TOPアメリカン・プロレスWWE 2005年 →WWE:Wrestlemania 21 4/3/05

WWE:Wrestlemania 21 4/3/05の分析


名勝負 ショーン・マイケルズvs.カート・アングル
好勝負 マネー・イン・ザ・バンク・マッチ:エッジvs.クリス・ジェリコvs.ケインvs.クリス・ベノワvs.シェルトン・ベンジャミンvs.クリスチャン

@レイ・ミステリオvs.エディ・ゲレロ
 タッグ王者対決。
 お互い牽制しあって、
 パートナー対決らしさ、個性を出しています。
 ミステリオの着地キャンセルを使った演舞から
 中盤へのグラウンドという展開も良いですね。

 エディのヒールターン前のフェイスから抜け出しつつある感の表現は上手く、当時の階級の壁を含めつつ退屈にならないように仕上げています。
 試合のクオリティに直結するものではないですが、
 マニアにはたまらない妙技ですね。

 ミステリオはもう少しリズムに乗っても良く、
 疲労表現は少し抑えても良かった。
 階級差を意識したのでしょうが、
 このエディのパフォーマンスに対しては遠慮に映る。
 
 平均的な良試合。
 (執筆日:4/?/20)

Aマネー・イン・ザ・バンク・マッチ:エッジvs.クリス・ジェリコvs.ケインvs.クリス・ベノワvs.シェルトン・ベンジャミンvs.クリスチャン
 初試みだけあってかなりの気合の入れようで
 WWEになって下げていたリミットを再び押し上げました。
 同じムーブはないというぐらい歴史を活かした豊富な見せ方をしていて、
 ラダーに斜めに立てかけたラダーを駆け上がる、という新たな名スポットも生み出しました。
 過激度の量、質共に高いためダウンしている事に疑問を抱かせず、
 リングの人数も上手い事整理されています。
 文句なしに好勝負。
 (執筆日:11/4/09)

3試合目も良い試合なんだけど仕込み不足を感じる。 久しぶりにテイカーの記録更新を疑わせました。

Dショーン・マイケルズvs.カート・アングル
 HBKにより執拗なヘッド・ロックでスタート。
 クラシカルなスタンド/グラウンドのコントラストで魅せるレスリングですね。
 これにカートが受け状態でカウント2の刻みを交えてきます。
 次に両者抑えつけ意識をぶつける状態から
 アンクル・ロック、鉄柱へのアングル・スラムと決めて
 カートの現代的世界観+特別な雰囲気を生み出すムーブも織り交ぜる。
 その後も過激な性質を理で押さえ込み
 1つ1つの対比的スケール・アップに基づいた攻めの流れを続けました。
 感情的な面でも必死なそれを見せ、クライマックスでは完全に両者の世界が融合していました。
 90年代の男対00年代の男にふさわしいオール・タイム・ベストの要素が詰まった一戦でした。
 問題はドリーム・マッチだったはずなのに  やっている努力の方向性が地味且つ真面目すぎるので
 思ったより面白くない、という印象を半分くらいの人が抱いても不思議ではない、という事です。
 文句なしに名勝負。
 (執筆日:11/5/09)

8試合目はWMという事を考えると王座戦のレベルを満たしていない。

H世界ヘビー級王座戦:トリプルH(ch)vs.バティスタ
 序盤は躍動感を出そうと言う努力が見えましたね。
 しかしフレアーの介入を安易に使うなど
 大部分はそこいらの試合を作ろうという物と同じで、
 WMのメインとして求められるラインを目指せてはいません。
 またバティはWMを意識してじっくり魅せようとして失敗。
 野性味を失っています。
 HHHが困ったときの流血で何とか立て直そうとするも届かず。
 最後のぺディグリーの攻防も面白かった事は面白かったですが・・・。
 ストーリーが大ヒットしてこの結末だからこそ大コケとは言わないが厳しすぎる内容です。
 平均レベル。
 (執筆日:4/16/10)

両王座戦が散々ですが後々の事を考えるとこの選択はWWEにとって正解。
特にシナは業界を背負えるまでに成長していきましたしね。
クオリティに関しては夢の対決が大成功していますし。
良いPPVです。
DVD Rating:★★★★☆

