TOPアメリカン・プロレスWWE 2007年 →WWE:Royal Rumble 1/28/07

WWE:Royal Rumble 1/28/07の分析


名勝負 WWE王座戦、ラスト・マン・スタンディング・マッチ:ジョン・シナ(ch)vs.ウマガ
好勝負 なし

オープニングは久しぶりに見れた好タッグ同士の対決。
両タッグ再結成と言う事と
後のランブル戦に出るため
あっさり切り上げたなければならず
今一歩物足りない物はあったが
中々良い試合で素晴らしいオープニングとなりました。

2試合目はそれほど悪くなかったのだが
最後の最後で最悪の終わり方。
仮にもECWを名乗る以上はこんなことをしてはいけない。
通常放送でテーブルとか使っているのに
なぜにPPVでこんな試合になるのだろう。
結局テストはこの後解雇されましたが
問題は明らかに別にある。
テストの風貌はECW向きだし
ハードコアなことやらせりゃ中々様になっていたのに・・・

3試合目。
復帰からいま一つパッとしないバティスタですが
今回はケネディーの活躍もあって久しぶりに素晴らしい試合。 
只危険を冒してでも、もう少し時間が欲しかったですね。
平均的な良試合。

4試合目。
 NYRで良い試合をしていたので期待していましたが
 素晴らしい一戦となりましたね。
 ウェスタンを見ているような情念かき立てられる死闘でした。
 成長を遂げたシナの新たな問題点として
 ビンスの庇護が見えすぎる点がありました。
 今回も凶器系の攻撃が当たらないのですが
 激しい流血をしていたのでそれが目立つこともなく
 怪物に立ち向かうヒーローの構図を保てましたね。
 (コレを見たときウェスタン・マコロニの言葉が浮かんだんですけどなんででしょうね。)
 最後にフィニッシュはダイナミックで素晴らしいですね。
 これを見据えて前回の試合ではSTFUを使わなかったのでしょうか。
 それにしてもこの試合で特筆すべきはその間でありましょう。
 独特の間で絶妙というには長いのだけれども
 決して間延びする訳でもなく
 その一呼吸で視線を絡め取る、
 言わばバイオロジカルな代物でしありました。
 ぎりぎり名勝負です。

さてランブル戦。
全員がロープ際の攻防に力を入れているのは好印象ながら
あまりに没個性的。
もうちょっとスパスタを有効活用してよ。
また試合の核となる選手もいない。
只最初にあげたようにロープ際の攻防は
いつもより力を入れているので
特別つまらない場面はありませんでした。
しかし特筆すべき場面は最後の最後でようやくやってきました。
HBKとテイカーの攻防はかなり熱いです。
9年前棺桶戦で戦った両者が再び巡りあい
WMメイン(諸事情でメインではありませんでしたが・・・)を賭け
戦うのですからたまりません。
好勝負には少し及ばないものの
また一つの歴史的なランブル戦と成り幕を閉じました。


往年を思わせるほどの質の高さで
ディーバのトイレ休憩試合が入らないほど
充実したPPV。かなりお勧めです。
07年ストーリーはともかく
試合の質はかなり高くなる予感がします。
 (執筆日:4/3/07)
DVD Rating:★★★★☆

注目試合の詳細

 WWE王座戦、ラスト・マン・スタンディング・マッチ:ジョン・シナ(ch)vs.ウマガ

  シナは腹を負傷している様子。
  シナが開始直後ラッシュをかけるが
  痛めた腹に強烈な一撃を食らう。
  ウマガはシナを鉄階段にぶつける。
  シナが殴り返していきエプロンに叩きつけるも全然利いていない。
  ウマガは腹を中心に攻めて行きクローズライン。
  シナはカウント7で起き上がる。
  ウマガは鉄階段を投げ入れる。
  シナは戻り際のウマガにロープを使ってジョー・ブリーカーを決めると
  鉄階段を投げつける。
  ウマガはカウント6で起き上がる。
  ウマガはカウンターでスピン・キックを決めると
  ベア・ハグからベリー・トゥー・ベリー。
  鉄階段をいれコーナーに立てかける。
  シナをもたれさせヒップ・プレスに行くも避けられ自爆。
  シナは鉄階段でウマガを殴りつける。
  カウント7で起き上がったウマガにクロス・ボディを狙う。
  ウマガは受け止めると回転を与えシナを叩きつける。
  ロープを使ってヒップ・プレスを連発。
  シナは3発目を膝を立てて防ぐと
  ロープで勢いをつけ鉄階段にブルドッグ。
  更に鉄階段へのバック・ドロップ。
  シナはカウント5で起き上がると鉄階段状のウマガにファイブ・シャッフル・ナックル!
  そしてFUを狙う。
  しかし腹の痛みからか前に倒れこんでしまい
  鉄階段に頭をぶつけ流血する。 
  ウマガはふらふらのシナを殴りつけていく。
  カウント8で起き上がったシナを殴りつけていく。
  シナは耐えてラッシュ。
  しかしすぐにサモアン・ドロップを食らってしまう。
  ウマガがサモアン・スパイクを狙う!
  シナは寸前のところで受け止めるもヘッド・バッドを食らう。
  ウマガはシナを逆さ吊りにしヘッド・バッドへ。
  シナは腹筋を使って上がり避けると
  ウマガの頭部へダイビング・レッグ・ドロップ。
  鉄柱にぶつけるとエストラーダからモニターを奪い取る。
  それでウマガを殴りつける!
  しかしウマガはカウント7で起き上がる。
  ウマガはシナの攻撃を受け止めると鉄柱、鉄階段、実況席に叩き付ける。
  ウマガはRaw実況席からSD実況席に横たわるシナの方に走って行き
  ボディ・プレスに行くが寸前で避けられ自爆!
  しかしウマガはカウント9で起き上がる!
  エストラーダがコーナーを外し金具付サモアン・スパイクを指示!
  シナはなんとか避けるとその勢いを利用し遂にFUを決める!
  金具で殴りつけると
  ロープでウマガを締め上げSTFU!!
  ウマガが動き出したのを見て再びロープで締め上げSTFU!
  1,2,3,4,5,6,7,8,9,10!
  シナが勝利し防衛に成功!
  

