TOPアメリカン・プロレスWWE 2001年 →WWE:No Way Out 2/25/01

WWE:No Way Out 2/25/01の分析


名勝負 3本勝負(通常/ストリート/ケージ):HHHvs.スティーブ・オースチン
好勝負 WWF王座戦:カート・アングル(ch)vs.ザ・ロック

AIC王座戦:クリス・ジェリコ(ch)vs.クリス・ベノワvs.エディ・ゲレロvs.X-Pac
 ベノワとエディの結託・仲間割れを加えた
 スピーディーな展開で進め4ウェイらしいスポットも見られます。
 そこまで練られた物ではないですがハードに行ってそれが結果に出ている。
 中々良い試合。
 (執筆日:10/26/09)

3試合目は 技術はなくても素晴らしいストーリーで
WWFの女子レスリングの歴史に残る試合になりました。

C3本勝負(通常/ストリート/ケージ):HHHvs.スティーブ・オースチン
 オースチンはもう体がぼろぼろで動きが崩れる場面も見られるのですが
 怪我前と遜色ないエネルギーを持ち合わせ、且つサイコロジーのある腕攻めを見せている。
 HHHも早いテンポを維持しながらこれに応じる。
 首攻めからすぐに脚攻めへといき一極攻めが
 戦術ではなく憎しみから来ているのが素晴らしい。
 1本目だけで十分な内容がありますね。

 2本目からは重みを増していきます。
 過激さでは場外での投げから有刺鉄線付角材という最上級凶器の登場、
 ボルテージでは観客席の乱闘から流血に辿り着きます。
 意味のある人体破壊のぶつかり合いでまさに死闘です。
 
 3本目。
 ケージが更に素晴らしい絵を生み出すと、
 ケージ内に入れておいた凶器を使って時間を使う事で
 潰れるまで戦うという残酷で限界の戦いにまでレベルがアップします。
 一部の長い角材押し付けとかオースチンが先が見えなくなって
 省くべき部分もありましたがそれを忘れさせる程美しいフィニッシュです。
 歴史的な名勝負。
 (執筆日:10/26/09)

Eタッグ王座 戦、テーブル・マッチ:ダッドリー・ボーイズ(ch)vs.エッジ、クリスチャンvs.アンダーテイカー、ケイン
 ダッドリーズは形式の利があり
 破壊兄弟は形式に関わらず最強、
 そしてエジクリに勝ち目なし、と
 カードとしては楽しみにさせる物でしたね。
 しかし3ウェイなのにテーブル使用可能ではなく、テーブル葬一発でエンドというルールにした上
 テーブルで既にリングサイドに用意された状況では
 やっている事が実に無目的で空っぽでした。
 形がつかずカオスに満ちていく後半は別の意味で楽しめるが・・・。
 悪い試合。
 (執筆日:1/23/10)

FWWF王座戦:カート・アングル(ch)vs.ザ・ロック
 00年頃のトップ・カードの構築で目立つのが”ロープへの振り返し”と”パンチをガードして殴りつけていく”の多用。
 この試合はそれを極めつくして
 圧倒的なスピードとフロー感を生み出しています。
 これには脱帽の一言です。 
 只途中で不必要なビッグ・ショー乱入スポットが入ります。
 WMで対戦する訳でもないし意味不明です。
 その後のクライマックスではザ・ロックが脚を痛めた事を踏まえた攻防。
 カートが初めてアンクル・ロックを使っていますね。
 初なのでコンビネーションにはなっていないものの
 カートのアマレスの経験が爆発的に活きる兆しが見えました。
 更にこれまた必要はなかったものの必殺技レベルの返しあいで盛り上がりました。
 文句なしに好勝負。
 (執筆日:10/26/09)

