TOPアメリカン・プロレスWWE 2007年 →WWE:Summerslam 8/26/07

WWE:Summerslam 8/26/07の分析


名勝負 なし
好勝負 WWE王座戦:ジョン・シナ(ch)vs.ランディ・オートン

1試合目−ケインvs.フィンレー
 ケインが脇腹を痛めるというSDの仕込み通り
 怪物ケインにフィンレーが脇腹攻めで挑むという構図。
 このカードなりに頑張ってましたけど
 フィニッシュがどうも内容を生かせず・・・
 脇腹の痛みでチョーク・スラムが決めれないと見せたのに
 最後は安直にチョーク・スラムでフィニッシュ。
 どうにかならなかったのかねぇ。
 平均より少し上。

2試合目−IC王座戦:ウマガ(ch)vs.ミスター・ケネディーvs.カリート
 共闘なんて概念をこれっぽっちも持ち合わせていないウマガに
 カリート、ケネディーが共闘して立ち向かうという構図。
 何の工夫も無いし味気ない3ウェイです。
 少し悪い試合。

3試合目−レイ・ミステリオvs.チャボ・ゲレロ
 ミステリオは復帰試合ということで
 動きに精細を欠く所もありましけど
 チャボが脚攻めでキャリーしていました。
 平均より少し上。
 なぜかミステリオはシルバー・サーファー
 (映画ファンタスティックフォー:銀河の危機に出ています)
 を真似て銀色一色にしてました。
 筋肉が落ちたのを隠すためらしいですけど
 試合してると、ほとんど落ちるのでまったく意味ないです。 

4試合目−ディーバ・バトル・ロイヤル
 文明の利器DVDのスキップ機能は
 こういう時にこそ使うべきものであります。
 見るに耐えないひどい試合でした。
  
 この後MVPとマットのビール飲みコンテストがありオースチンも登場。
 只オースチンのマイクはまったくなかっのは残念だし
 やはりPPVでは試合をして欲しかった。

 リーガルの秀逸なコントもあり。

5試合目−ECW王座戦:ジョン・モリソン(ch)vs.CMパンク
 見る所が無いまま
 モリソンの脚の届いていないロープ悪用カバーで
 あっけなく終了。
 悪い試合。
 質云々の前に飽きているし
 名誉のなんちゃらという15分マッチをここでするべきでした。  

6試合目−トリプルHvs.キング・ブッカー
 変な改造人間プロモと共にHHHが復帰。
 ミステリオと違って動きは落ちてないですが
 やっていることはやや長めのスカッシュ・マッチにすぎません。
 まあ復帰戦ということで許しましょう。

7試合目−世界ヘビー級王座戦:グレート・カリ(ch)vs.バティスタ
 超大味なのは先刻承知。
 それについては文句無いけど
 せっかくそれなりに試合してたのに
 唐突な椅子攻撃による反則裁定で台無し。
 まだバイス・グリップも決まってないし意味不明。
 これで悪い試合に。
  
 ビンスとメイ・ヤングのコント劇場がありました。
 
8試合目−WWE王座戦:ジョン・シナ(ch)vs.ランディ・オートン
 次代のWWEを担うライバルとならねばならぬ両者が遂に激突。
 絶好調のオートンがヘッド・ロックを中心とした
 (彼のヘッド・ロックはそれだけで金が取れる)
 首攻めで試合を完全に支配したため
 シナの魅力はあまり出なかったものの
 十分合格点を与えられる好勝負でした。
 必殺技の攻防で盛り上げた末に
 辿り着いたのが両者不意をつくというのもあっけなかったけれど
 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:9/20/07)
DVD Rating:★★☆☆☆

注目試合の詳細

 GWWE王座戦:ジョン・シナ(ch)vs.ランディ・オートン

  シナが執拗なヘッド・ロック。
  オートンはコーナーに歩み寄りロープ・ブレイク。
  シナが離れるやお返しのヘッド・ロック。
  シナはロープに振るとSTFUを狙って牽制。
  オートンは慌ててロープに逃げると拳を一閃。
  シナを殴りつけていく。
  シナは振り返してブルドッグからカバー。カウント2。
  オートンはショルダー・スルーを狙ったシナを蹴り上げると延髄ラリアットでカバー。カウント2。
  フライング・ショルダー・タックルを避けて自爆させると
  エプロンのオートンにタックルし実況席に落とす。
  リングに戻しカバー。カウント2。
  強烈なヘッド・ロックで締め上げる。
  シナがバック・ドロップに返す。
  シナが突進するも避けられコーナーに激突。
  オートンは脚を踏みまくる。
  ニー・ドロップは避けられるもパワー・スラム。カウント2。
  オートンが試合を支配している。
  スリーパーに捕らえる。
  シナはオートンを背負ったまま立ち上がるとコーナーにぶつけ逃れる。
  猛攻を仕掛け5シャッフル・ナックル。
  そしてFUへ!
  オートンは逃れると背へのネック・ブリーカー。
  エプロンに逃れたシナを捕らえDDTでカバー。カウントは2。
  ならばとRKOへ!
  シナは押し飛ばす。
  ロープに捕まったオートンに突進。
  オートンはかわすとロープを下げ場外に落とす。
  鉄階段にぶつける。
  リングに戻しカバー。カウント2。
  シナが反撃しネック・ブリーカー。
  コーナー上へ。
  オートンが捕らえスーパープレックスを狙う。
  シナも必死の抵抗。
  オートンを押し飛ばすとダイビング・フェイマサー。
  そしてFUへ!
  オートンはロープを掴んで耐える。
  エプロンに降りロープを使ってのジョー・ブリーカー。
  シナの頭部を蹴り上げようとする!
  シナは避けるとドロップ・トー・ホールドからSTFU!
  オートンがロープを掴む。
  オートンが不意をついてのRKO!
  しかしカバーが遅れカウント2! 
  シナが不意をついてのFU!
  カバーし1,2,3!
  シナの防衛。

試合結果

@ケインvs.フィンレー
AIC王座戦:ウマガ(ch)vs.ミスター・ケネディーvs.カリート
Bレイ・ミステリオvs.チャボ・ゲレロ
Cディーバ・バトル・ロイヤル(優勝:べス・フェニックス)
DECW王座戦:ジョン・モリソン(ch)vs.CMパンク
EトリプルHvs.キング・ブッカー
F世界ヘビー級王座戦:グレート・カリ(ch)vs.バティスタ(DQ)
GWWE王座戦:ジョン・シナ(ch)vs.ランディ・オートン