 ロイヤル・ランブル

  1番手フレアー、2番手フィンレーで試合開始!
  フィンレーはショルダー・スルーを決めると
  抱え上げ落とそうとするもサミングで逃れられる。
  3番手はケニー。フレアーがチョップの洗礼を浴びせる。
  フィンレーとケニーが結託する。
  4番手はマット、5番手がエッジ!
  いきなりフレアー、フィンレーにスピアー!
  マットにも狙うが避けられコーナーに激突!
  マットはエッジにツイスト・オブ・フェイト!
  フレアーは椅子を持ち出すも結局ケニー、エッジに追い出される。
  エッジが裏切りフレアーの物真似中のケニーを落とす。
  7番手サブーは入る前にテーブル設置。
  マットとベンジャミン
  10番手でケイン!
  ケインはヘルムズにパワー・スラム、エッジにチョーク・スラムと蹴散らして行く。
  ショルダー・スルーを食らったサブーはエプロンに着地するも
  チョーク・スラムでテーブル葬!
  11番手はCMパンク、12番手がキング・ブッカー、14番手がジェフ。 
  ハーディーズは連携を見せていきケインにダブル・クローズラインを狙う。  
  ケインはダブル・チョーク・スラムに返そうとする。
  ハーディーズは逃れるとポエトリー・イン・モーション。
  15番手サンドマンは竹刀を振り回すも、すぐにブッカーに落とされる。
  16番手でオートン!
  エッジと共同戦線を張りハーディーズを落とす!
  17番手でベノワ。
  それぞれにジャーマンを決める。
  18番手でRVD!独特な動きで攻めていく。
  ケインに落とされたブックは逆切れしケインにシザース・キック。
  クローズラインで落とし痛めつける。
  23番手は地元のHBK!
  全員でビセラを落とそうとしている裏でHBKがフィンレーを落とす。
  ビセラがはねのけたところにHBKがスイート・チン・ミュージック!
  全員が再び群がりビセラを落とす。
  HBKはベンジャミンを落とす。
  ベノワがコーナー上のナイトロを殴りつけ落とす。
  26番手MVP、27番手カリート。
  28番手でカリ。全員がカリを見て動きを止める。
  カリは攻撃を物ともせずチョップを食らわせていく。
  ホーリー、RVD、ミズ、パンク、カリート、チャボと立て続けに落としアピール。
  次の標的はHBK。ネック・ハンギング・ツリー。
  そんな中最後の入場者はテイカー!
  テイカーはカリを殴りつけていきクローズラインで落とす!
  テイカーはMVPにオールドスクールを決めてから落とす。
  エッジにフライング・クローズラインを決め投げるもエッジはエプロンに着地。
  オートンがMVPからもらった椅子でテイカーを殴りつける。
  エッジはスピアーを狙うもオートンが振り返ったため途中で止める。
  オートンはHBKにRKOを食らわせてからエッジを問い詰める。
  HBKはロープ下から場外に転落。
  エッジはオートンをなだめて、まずテイカーを倒そうと提案し納得させる。
  テイカーがダブル・チョークスラムを狙う!
  逃れられるもダブル・フライング・クローズライン。
  エッジにスネーク・アイズからクローズライン。
  オートンにチョーク・スラムを狙う!
  エッジがスピアーで救い出す!
  エッジはテイカーに椅子を叩きつけコンチェアトの体勢へ!
  そこにHBKが戻ってきたのを見て途中で止め襲い掛かる。
  しかしHBKはオートンをショルダー・スルーで落とすと
  エッジの椅子攻撃を避けスイート・チン・ミュージックで落とす! 
  残るはHBKとテイカーの2人!
  テイカーがむくっと起き上がるとHBKも跳び起きる。
  HBKが殴りかかっていくもテイカーは圧倒的なパワーで押し飛ばす。
  HBKがアイリッシュ・ウィップを暗い一回転するもエプロンにとどまる。
  テイカーがビッグ・ブーツで落とそうとするも避けられ今度はテイカーが脱落のピンチ。
  それでも耐えてリングに戻る。
  テイカーがビッグ・ブーツ。
  ブレーン・バスターの要領で落とそうとするもHBKはエプロンにとどまる。
  コーナー上の攻防はHBKが殴り勝つ結果に。
  HBKはテイカーにダイビング・エルボー・ドロップ!
  HBKが前奏を鳴らしスイート・チン・ミュージックへ!
  テイカーは蹴りを受け止めチョーク・スラム!
  首切りポーズからツームストンに行く!
  HBKは後ろに逃れスイート・チン・ミュージック!
  そしてロープ際のテイカーにもう一発スイート・チン・ミュージックを狙う!
  しかしテイカーは避けその勢いを利用しHBKを落とす!
  テイカーが優勝!
  2人は敬意をもってお互いを見据える。
  

試合結果

@ハーディーズvs.MNM
AECW王座戦:ボビー・ラシュリー(ch)vs.テスト(カウント・アウト)
B世界ヘビー級王座戦:バティスタ(ch)vs.Mr.ケネディー
CWWE王座戦、ラスト・マン・スタンディング・マッチ:ジョン・シナ(ch)vs.ウマガ
Dロイヤル・ランブル(優勝者:アンダーテイカー!)