TOPアメリカン・プロレスWWE 2007年 →WWE:No Mercy 10/7/07

WWE:No Mercy 10/7/07の分析


名勝負 なし
好勝負 WWE王座戦、ラスト・マン・スタンディング・マッチ:トリプルH(ch)vs.ランディ・オートン

ビンスが現れシナから王座剥奪 する事を
改めて宣言しオートンを新王者に認定。
しかし約束通り防衛戦は行わないといけない。
オートンが大口を叩いているとHHH登場。
HHHは王座戦を望むもオートンに拒否される。
ならばとビンスを挑発しまくって王座戦を組ませる。

@WWE王座戦:ランディ・オートン(ch)vs.トリプルH
 ヘタレな王者オートンを
 ベテランのHHHが余裕綽々に攻め立てる内容。
 WWE王座戦とはいえオープニングであり
 後の展開の都合上必殺技も決まらず軽い内容。
 しかしこの2人なので試合内容、
 ストーリーの演技共に手抜き無し。
 まあまあ良い試合です。

Aポール・ロンドン、ブライアン・ケンドリック、ジェフ・ハーディvs.ランス・ケイド、トレバー・マードック、ミスター・ケネディー
 ケネディーは冴えないねぇ。
 他もRawでやっているみたいな雑さ。
 セカンド・ロープを下げて転落させるなんてのも無理ありすぎ。
 悪い試合。

 バック・ステージでビンスがHHHに
 ウマガ戦を既に告知してあるから、その試合も行うと告げる。

BECW王座戦:CMパンク(ch)vs.ビッグ・ダディV
 一分程で意味不明の介入で終了。
 まったく何の意図も伝わらないひどすぎる試合。

Cビザ食い対決:マット・ハーディvs.MVP
 SDでやっておくれ・・・

DWWE王座戦:トリプルH(ch)vs.ウマガ
 HHHにはお仕事が残っているので
 腹を痛めるという伏線を作るだけで
 あっさりと6,7分で切り上げ。
 平均レベル。

Eフィンレーvs.レイ・ミステリオ
 ミステリオの脚攻め対フィンレーの腕攻め。
 (といっても混合はしない)
 その他ちょっとした攻防も見せます。
 しかし怪我を装い担架で運ばれると見せかけ
 急襲し去っていくというフィニッシュはいけません。
 長ったらしいので普通に
 脚を怪我して立てなくなった振りから急襲に置き掛け
 それも只のスポットとして取り入れるべきでした。
 平均レベル。

F女子王座戦:キャンディス・ミシェル(ch)vs.べス・フェニックス
 WWEの中にShimmerが紛れ込んだら
 斯くの如くなるのは当然でありますね。
 圧倒的な実力差。
 もう女子枠全部Shimmerに委託したら良いのに。
 ひどい試合。

 ビンスがHHHに
 「オートンが再戦権を行使したので
 今夜ラストマン・スタンディングで王座戦を行う」と告げる。

G世界ヘビー級王座戦、パンジャブ・プリズン・マッチ:バティスタ(ch)vs.グレート・カリ
 ルールの欠陥が直ってないままなのはサボりすぎ。
 最後なんて柵登り競争になってましたからね。
 しかしそのルールの中で
 2人共意外に良くやっていましたね。
 色んな意味で面白かったです。
 平均レベル。
 
HWWE王座戦、ラスト・マン・スタンディング・マッチ:トリプルH(ch)vs.ランディ・オートン
 流石に3戦目なので
 HHHがアバラを痛めたという設定で序盤を回避。
 この2人なのでインディと張り合って過激化に走らなくても
 鉄階段や椅子を使ってしっかりと試合を構築していきます。
 WWEにしかできない安心して見れる死闘ですね。
 カウント9連発しすぎな感が少しあるので、
 そこら辺は工夫して欲しいかな。
 やはりこの1試合だけで見ると
 序盤無しは大きく名勝負には届きませんが
 急遽決まってこのクオリティというのはHHH様々です。

総評
 シナの怪我という突然のアクシデントを受け
 RawライクなPPV構成となりました。
 今回はアクシデントだから許された事だと思います。
 やはりPPVは試合で魅せなければ。
 しかし悪くない大会です。
 (執筆日:11/20/07)
DVD Rating:★★☆☆☆

注目試合の詳細

 HWWE王座戦、ラスト・マン・スタンディング・マッチ:トリプルH(ch)vs.ランディ・オートン

  ゴングが鳴るなり殴り合う。
  オートンはウマガ戦で痛めたHHHのアバラに狙いをつける。
  HHHは場外に逃れるとペディグリーを狙う。
  オートンは倒してランプにぶつける。
  リングに戻す。
  場外に逃れたHHHを捕まえるとバック・ドロップでフェンスにぶつける。
  カウント6で起き上がったHHHを鉄階段にぶつける。
  リングに戻しドロップ・キック。
  カウント6で起き上がったHHHはフェイス・バスター。
  オートンはすかさずネック・ブリーカー。
  サミングも防ぎ優位を保つ。
  ケーブルで締め上げる。
  カウント9で起き上がったHHHを落とすとモニターで殴打。
  実況席上でRKOを狙う。
  HHHは押し飛ばして実況席の上に落とす。
  オートンがカウント9で起きる。
  HHHが場外でのスパイン・バスター。
  再びカウント9で起き上がる。
  更に鉄階段を叩きつける。
  またもやカウント9。
  HHHはオートンをリングに戻し椅子を投入。
  椅子攻撃を狙う。
  オートンはアバラを蹴りつけて防ぐと椅子の上にDDT。
  両者起き上がる。
  オートンは襲い掛かると立てた椅子の上へのRKO!
  HHHは流血しながらもカウント9で起き上がりSuck It!。
  しかし崩れ落ちる。
  オートンはHHHの頭部を蹴り上げようとする!
  HHHは蹴りを受け止めるとクローズライン。
  オートンを落とすと物にぶつけていきペディグリーを狙う!
  オートンはスリング・ショットに返し鉄柱にぶつける。
  オートンが鉄階段を手にする。
  HHHはロー・ブローで防ぐと鉄階段で固定されたオートンの頭部に椅子を振り下ろす。
  カウント9で起き上がる。
  ならばと実況席上でのペディグリーを狙うべくオートンを実況席にのせる。
  オートンが一瞬の隙を突いてRKO!
  実況席は壊れなかったものの威力十分でカウント10!
  オートンが新WWEチャンピオンに!

試合結果

@WWE王座戦:ランディ・オートン(ch)vs.トリプルH(新チャンピオン!)
Aポール・ロンドン、ブライアン・ケンドリック、ジェフ・ハーディvs.ランス・ケイド、トレバー・マードック、ミスター・ケネディー
BECW王座戦:CMパンク(ch)vs.ビッグ・ダディV(DQ)
Cビザ食い対決:マット・ハーディvs.MVP
DWWE王座戦:トリプルH(ch)vs.ウマガ
Eフィンレーvs.レイ・ミステリオ(ノー・コンテスト)
F女子王座戦:キャンディス・ミシェル(ch)vs.べス・フェニックス(新チャンピオン!)
G世界ヘビー級王座戦、パンジャブ・プリズン・マッチ:バティスタ(ch)vs.グレート・カリ
HWWE王座戦、ラスト・マン・スタンディング・マッチ:トリプルH(ch)vs.ランディ・オートン(新チャンピオン!)