴り飛ばして防ぎ同じコーナー上へ。
  テイカーは突き飛ばして落とすと飛び技へ。
  エッジが避けるとテイカーは背中を強打。
  エッジがカバーするもカウントは2。
  ならばとベルトを手にする。
  リングに戻ろうとエプロンに上がる。
  しかし気の緩みからベルトを落としてしまう。
  その隙を突いてテイカーが近づいていく。
  エッジはロープを使ってのジョー・ブリーカーに切り返すとリングに滑り込みテイカーの方へ。
  テイカーが喉を掴みチョーク・スラムへ。
  防がれるも再びチョーク・スラムの体勢に。
  エッジが逃れロシアン・レッグ・スイープに切り返す。
  カバーするもカウントは2。
  エッジがコーナー上へ。
  テイカーが捕まえ投げ捨てる。
  カバーするもエッジの脚がロープにかかる。
  首をかききるポーズからツームストンを狙う。
  エッジはコーナー・ロープを掴んで耐えると
  コーナー・パッドを外すと同時に後ろに逃れる。
  テイカーを押し込んで金具に叩きつける。
  テイカーが苦しみながらもクローズライン。
  レフェリーがパッドを直しにいく。
  その裏で起き上がったテイカーがラスト・ライドの体勢に。
  ホーキンスが現われベルトを叩きつける。
  エッジがカバーするもカウントは2。
  ならばとスピアーへ。
  テイカーが受け流すと同時にDDT。
  カバーするもカウント2。
  むくっと起き上がるとチョーク・スラムへ。
  ライダーが現われエプロンに上がってくる。
  テイカーはエッジを押し飛ばしてライダーにぶつけてからラスト・ライドへ。
  読んでいたエッジがサンセット・フリップに切り返す。
  テイカーがその上を行きココブラータに捕らえる。
  エッジはたまらずタップ・アウト!
  テイカーの防衛!
  テイカーは離さずにかけ続ける。
  ヴィッキーが心配して駆けつける。
  テイカーがようやく離すもエッジは血を吐いている。
  エッジは担架で運ばれていく。

  

