TOPアメリカン・プロレスWWE 2003年 →WWE:Summerslam 8/24/03

WWE:Summerslam 8/24/03の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

CUS王座戦:エディ・ゲレロ(ch)vs.クリス・ベノワvs.ライノvs.タジリ
 4ウェイという事でテンポの早い攻防です。
 大きな展開、長いダウンが無いため混沌としていますが
 場外を使って試合を引き締めクライマックスへと導いていっています。
 4ウェイ・スポットもあるし、それぞれの特色も出ている。
 最後、フィニッシュするためにタジリ、ベノワの2人が転落する動きが
 時間がきたから、って感じが見え見えだったのが少し残念。
 中々良い試合。
 (執筆日:10/31/09)

DWWE王座戦:カート・アングル(ch)vs.ブロック・レスナー
 WMの再戦ですがちょっと落ちていますね。
 やはりヒール転向が大きく利いている。
 カートに対抗できるレスリング力を持っているのに
 それを抑えてパワーの比率を増したラフ・ファイトに調整。
 元々トータル・パッケージなバランスの良さでしたからその過程で粗さが生まれています。
 迫力とテクニックが同居した良い試合なんだけど
 これでは前戦の幻影に悩まされる事になる。
 最後もビンスが絡むにしてももう少し良い絵でフィニッシュできたのでは無いかな。
 好勝負に届かずも中々良い試合。
 (執筆日:10/31/09)

6試合目は珍しくヴァン・ダミネーターが見られますが凡戦で
RVDには是非ともチェンバー戦に出てほしかった。

F世界ヘビー級王座戦、エリミネーション・チェンバー:トリプルH(ch)vs.ゴールドバーグvs.ショーン・マイケルズvs.クリス・ジェリコvs.ランディ・オートンvs.ケビン・ナッシュ
 3分に間隔を狭め、HBK、ジェリコ、3番手にオートンと配置する事で
 軽快な攻防でお膳立てをさせます。
 4番手で木偶のナッシュを投入。
 3人に何もさせず圧倒。
 スイート・チンを食らい最初に脱落するとはいえ
 試合後も暴れてジャックナイフを決めこの3人の存在をサンドバックにまで落とします。
 6番手ながらHHHがBOXでダウンするために実質5番手な
 ゴーバがこのサンドバック3人を屠り(オートンはHHHと協力する機会もなし)HHHとの一騎打ちに。
 ガラスをぶち破ってHHHを引きずり出すと痛めつけるも
 HHHがフレアーから受け取ったハンマーをスピアーのカウンターで使い一発で逆転勝利。
 HHHが負傷している事、ゴーバのスキルを考えると
 何も考えずゴーバが技を出すだけでまとめてきたのは上手く考えたなと思います。
 ある意味では完成度が高い。
 その代わりファン・マッチ的に地位を落とした内容になったのが問題と言えば問題ですけどね。
 個人的にはスキルの無さを気にする事なく
 ゴーバの爽快な暴れっぷりを堪能できる数少ない試合なので、そんなに嫌いではありません。
 平均的な良試合。
 (執筆日:10/31/09)

DVD Rating:☆☆☆☆☆

注目試合の詳細

DWWE王座戦:カート・アングル(ch)vs.ブロック・レスナー
  序盤はアマレスの展開。
  組み合うもレスナーが押し飛ばす。
  カートは組み合うと見せかけバックを取り押し飛ばす。
  レスナーがイラつき始める。
  レスナーはベルトを持ち逃げしようとする。
  カートが殴りかかりリングに戻す。
  カートはベリー・トゥー・ベリーを決めるもボディ・リフトから場外に落とされる。
  レスナーが圧倒的なパワーを生かしカートを痛めつけていく。
  カートが反撃するたびにレスナーが力で勢いを取り戻す。
  レスナーのタックルを避け鉄柱にぶつけるとカートが盛り返す。
  ジャーマン3連発からカバー。カウント2。
  レスナーも負けてはいないベリー・トゥー・ベリー。
  アングル・スラムを避けるとスパイン・バスター。カバーするもカウント2。 
  ならばとF5にいくがDDTに返される!
  カートがカバーするもカウント2。
  カートは肩ひもを外しアングル・スラム!カバーするもカウントは2!
  再び肩ひもを外すとアンクル・ロック!
  レスナーが回転して逃れるとカートとレフェリーがぶつける。 
  カートが一瞬のうちに変形のスリーパーを決め、そこからアンクル・ロック!
  タップするもレフェリー不在。
  ビンスが現れカートに椅子を叩きつける!
  レスナーのF5が炸裂!
  カバーに行くもカウントは2!
  再びF5へ!
  しかしカートは着地するとアンクル・ロック!
  レスナーがロープを掴むも中央に引きずられタップ・アウト!
  カートが防衛! 
  カートはビンスの椅子攻撃を避けると椅子の上にアングル・スラム!