注目試合の詳細

マネー・イン・ザ・バンク・マッチ:エッジvs.クリス・ジェリコvs.ケインvs.クリス・ベノワvs.シェルトン・ベンジャミンvs.クリスチャン
  ケインが入場すると他のレスラーが襲いかかっていくが蹴散らされる。
  ケインがそのままリング近くまでやってきてリング下を探る。
  そこに他のレスラーが追いついて襲いかかる。
  ベノワとベンジャミンがブレーン・バスター。
  クリスチャンがラダーを引き入れようとする。
  ジェリコがラダーを押すとシーソー式にクリスチャンにぶつかる。
  リングでベンジャミンがジェリコを殴りつける。
  コーナーに振ろうとする。
  ジェリコは振り返すとブルドッグ。
  エプロンに上がってきたエッジとベノワに三角跳びドロップ・キック。
  エッジにブランチャ。
  クリスチャンがエッジ、ベノワ、ジェリコに三角跳びブランチャ。
  ベンジャミンがトペ・コンヒーロで続く。
  ケインがダイビング・クローズラインで続く。
  リング下からラダーを取り出しリングに入る。
  ラダーを持つとエッジにぶつける。
  コーナー上から飛んできたクリスチャンにぶつける。
  ジェリコがラダー越しにケインにミサイル・キック。
  ジェリコがラダーを持つとベンジャミンを突く。
  担いでラダーを叩きつける。
  エッジにもぶつける。
  エッジの上にラダーを落とす。
  ベノワがジェリコのバックを取りジャーマン。
  ジェリコが持っていたラダーが吹っ飛んでいく。
  ベノワはラダーを取ってくるとリングにいれたてる。
  ケインが捕まえチョーク・スラムを狙う。
  ベノワがクロス・フェイスに切り返す。
  カットしてきたエッジにもクロス・フェイス。
  ケインがラダーを持ってベノワを突く。
  ベノワの腕をラダーに挟んで叩きつける。
  エッジがケインにスピアー。
  クリスチャンとエッジがラダーを持つ。
  突進してケインを挟み撃ちにする。
  ベンジャミンが2人にスプリングボード式クローズライン。
  エッジに蹴りを放つ。
  エッジが受け止め回転させる。
  ベンジャミンがそれを利用してスピン・キックへ。
  避けられ、ラダーを持ったクリスチャンに誤爆。
  エッジがラダーをコーナーに立てかける。
  ベンジャミンを振ってぶつける。
  コーナーで待機してスピアーへ。
  ベンジャミンがカウンターでラダーへのフラップジャック。
  ベンジャミンはコーナーに立てかけたラダーにエッジを叩きつけ寝かせるとスプラッシュ。
  ラダーを立て登っていく。
  ケースに手がかかるも反対側からジェリコが登っていく。
  殴り合い。
  クリスチャンが横にラダーを立て登っていく。
  ベルトを手を伸ばすもベンジャミンが殴りつけて防ぐ。
  クリスチャンの反対側からベノワが登っていく。
  殴り合い。
  横にエッジがラダーを立て登っていく。
  5人で殴り合い。
  クリスチャンがベノワにラダー上からアーム・バー・テイク・ダウン。
  ベンジャミンがジェリコを落とす。
  エッジがベンジャミンのラダーに移る。
  ベンジャミンがラダー上からのTボーン・スープレックス。
  ジェリコがエッジ、ベンジャミンの上にラダーを倒す。
  ラダーを登っていく。
  ラダーを持ったクリスチャンを蹴りつける。
  クリスチャンは持っていたラダーがたったラダーに斜めに立てかけられる。
  ジェリコはそのラダーにクリスチャンを叩きつけ蹴り飛ばす。
  反対側からラダーを登っていく。
  ケースに手をかける。
  ベンジャミンがリングに入る。
  斜めのラダーを駆け上がりジェリコにクローズライン。
  ラダーを上っていきケースに手をかける。
  クリスチャンがラダーでついて落とす。
  ケインがクリスチャンにビッグ・ブーツ。
  ベンジャミンの喉下を掴むとエプロンにチョーク・スラムを狙うも
  中途半端でベンジャミンの脚がロープに絡まる。
  トムコがリングに入りケインにビッグ・ブーツ。
  ラダーを立てるとクリスチャンを起こし上らせる。
  肩車して後押しする。
  ケインがトムコを殴りつけクローズラインで落とす。
  反対側からラダーを上ろうとする。
  殴りつけられ防がれるもそれならとラダーを倒す。
  クリスチャンは場外のトムコの上に落ちる。
  ラダーを立て登っていく。
  ケースに手をかける。
  反対側からジェリコがラダーを上り殴りつける。
  ラダーのバランスが崩れ2人はロープの上に落ちる。
  ベノワはコーナーにラダーを立てる。
  そのラダー上からケインにダイビング・ヘッド・バッド。
  ベノワはこれで流血。
  ラダーを立てると登っていく。
  ケインがむくっと起き上がる。
  反対側からラダーを上っていきベノワの喉元を掴む。
  ベノワは激しく殴りつけヘッド・バッド。
  ケインが転落。
  ケースに手を伸ばすもエッジが椅子を叩きつけ落とす。
  ラダーを上りケースを手にする!
  エッジが勝利!


