TOPアメリカン・プロレスWWE 2006年 →WWE:Armageddon 12/17/06

WWE:Armageddon 12/17/06の分析


名勝負 なし
好勝負 WWEタッグ王座戦、ラダー・マッチ:ポール・ロンドン、ブライアン・ケンドリック(ch)vs.ハーディーズvs.MNMvs.ウィリアム・リーガル、デイブ・テイラー

インフェルノ・マッチはまさかの1試合目。
まあケインに新人ならこんなとこでしょう。
オープニングとしての役割は果たしました。

AWWEタッグ王座戦、ラダー・マッチ:ポール・ロンドン、ブライアン・ケンドリック(ch)vs.ハーディーズvs.MNMvs.ウィリアム・リーガル、デイブ・テイラー
 ロンケンvs.リーガル、テイラーの通常タッグから急遽このカードに変更となりました。
 スポット・フェストで盛り上げてください、という上層部の意図が見えますが
 彼らのプロレスラーとしての矜持を感じさせる内容になっています。
 そこにいるのは8人のドールではなく、レスラーであり、
 タッグであり、そして4すくみの構造があります。
 全体像における自分のタッグの立ち位置を見つけそれに添って動き、また独創的なラダー・ムーブを開発している。
 だからTLCばりに過激になってもそれを良し、と言えるはずなんですが。
 ここに問題があって受けの難しさ故に
 頭から落ちたり、顔面にラダーをぶつけたりするシーンがかなり目立つんですね。
 (マーキュリーが負傷しています)
 ラダー上からテーブルに落下する、というような
 爽快感のある性質の物ではないので、これによって試合を楽しむ事が出来なくなってしまう。
 印象的には人体破壊ショーと近くなってしまう。
 本質は違うのだけどねぇ・・・。 
 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:11/11/09)

3試合目。そろそろミミズから離れても良いと思うのだが・・・
ミミズを食ってくれる人も限られるし・・・
年を食っている上に
これでは怪奇派として定着しそうにない

4試合目。
手が合うので普通に好勝負にほんの少し届かずのマッチ・オブ・ザ・ナイト。
しかしこんなストーリー・ラインにしかならないのは
ベノワのキャラが薄すぎるのか、ライター陣が悪いのか・・・。
たぶん両方なのだろう・・・

5試合目噛み合わずたいした試合ではない。

6試合目は試合としてはいまいちでしたね。
高所落下もありましたし
(ただマットをセットで隠さないので往年に比べれば微妙・)
エンターテイメント的にはかなり良い感じなんですが・・・。
あとYou Suckと叫びまくってるおっさんがうるさい・・・

メイン、プロモ+入場の時間が試合時間と同じと言うのがこの試合の質を語っている。
只シナがSDに凱旋したよってだけ
(通常放送でシナは試合したっけ?してたらこの試合の存在価値なし)
バティスタよりシナの方が歓声が多かった。
まあ元々両者交換って形で移ってたからなぁ・・・

@インフェルノ・マッチ:ケインvs.ジ・アンダーテイカー(In Your House XXI 4/26/98)
 アクシデントが起こりやすい火炎マッチを
 エプロンの上にバーナーの枠を設置するという形で
 メジャー向けの物に作り直したのは素晴らしい事だと思います。
 今回のように塩気たっぷりの試合でも(テイカーも困っていた)
 火炎を適当に吹き上げる事で誤魔化せますしね。
 出オチですがファン・マッチとしては良いんじゃないですか。
 只事後処理のためにリング横で決着がつけなくてはならないのは絵として弱いけど。
 ファンタジー過ぎる中に一筋の流血というリアルを見せたという点ではベアラーがMVPだったりする。
 平均レベル。
 (執筆日:10/2/09)

総評
エンターテイメント性は高いのですがSDとしてはもう少し試合で頑張ってほしいところ。
特典考慮でなんとか星2つ。

DVD Rating:★★☆☆☆

注目試合の詳細

 AWWEタッグ王座戦、ラダー・マッチ:ポール・ロンドン、ブライアン・ケンドリック(ch)vs.ハーディーズvs.MNMvs.ウィリアム・リーガル、デイブ・テイラー