DVD Rating:★★★★★

注目試合の詳細

C3本勝負(通常/ストリート/ケージ):HHHvs.スティーブ・オースチン
  オースチンが入るなり殴り合いに。
  オースチンが殴り勝ち押す。
  HHHがヘッド・ロックで押さえ込もうとする。
  オースチンがロープに振りバック・エルボー。
  殴り倒す。
  殴り倒す。
  コーナーで踏みつけていく。
  コーナーに振ろうとする。
  振り返されるも耐えてクローズライン。
  ターン・バックルにぶつけ10カウント・パンチ。
  HHHがアトミック・ドロップに切り返そうとする。
  オースチンが着地しクローズライン。
  ロープに振ると蹴りを放つ。
  HHHがロープを掴んで止まって避ける。
  オースチンはHHHを殴りつけるとロープに振りテーズ・プレスを狙う。
  HHHがスタンガンに切り返す。
  ぺディグリーを狙う。
  オースチンは逃れるとアーム・バー・テイク・ダウン。
  場外に逃れたHHHを鉄階段に叩きつける。
  鉄柱に腕を叩きつけていく。
  リングに戻す。
  HHHが近づいてきたオースチンに蹴りをいれぺディグリーを狙う。
  しかし腕が痛む。
  オースチンがHHHの腕を殴りつけていく。
  リスト・ロック。
  HHHがニー。
  ロープに振ろうとする。
  オースチンが振り返しテーズ・プレス。
  マウント・パンチ。
  ロープに振りエルボー・ドロップ。
  カバーするもカウント2。
  殴りつけロープに振る。
  スパイン・バスターを決める。
  セカンド・ロープにのるとエルボー・ドロップへ。
  HHHが脚を上げて迎撃。
  ロープに走りネック・ブリーカー。
  もう1発決める。
  首にニーを落としていく。
  コーナーにもたれさせ蹴りつけていく。
  オースチンは腕を蹴りつけると腕をひねろうとする。
  HHHがサミング。
  ロープに走ると脚にチョップ・ブロック。
  場外に下りるとオースチンを引っ張り鉄柱に脚を叩きつける。  
  鉄柱に脚を叩きつけ胸にエルボー。
  両脚を引っ張って鉄柱に股間をぶつけようとする。
  オースチンが逆に引っ張りHHHを鉄柱にぶつける。
  それでもHHHの回復の方が早い。
  HHHはリングに入るとオースチンの脚にクローズライン。
  ロープに脚をのせエルボー・ドロップ。
  オースチンが殴りつけていく。
  HHHは脚を蹴りつけると足をマットに叩きつける。
  4の字を決める。
  ロープを掴んで強化する。
  オースチンが何とか反転させる。
  HHHがロープを掴む。
  HHHがオースチンの後頭部にエルボー・ドロップ。
  蹴りつけて倒す。
  脚にエルボー・ドロップを落としていく。
  オースチンは膝裏をHHHに叩きつけていき逃れる。
  殴りつけていく。
  ターン・バックルにぶつけていく。
  ロープフルとクローズラインへ。
  避けられるもテーズ・プレス。
  マウント・パンチ。
  ロープに走るとエルボー・ドロップ。
  カバーするもカウント2。
  ロープに振ると蹴りを放つ。
  HHHが受け止めまわす。
  オースチンはそれを利用してローリング・ラリアット。
  蹴りをいれスタナーを狙う。
  HHHは押し飛ばしてコーナーにぶつけるとネック・ブリーカー。
  カバーするもカウント2。
  起こすと蹴りをいれスタナーを狙う。
  HHHは押し飛ばしてコーナーにぶつけるとスクール・ボーイ。
  オースチンがパンツを掴んで体勢を入れ替える。カウントは2。
  殴りつけていく。
  HHHが股間を蹴り上げる。
  セカンド・ロープにのり飛ぶ。
  オースチンがカウンターで蹴りをいれスタナー。
  カバーし1,2,3!
  オースチンが先取(12分半)!
  