 WWE 王座戦、4ウェイ・ダンス:ランディ・オートン(ch)vs.ジョン・シナvs.トリプルHvs.JBL

  ゴングが鳴るなりオートンがJBLにベルト攻撃を狙う。
  ビッグ・ブーツで返り討ちに合い場外に出る。
  JBLがシナに殴りかかったのを皮切りに3人が攻撃し合う。
  優位に立ったHHHのアイリッシュ・ウィップを食らったシナが場外に落ちる。
  シナはオートンに襲いかかりリングに戻すと自身も戻ろうとエプロンに上がる。
  HHHはオートンをエプロンのシナに投げつける。
  JBLとオートンが共闘し2人でHHHを攻撃。
  HHHがダブル・クローズラインを決めるとJBLが場外へ。
  HHHはオートンの突進を避けて鉄柱にぶつける。
  JBLがHHHを引きずり出す。
  HHHは振り飛ばしてJBLを鉄階段にぶつける。
  ペディグリーを狙う。
  JBLが脚を引いて倒す。
  リングではオートンがシナを攻撃中。
  シナが猛反撃しフェイス・バスターにダイビング・フェイマサー。
  そしてSTFUに捕らえる。
  JBLはリングに上がりカットにいく振りをするも途中で止める。
  オートンの眼の前でタップしろと叫ぶ。
  密かに入ってきたHHHがJBLにクロス・フェイス。
  JBLは決められながらもシナにサミング。
  これで助かったオートンだが先程の恨みからJBLを助けようせず罵る。
  シナがオートンを突き飛ばすとHHHにぶつかりクロス・フェイスがとける。  
  シナがオートンに向かっていく。
  オートンは受け流してシナを落とす。
  JBLがオートンにビッグ・ブーツを決めエルボー・ドロップからカバー。カウント2。
  オートンがJBLにカウンターでクローズラインを決める。
  コーナー上へ。
  JBLがロープに飛びかかってオートンの体勢を崩す。
  更にビッグ・ブーツを決めスーパープレックスを狙う。
  オートンも耐える。
  シナとHHHがやってきてJBLにダブル・パワー・ボム。
  連鎖してスーパープレックスも決まる。
  シナがJBLを、HHHがオートンを同時にカバーするもカウントは2。
  シナとHHHが殴りあう。
  シナが押し勝ちフィッシャーマンズ・スープレックス。
  カバーするもカウント2。
  振り返されるもショルダー・タックル。
  もう1発。
  プロト・ボムを決めファイブ・シャッフル・ナックルへ。
  HHHが起き上がりカウンターでスパイン・バスターを決める。
  HHHがシナにペディグリーを狙う。
  そこにJBLがクローズラインを放つ。
  HHHは避けるもその隙を突いてシナが担ぎ上げる。
  シナはHHHに逃れられるも、すぐに近くのJBLを捕らえFUを決める。
  HHHがシナにペディグリーを狙う。
  シナはリバース・スープレックスに返して場外に落とすと
  JBLにSTFUを決めタップさせる!
  決めたままのシナにオートンがサッカーボール・キックを決め1,2,3!
  シナとJBL、2人が脱落となる!
  オートン対HHHに。
  2人は起き上がると睨み合う。
  殴り合い。
  HHHが押し勝ちブレーン・バスターにニー・ドロップ。
  カバーするもカウント2。
  反撃を狙いロープに走ったオートンを受け流して落とすと実況席にぶつける。
  オートンが振り返しHHHを鉄階段にぶつける。
  スリング・ショットを狙う。
  抵抗するHHHにロー・ブローを決めるとスリング・ショットでフェンスにぶつける。
  ブレーン・バスターでフェンス内に投げ入れるとアピール。
  リングに入れカバーするもカウントは2。
  オートンがHHHを嬲っていく。
  オートンの体を掴んで起き上がったHHHを殴り倒しカバー。カウント2。
  コーナーに座り込んだHHHが蹴りつける。
  オートンが殴る。
  HHHも殴る。
  押され気味のオートンだがネック・ブリーカーを決めカバー。カウント2。
  スリーパーに捕らえる。
  HHHは何とか起き上がると殴りつけて逃れロープに走る。
  オートンがカウンターでパワー・スラム。
  構えからRKOへ。
  HHHが寸前で押し飛ばす。
  両者ダウン。
  殴り合う。
  オートンが押し勝ちロープに走る。
  HHHがカウンターでハイ・ニーを決める。
  振り返されるもフェイス・バスターを決めカバー。カウント2。
  HHHがクローズラインを決めてオートンを落とす。
  オートンを実況席目がけ投げつける。
  オートンが不意を突いてタイツを掴みフェンスにぶつける。
  オートンは鉄階段を外すとその上でパイル・ドライバーを狙う。
  HHHが引いて倒す。
  オートンが回復の時間を稼ごうとリングに入る。
  追ってきたHHHに向かって突進。
  HHHがカウンターでスパイン・バスターを決める。
  ぺディグリーを狙う。
  オートンがリバース・スープレックスに返しRKOへ。
  HHHが押し飛ばして防ぐとレフェリーに激突。
  HHHがレフェリーを気遣った瞬間を突きオートンがRKO。
  這ってカバーにいくもカウントは2。
  オートンは信じられないといった表情。
  ならばとサッカーボール・キックへ。
  HHHは避けると蹴りつけぺディグリーへ。
  オートンがRKOに切り返そうとする。
  HHHは押し飛ばすと蹴りつけぺディグリー。
  カバーし1,2,3!
  HHHが新WWEチャンピオンに!
  

試合結果

@US王座戦:MVP(ch)vs.マット・ハーディ(新チャンピオン!)
AECW王座戦:ケイン(ch)vs.チャボ・ゲレロ
Bビッグ・ショーvs.グレート・カリ
C(レフェリー:クリス・ジェリコ):ショーン・マイケルズvs.バティスタ
Dべス・フェニックス、メリーナ、ジリアン・ホール、レイラ、ヴィクトリア、ナタリアvs.ミッキー・ジェームス、マリア、アシュリー、マイケル・ マクール、チェリー、ケリー・ケリー
E世界王座戦:アンダーテイカー(ch)vs.エッジ
FWWE王座戦、4ウェイ・ダンス:ランディ・オートン(ch)vs.ジョン・シナvs.トリプルH(新チャンピオン!)vs.JBL