ショーン・マイケルズvs.カート・アングル
  HBKが顔に張り手。
  カートがタックルで倒す。
  バックを取るとテイク・ダウン。
  もがくHBKのバックを取り続ける。
  HBKがロープに逃げる。
  仕切りなおし。
  組むとHBKがハンマー・ロックからヘッド・ロック。
  グラウンドに倒す。
  カートが後ろにそらす。カウント2。
  HBKがカートの両肩をつかせる。カウント2。
  カートは起き上がるとロープに振ろうとする。
  HBKが腰を落として防ぐ。
  カートは起き上がるとバック・ドロップ。
  HBKは放さない。
  カートは起き上がるとバック・エルボーを入れロープに押す。
  HBKがショルダー・タックル。
  グラウンド・ヘッド・ロック。
  カートが後ろにそらす。カウント2。
  カートは起き上がるとロープに振ろうとする。
  HBKが腰を落として防ぐ。
  カートは起き上がるとコーナーに押し込む。
  カウント4でクリーンに離れる。
  カートがバックを取る。
  HBKがバックを取り返しヘッド・ロック。
  グラウンドに倒す。
  カートは起き上がると力で外そうとする。
  と見せかけてバックを取る。
  HBKがバックを取り返す。
  カートはバック・エルボーを入れるとロープに走りショルダー・タックル。
  ロープに走る。
  HBKがカウンターでヒップ・トス。
  アーム・ロック。
  カートが後転してHBKの両肩をつけにいく。
  HBKがカウント2で戻す。
  カートが後転してHBKの両肩をつけにいく。
  HBKがカウント2で戻す。
  カートは体勢を変えると腕一本で持ち上げる。
  HBKがサンセット・フリップに切り返す。カウント2。
  カートのクローズラインを避けるとバック・スライド。カウント2。
  グラウンド・ヘッド・ロック。
  カートは起き上がるとコーナーに押し込む。
  レフェリーが引き離そうと間に入る。
  カートがレフェリー越しに殴りつける。
  HBKが体勢を入れ替え殴りつけていく。
  カートが体勢を入れ替え殴りつける。
  両者相手を押さえつける。
  HBKが体勢を入れ替え殴りつける。
  両者相手を押さえつける。
  レフェリーはカウント4まで数えても放さないのでHBKの腕を引っ張っる。
  それにより生まれた隙を突きカートがHBKを殴り倒す。
  アンクル・ロック。
  HBKが回転して投げ飛ばす。
  カートに道連れクローズライン。
  SD実況席の蓋を外す。
  場外カウントをカットして場外に出てくる。
  そこにカートが殴りかかりアッパーカート。
  アッパーカート。
  実況席へのブレーン・バスターを狙う。
  HBKは後ろに逃れるとチョップ。
  チョップ。
  殴りかかる。
  カートは避けるとアングル・スラムで持ち上げる。
  そのまま鉄柱に叩きつける。
  リングに戻る。
  場外に出るとHBKの腰を蹴りつけていく。
  リングに戻すとブレーン・バスター。
  カバーするもカウント2。
  ボディ・シザース。
  チン・ロックも決める。
  HBKは起き上がると殴りつけていく。
  チョップ。
  コーナーに振ろうとする。
  カートが振り返すとHBKは一回転。
  カートがリングに戻ってきたHBKにベリー・トゥー・ベリー。
  もう1発。
  カバーするもカウント2。
  腰にニーを当てチン・ロック。
  HBKは起き上がると腹にブロー。
  殴りつけチョップ。
  チョップ。
  カートが殴りつける。
  殴り合い。
  HBKが張り手。
  カートがクローズライン。
  カバーするもカウント2。
  コーナーでアッパーカート。