  オースチンはHHHを起こすと場外に投げ捨てる。
  場外に下りるとニーを入れブレーン・バスター。
  もう1発。
  鉄階段に叩きつけエプロンに叩きつける。
  実況席に叩きつける。
  実況席のカバーを外す。
  TVモニターを取り、それで殴りつける。
  椅子を3脚リングに投げ入れる。
  フェンスの外に逃げたHHHを追い殴りつける。
  階段でマウント・パンチ。 
  フェンスの内に投げる。
  リングに入れる。
  HHHが椅子を振り上げる。
  オースチンが蹴りを入れて防ぎ背中に椅子をたたきつける。
  何度も叩きつけていく。
  とにかく叩きつけていく。
  椅子で突きおろす。
  カバーするもカウント2。
  ゴングをリングに入れる。
  場外に逃げフェンスの外に出ようとする。
  オースチンが捕まえ殴りつける。
  タイム・キーパーのテーブルに叩きつける。
  そこから有刺鉄線付角材が出てくる。
  オースチンは手にするとHHHに叩きつけようとする。
  HHHは蹴りつけて防ぐと角材をオースチンに叩きつける。 
  オースチンは流血している。
  HHHが殴り飛ばす。
  実況席のカバーを外しTVモニターを取る。
  殴りつけると実況席の上にのりマウント・パンチ。
  ぺディグリーを狙う。
  オースチンがリバース・スープレックスに切り返すとHHHはもう1つの実況席に落ちる。
  オースチンは飲み物を手にするとHHHに叩きつけマウント・パンチ。
  とめようとするレフェリーを突き飛ばす。
  HHHをリングに入れる。
  起こそうとする。
  HHHがゴングを叩きつける。
  カバーするもカウントは2。
  椅子へのネック・ブリーカー。
  カバーするもカウント2。
  椅子へのネック・ブリーカー。
  カバーするもカウント2。
  カバーするもカウント2。
  ロープに振ろうとする。
  オースチンは振り返すとスリーパー。
  HHHがすぐに椅子へのバック・ドロップに切り返す。
  カバーするもカウント2。
  ならばと椅子へのぺディグリーを狙う。
  オースチンが場外へのリバース・スープレックスに切り返す。
  鉄柱にぶつける。
  椅子を頭部に叩きつける。
  鉄階段を手にするとHHHに叩きつける。
  HHHも流血。
  殴りつける。
  HHHがドロップ・トー・ホールドで鉄階段に叩きつける。
  鉄階段に叩きつける。
  オースチンがHHHを鉄階段に叩きつけようとする。
  HHHは防ぐと鉄階段に叩きつける。
  スレッジ・ハンマーを取り出す。
  振りかぶる。
  オースチンがパンチをいれ防ぐ。
  殴りつけるとリングに戻す。
  スレッジ・ハンマーをリングに入れる。
  リングに入るとコーナーでダウンしているHHHを踏みまくる。
  起こそうとする。
  HHHがニーをいれスラッジ・ハンマーを手にする。
  オースチンは蹴りを入れると殴りつけていく。
  蹴りを入れスタナーを狙う。
  HHHは押し飛ばすと帰ってきた所でハンマーを叩きつける。  
  ぺディグリーとつなげ1,2,3!
  これで1−1になる(15分半)!

  HHHはオースチンを起こして殴りつけようとする。
  オースチンはガードすると殴りつける。
  殴りつける。
  HHHがオースチンをケージにぶつけ黙らせる。
  マウント・パンチ。
  チョーク。
  勢いをつけてケージにぶつける。
  有刺鉄線付角材を手にする。
  オースチンの額にこすりつける。
  オースチンが椅子を拾って叩きつける事で逃れる。
  HHHを起こすとケージにぶつける。
  角材を額に押しつける。
  オースチンのクローズラインを避けると角材を押しつける。
  ダウンしたHHHに角材をたたきつける。
  カバーするもカウント2。
  角材を押しつける。
  HHHがオースチンに椅子へのDDT。
  カバーするもカウント2。
  オースチンが近づいてきたHHHを蹴りつけ殴りつけていく。
  殴り飛ばすとHHHがダウン。
  オースチンがカバーするもカウント2。
  HHHがケージを登っていく。
  オースチンは捕まえるとケージにたたきつけていく。
  HHHもオースチンをケージに叩きつけていく。
  オースチンが体勢を崩しロープをまたぐように落下。
  HHHがコーナー上に移る。
  オースチンが捕まえデッドリー・ドライブ。
  カバーするもカウント2。
  マウント・パンチ。
  起こそうとする。
  HHHが蹴りつけクローズラインへ。
  オースチンは避けると蹴りをいれスタナーを狙う。
  HHHは押し飛ばしてケージにぶつけるとぺディグリー。
  カバーするもカウントは2。
  椅子を手にする。
  オースチンに叩きつける。
  ぺディグリーを狙う。
  オースチンは両脚を掴んで倒すとスリング・ショットでケージにぶつける。
  蹴りを入れるとスタナー。
  カバーにいくがカウント2。
  オースチンが角材を手にする。
  HHHはハンマーを手にする。
  2人は起き上がると振り向きざまに一撃。
  しかし相打ち。 
  HHHの方がダウンするのが遅く上にかぶさる。
  そのために1,2,3!
  2−1でHHHの勝利(10分)!