  ゴングが鳴るなり殴り合い。
  ハーディーズがMNMを落とす。
  ロンケンがリーガル組を落とす。
  ハーディーズとロンケンが殴り合い。
  ロンドンはジェフのクローズラインを避けるとハリケーン・ラナ。
  マットがスパンキーにヒップ・トス。
  ジェフがロンドンにジョー・ブリーカー。
  ハーディーズがケンドリックの脚を掴んで叩きつける。
  MNMが入ってきてハーディーズに襲いかかる。
  リーガル組みも加わる。
  MNMはハーディーズを攻撃しながら場外へ。
  リーガルがロンドンを投げる。
  ケンドリックもハーフネルソン・スープレックス。
  MNMがラダーを手にする。
  ハーディーズが襲いかかって奪い取る。
  リングに入れようとする。
  リーガル組みは踏みつけて押さえラダーを外に出す。
  ハーディーズがラダーをリングに投げ入れる。
  リーガル組みがラダーを外に出す。
  マットはラダーを持ってリングに入るとリーガル組みに叩きつける。
  ハーディーズがテイラーにポエトリー・イン・モーション。
  続いてMNMがテイラーにスナップ・ショット。
  リーガルは王者組のダブル・スーパー・キックと
  マットのダイビング・エルボー・ドロップを受けて場外に転がり出る。
  MNMも場外に落とされる。
  ラダーを登るロンドン目がけナイトロがスプリング・ボード式に飛び掛るが避けられる。
  マーキュリーがラダーをぶつけていき登り始める。
  しかしハーディーズ、王者組がラダーを動かし場外に落とす!
  ハーディーズはロンドンをコーナーに振りラダーにぶつけると
  ポエトリー・イン・オーションで追撃するが避けられ自爆。
  王者組がラダーを上っていくが落とされる。
  王者組はマットをラダー上に載せるとコーナーから飛んで踏みつける!
  MNMはスーパープレックスでジェフをラダーの上に落とそうとする。
  しかしマットは救い出すとジェフがラダーの上に飛んでシーソー式にぶつける!
  この一撃でマーキュリーは顔面骨折し大量出血。病院に運ばれる。
  ロンドンがラダー上のマットにバック・ドロップ。
  リーガル組が王者組をラダーにぶつけ、投げつける。
  リーガルが登っていくも高所恐怖症なのか降りてくる。
  代わりにテイラーが登るもケンドリックに阻止される。
  マットがリーガル、テイラーにツイスト・オブ・フェイト!
  ジェフが場外のラダー(大)に登っていくも
  ナイトロが駆け込みドロップ・キックでラダーを倒す。
  ナイトロは一人で奮闘しラダーを登る。
  ロンドンはスプリング・ボード式ミサイル・キックで蹴り落とす。
  マットはラダー上からケンドリックにヒップ・トス。
  しかし今度はロンドンがラダーを上がってくる。
  ロンドンにリバース・スープレックスを決めるがラダーも倒れてしまう!
  ナイトロとジェフがラダーを登っていく。
  ジェフはナイトロにサンセット・フリップ式パワー・ボム!
  マットが登っていくもリーガル組が邪魔する。
  リーガル組が登っていく。
  王者組みが追いすがる。
  ケンドリックはリーガルにラダー上からスライス・ブレッド!
  ロンドンとマットが登って行く。
  ロンドンはマットを殴り落としベルトを手にする。

試合結果

@インフェルノ・マッチ:MVPvs.ケイン
AWWEタッグ王座戦、ラダー・マッチ:ポール・ロンドン、ブライアン・ケンドリック(ch)vs.ハーディーズvs.MNMvs.ウィリアム・リーガル、デイブ・テイラー
Bミズvs.ブギー・マン
CUS王座戦:クリス・ベノワ(ch)vs.チャボ・ゲレロ
Dクルーザー級王座戦:グレゴリー・ヘルムズ(ch)vs.ジミー・ワン・ヤン
Eラスト・ライド・マッチ:アンダーテイカーvs.ケン・ケネディー
Fキング・ブッカー、フィンレーvs.ジョン・シナ、バティスタ
@インフェルノ・マッチ:ケインvs.ジ・アンダーテイカー(In Your House XXI 4/26/98)