  コーナーにのせ雪崩式ベリー・トゥー・ベリーを狙う。
  HBKがこらえフォア・アームズを叩き込んでいく。
  カートが落下する。
  HBKがダイビング・エルボー・ドロップへ。
  カートは避けて自爆させると肩紐を外す。
  アングル・スラムへ。
  HBKがアーム・ドラッグに切り返す。
  突進してきたカートに場外へのショルダー・スルー。
  コーナーにのぼるとダイビング・クロス・ボディ。
  エプロンに上がる。
  カートが捕まえエプロンでのジャーマンを狙う。
  HBKはロープを掴んで耐える。
  HBKがバック・エルボーを打ち込んでいく。
  放さないカートにロー・ブロー。
  脚を掴もうとしてきたカートを蹴り飛ばすとカートはSD実況席にのりあげる。
  HBKがセカンド・ロープから飛び実況席にダウンしたカートにボディ・プレス。
  両者ダウン。
  カウント9で両者入る。
  カートは口から出血している。
  2人は中央で起き上がる。
  カートが殴りかかる。
  HBKはガードすると殴りつける。
  パンチにチョップを打ち込む。
  ロープに振ろうとする。
  振り返されるもフライング・フォア・アームズ。
  跳び起きる。
  殴り倒す。
  殴り倒す。
  アトミック・ドロップ。
  ロープに振りクローズライン。
  ボディ・スラム。
  ダイビング・エルボー・ドロップ。
  前奏を鳴らす。
  スイート・チン・ミュージックへ。
  カートが受け止めアンクル・ロック。
  HBKが回転して投げようとするもカートが対応して潰す。
  HBKがロープを掴む。
  カートがカウント4で放す。
  起き上がるのを待ってアングル・スラムへ。
  HBKがサンセット・フリップに切り返しにいく。
  カートが対応してアンクル・ロック。
  HBKが丸め込む。カウント2。
  カートがクローズラインへ。
  HBKは避けるとスイート・チン・ミュージックへ。
  カートは受け止めると回してアングル・スラム。
  カバーするもカウント2。
  肩紐を戻してもう1回外す。
  コーナーにのぼりムーンサルトへ。
  HBKが避け自爆させる。
  HBKがコーナーにのぼる。
  カートが駆け上がり雪崩式アングル・スラム。
  カバーするもカウントは2。
  信じられない様子。
  HBKを起こすと侮蔑の言葉をはきかける。
  HBKは振り払うとスイート・チン・ミュージック。
  両者ダウン。
  HBKが這っていきカバー。カウントは2。
  HBKが何とか起き上がる。
  しかしカートがHBKの足を掴んでアンクル・ロック。
  中央に引き戻す。
  HBKが蹴り飛ばすもカートは放さない。
  HBKが蹴り飛ばすもカートは放さない。
  HBKがロープに向かう。
  カートが中央に引き戻す。
  HBKが起き上がると同時にロープに跳ぼうとするも防がれていく。 
  カートが中央に戻して脚を巻きつける。
  HBKは動けないものの耐えていく。
  しかしどうする事もできずタップする!
  カートの勝利!

試合結果

@レイ・ミステリオvs.エディ・ゲレロ
Aマネー・イン・ザ・バンク・マッチ:エッジvs.クリス・ジェリコvs.ケインvs.ク リス・ベノワvs.シェルトン・ベンジャミンvs.クリスチャン
Bジ・アンダーテイカーvs.ランディ・オートン
C女子王座戦:トリッシュ(ch)vs.クリスティ・ヘミ
Dショーン・マイケルズvs.カート・アングル
Eパイパーズ・ピット(ゲスト:スティーブ・オースチン)
F相撲マッチ:アケボノvs.ビッグ・ショー
GWWE王座戦:JBL(ch)vs.ジョン・シナ(新チャンピオン!)
H世界ヘビー級王座戦:トリプルH(ch)vs.バティスタ(新チャンピオン!)