FWWF王座戦:カート・アングル(ch)vs.ザ・ロック
  カートが不意をついてベルト攻撃を狙う。
  ザ・ロックは避けると殴りつけていく。
  ゴングが鳴らされる。
  コーナーに振ろうとする。
  振り返されるも耐えてカートにクローズライン。
  蹴りつけロープに振ろうとする。
  カートは振り返すとキッチン・シンク。
  ストンピング。
  殴りつけようとする。
  ザ・ロックはガードすると殴りつけロープに振る。
  バック・エルボー。
  殴りつけロープに振ろうとする。
  防がれるもロシアン・レッグ・スイープ。
  カバーするもカウント2。
  ロープに振ろうとする。
  カートが振り返しショルダー・スルーを狙う。
  ザ・ロックが蹴り上げる。
  カートがクローズライン。
  ターン・バックルにぶつけ殴りつける。
  蹴りつけ足を押し当てる。
  ザ・ロックが殴りつけていきロープに走る。
  カートがドロップ・トー・ホールドで倒しアンクル・ロック。
  ザ・ロックがロープに逃げる。
  カートはザ・ロックの喉をロープに押し付け殴りつける。
  ロープに振るとクローズラインへ。
  ザ・ロックは避けると殴りつけロープに振ろうとする。
  カートが防いでベリー・トゥー・ベリー。
  勢いをつけてもう1発。
  ロープに振ろうとする。
  ザ・ロックが防いでロープに振る。
  ベリー・トゥー・ベリー。
  両者ダウン。
  カートが殴りかかる。
  ザ・ロックがガードして殴りつける。
  カートが殴りかかる。
  ザ・ロックがガードして殴りつける。
  殴りつけロープに振ろうとする。
  振り返されるもフライング・クローズライン。
  シャープ・シューターを決める。
  カートがロープを掴む。
  殴りつけロープに振る。
  サモアン・ドロップを決めカバー。カウント2。
  ロープに振ろうとする。
  防いできたカートにクローズラインを狙う。
  カートは避けるとバック・ドロップ。
  コーナー上へ。
  ザ・ロックがロープを揺らしてカートの体勢を崩す。
  カートを殴りつけるとスーパープレックス。
  カバーするもカウント2。
  ロープに振ろうとする。
  カートは振り返すと同時に場外に投げ捨てる。
  ザ・ロックは脚を痛めた様子。
  カートはザ・ロックをリングに戻すと起こそうとする。
  一瞬の隙をついてザ・ロックが蹴り。
  DDTを決める。
  入場曲がなりビッグ・ショーが登場。
  リングに入るとレフェリーにチョーク・スラム。
  カートにチョーク・スラム。
  ザ・ロックにもチョーク・スラム。
  満足したのか去っていく。
  他のレフェリーが現れやられたレフェリーを運んでいく。
  カートがザ・ロックをカバーしている事に気づき1人が戻ってきてカウントする。カウントは2。
  ザ・ロックがベルトを持ってきてカートにたたきつける。
  先ほどのレフェリーはやられたレフェリーを見送っていて見ていない。
  ザ・ロックがカバー。カウント2。
  カートが近づいてきたザ・ロックにアンクル・ロック。
  マットに脚を叩きつけアンクル・ロック。
  ザ・ロックが何とかロープを掴む。
  ザ・ロックの脚を踏みつけていく。
  ザ・ロックが殴りつけていく。
  カートはガードすると片膝をついたザ・ロックを殴りつけていく。
  殴ろうとする。
  ザ・ロックがガードして殴りつける。
  カートがガードしてニー。
  ロープに走る。
  ザ・ロックがカウンターでスパイン・バスター。
  何とか起き上がるとピープルズ・エルボー。
  カバーするもカウントは2。
  コーナーでダウンするカートを蹴りつける。
  カートがザ・ロックの脚を殴りつける。
  ターン・バックルを外す。
  殴りかかる。
  ザ・ロックがガードし殴りつけていく。
  ロープに振ろうとする。
  カートが防いでクローズラインへ。
  ザ・ロックが避けロック・ボトムを狙う。
  カートがバック・エルボーで防ぐ。
  金具部分にぶつける。
  そしてアングル・スラム。
  カバーするもカウントは2。
  カートはエルボー・パッドを外す。
  殴りつける。
  ザ・ロックが殴り返していく。
  後ろに手をあげて殴りつけようとする。
  カートがザ・ロックの脚を蹴りつける。
  突進。
  ザ・ロックはかわすと同時に金具部分にぶつける。
  そしてロック・ボトム。
  カウント3直前でカートの腕が上がる。
  ならばともう1発ロック・ボトムを決め1,2,3!
  ザ・ロックが新チャンピオンに!

試合結果

@ハードコア王座戦:レイヴェン(ch)vs.ビッグ・ショー(新チャンピオン!)
AIC王座戦:クリス・ジェリコ(ch)vs.クリス・ベノワvs.エ ディ・ゲレロvs.X-Pac
Bステファニー・マクマホンvs.トリッシュ
C3本勝負(通常/ストリート/ケージ):HHHvs.スティーブ・オースチン(2-1)
Dスティーブン・リチャーズvs.ジェリー・ロウラー
 (キングが勝てばキャットが裸になり、リチャーズが勝てばキャットはRTC入り)
Eタッグ王座戦、テーブル・マッチ:ダッドリー・ボーイズ(ch)vs.エッジ、クリスチャンvs.アンダーテイカー、ケイン
FWWF王座戦:カート・アングル(ch)vs.ザ・ロック(新チャンピオン!)