F世界王座戦、エリミネーション・チェンバー:トリプルH(ch)vs.ゴールドバーグvs.ショーン・マイケルズvs.クリス・ジェリコvs.ランディ・オートンvs.ケビン・ナッシュ
  ジェリコ対HBKで試合開始。
  クイックも交えた一進一退の攻防。どちらも一歩も後に引かない。
  ジェリコがHBKに平手打ち。
  HBKも平手打ちで答える。
  ジェリコがブルドッグからライオン・サルトへ。
  避けられるも着地しHBKを殴りつける。
  3番手はオートン!
  オートンがHBKにダイビング・クロス・ボディ。カウント2。
  ジェリコがHBKに延髄切り。オートンがジェリコにドロップ・キック。
  オートンは鉄床上へショルダー・スルーとボディ・スラムを食らう。
  ジェリコがHBKにウォール・オブ・ジェリコを決めたところで
  4番手ナッシュが登場!
  ナッシュはジェリコに襲い掛かりチェインにぶつけ流血させる。
  HBKを助け起こしたと見せかけクローズライン。
  ジェリコにジャック・ナイフを狙う。
  そこにスイート・チン・ミュージックが炸裂!
  ジェリコがカバーし1,2,3!ナッシュ敗退
  5番手はHHH!
  出てきたところをHBKがスイート・チン・ミュージック!
  ナッシュは逆切れしジェリコ、オートンにジャック・ナイフ!
  流血したHBKがオートンをカバーするもロープに脚がかかる。
  ジェリコもカバーするが同様。
  3人が殴りあう中ゴールドバーグ登場!オートンをボディ・リフトの体勢からジャック・ハマー!
  HBKとジェリコにダブル・クローズラインを決めるとオートンにスピアー!
  カバーし1,2,3!オートン脱落!
  ジェリコがゴールドバーグにミサイル・キックを決めカバーするもカウント2。
  ゴールドバーグがボディ・リフトの体勢からジェリコをチェーンに投げつける。
  鉄床上のジェリコにスピアー!
  個室のガラスが割れるほどの破壊力!
  HBKがゴールドバーグにフライング・フォア・アームズから跳び起きダイビング・エルボー・ドロップ!
  前奏をならしスイート・チン・ミュージックへ!
  しかしゴールドバーグは避けてスピアー!そしてジャック・ハマーで1,2,3!HBK脱落!
  ジェリコにもスピアーからジャック・ハマーで1,2,3!ジェリコも脱落!
  ゴールドバーグはまだ個室の中にいるHHHに視線をやる。
  フレアーが扉を閉めHHHを守ろうとする。
  ゴールドバーグはガラスを蹴り破り、殴って割るとHHHを引きずり出す!
  HHHをチェインに叩きつけ流血させる。
  そしてスピアーへ!
  しかしHHHは避けるとフレアーから渡されたスレッジ・ハンマーで一撃!
  カバーし1,2,3!HHHが防衛!
  フレアーとオートンが勝利を祝福。
  ゴールドバーグにスレッジ・ハンマーを叩き込むと手錠でチェインにつなぎとめる。
  そしてもう一度ハンマーで殴りつける。
 

試合結果

@世界タッグ王座戦:ラ・レジスタンス(ch)vs.ダッドリー・ボーイズ
Aアンダーテイカーvs.Aトレイン
Bシェイン・マクマホンvs.エリック・ビショフ
CUS王座戦:エディ・ゲレロ(ch)vs.クリス・ベノワvs.ライノvs.タジリ
DWWE王座戦:カート・アングル(ch)vs.ブロック・レスナー
Eノー・ホールズ・バード・マッチ:RVD vs.ケイン
F世界王座戦、エリミネーション・チェンバー:トリプルH(ch)vs.ゴールドバーグvs.ショーン・マイケルズvs.クリス・ジェリコvs.ランディ・オートンvs.ケビン・ナッシュ