WWE:Great American Bash 7/22/07の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | なし |
1試合目−US王座戦:MVP(ch)vs.マット・ハーディ
SDではざらに20分越えするマットがPPVでは12分しか与えられない。
このカードでも20分越えが組まれてましたね。
2試合程で判断するのもなんですけれど
このカード、抗争が大盛り上がりする割に
試合内容の方は特別スイングしないかもしれませんね。
この試合も期待ほどではありませんでした。
しかし安定していますしマッチ・オブ・ザ・ナイトであることは
火を見るより明らかです。
平均的な良試合。
2試合目−クルーザー級王座戦:チャボ・ゲレロ(ch)vs.ジミー・ワン・ヤンvs.シャノン・ムーアvs.フナキvs.ジェイミー・ノーブル
最初にフォールした者が勝ちで
インディとは違って4コーナー・サバイバルにしようとも考えないので
まともな試合になるわけもなく。
また、結末を知っていて、やる気がでないのかスポット・フェストにさえ仕上っていません。
ついでにフィニッシュはダメージ量の多いヤンをフォールすべきだった。
抗争という意味ではノーブルなんだけど、
それなら技をかけられる方に回るべき。
ひどい試合。
3試合目−シンガポール・ケイン・マッチ:サンドマンvs.カリート
ポールの上に竹刀があるってことはまともに使われる訳もなく
凶器なしのサンドマンにPPVで試合をやらせるなんて
なんて無謀な事か証明されました。
ついでにビール・パフォーマンスもなかったし。
ひどい試合。
4試合目−女子王座戦:キャンディス・ミシェル(ch)vs.メリーナ
キャンディスがトリッシュみたいに化けるとでも思っているのでしょうか。
化けると仮定しても、その前に女子王座がなくなっていそう。
DIC王座戦:ウマガ(ch)vs.ジェフ・ハーディ
圧倒的な怪物に立ち向かう構図は盛り上がりやすいですね。
しかしこのカードは只それだけではなくてやはり2人の実力あってこそ。
成長したジェフは受けのカリスマっぷりは勿論の事、
攻めにおいてここは小さい反撃でここで連撃、と調整が出来るようになりましたね。
ウマガは弱い相手に優位に立った状態でも注目を引き続けられるように間を使っている。
他の木偶の怪物系なら何故瞬殺しないの、できないの、という視点が生まれる所です。
中々良い試合。
(執筆日:2/20/10)
6試合目−ECW王座戦:ジョン・モリソン(ch)vs.CMパンク
うんざりする程あるこのカードの中では悪いほうに位置すること間違いなし。
7試合目−ブル・ロープ・マッチ:ランディ・オートンvs.ダスティ・ローデス
両者味を出して意外に良い試合になるかと思いきや
ローデスにはまともな攻防をする体力がなかったというオチ。
8試合目−世界ヘビー級王座戦:グレート・カリ(ch)vs.ケインvs.バティスタ
塩X塩X塩=黄金なんて錬金術的な方程式がなりたつ訳もなく
ひどいこと、この上無し。
大味というレベルではありません。
木偶の坊3人が殴り合っている光景は
それだけで面白い物があるということも確かなのですが
世界王座戦でやるのは勘弁して欲しいものです。
この後キング・ブッカーが出てきてロウラーとの抗争を進めました。
9試合目−WWE王座戦:ジョン・シナ(ch)vs.ボビー・ラシュリー
いつも必ずメインは試合内容を書きとめようと思っているのですが
今回だけは書く気にもなれず。
予想通り最後の最後までスタイルが噛み合いません。
ついでに最近良くあるベビー対ベビーです。
まあブッカーとやるよりはましでしょうけどね。
総評
一番良い試合、マット対MVPはより見ごたえのある試合をSDでやってますし
他もひどい試合揃いとあっては年間最低PPV候補です。
クルーザー級が終焉を迎えた大会としか記憶に残らないのでは。
(執筆日:8/20/07)
DVD Rating:☆☆☆☆☆
注目試合の詳細
なし試合結果
@US王座戦:MVP(ch)vs.マット・ハーディAクルーザー級王座戦:チャボ・ゲレロ(ch)vs.ジミー・ワン・ヤンvs.シャノン・ムーアvs.フナキvs.ジェイミー・ノーブルvs.ホーンスワグル(新チャンピオン!)
Bシンガポール・ケイン・マッチ:サンドマンvs.カリート
C女子王座戦:キャンディス・ミシェル(ch)vs.メリーナ
DIC王座戦:ウマガ(ch)vs.ジェフ・ハーディ
EECW王座戦:ジョン・モリソン(ch)vs.CMパンク
Fブル・ロープ・マッチ:ランディ・オートンvs.ダスティ・ローデス
G世界ヘビー級王座戦:グレート・カリ(ch)vs.ケインvs.バティスタ
HWWE王座戦:ジョン・シナ(ch)vs.ボビー・ラシュリー