TOPアメリカン・プロレスWWE 2001年 →WWE:No Mercy 10/21/01

WWE:No Mercy 10/21/01の分析


名勝負 WCW王座戦:ザ・ロック(ch)vs.クリス・ジェリコ
好勝負 なし

2試合目は大味であることを逆に活かして意外に良い試合に。

CIC王座戦、ラダー・マッチ:クリスチャン(ch)vs.エッジ
 元パートナー対決。
 それだけの意識こそあるがシングルとしては未熟な部分が出ていますね。
 その部分はラダーで補って欲しい所でしたが
 ハードなバンプにほとんどの努力が注がれています。
 おそらく2人版TLCを意識しているでしょう、
 ハードでしたがその分ダウンしすぎ。
 6人いるからスポット・フェストになっていたものが
 2人になってスポット、空き、スポットの繰り返し。
 単純に当てはめて欠陥が露呈してしまった形ですね。
 平均的な良試合。
 予断ですが結局この夢はインディーのジョーカーvs.キャッシュによって実現することになります。

FWCW王座戦:ザ・ロック(ch)vs.クリス・ジェリコ
 序盤はベーシックなレスリングを基本に押さえながらも
 ヒールや相手への意識、早いテンポのアクションと多彩な要素が詰まっています。
 そしてその種が面白い程順調に開花していきます。
 ロープに振る、振り返すが直接攻撃につながらない。
 カウンターが非常に良く機能している一進一退の攻防です。
 呼吸もぴったりで観客の目を引きつけて放させません。
 これはザ・ロックvs.ジェリコを数え歌にするだけの売りです。
 そしてスピード押しではなく落とす場面もありながらこの圧倒的なフロー感。
 観客が喧騒と歓喜に包まれる特別な空間が生まれたのは偶然ではありません。
 必然です。
 ショート・カットがある訳でもないし、フィニッシュはステフの乱入絡みです。
 WWF軍内の争いでサイド・ストーリーといった位置づけです。
 それでも尚この試合はただただ素晴らしい。
 ぎりぎり名勝負。
 (執筆日:10/28/09)

GWWF王座戦:スティーブ・オースチン(ch)vs.カート・アングルvs.RVD
 オースチンとRVDは連合軍内でどちらがエースか揉めている状態。
 その関係を踏襲しているが特に面白い展開にまでは昇華できていません。
 RVDは飄々としてそういうのが出来ない異分子なので
 あくまで3人目に控えてジョーカーで動いてくれたら(トペ・アトミコを決めたシーンのように)より面白くなる。
 オースチンは戦術的に動いていましたが
 カートがオースチンを敵視して動くのと反発している部分があります。
 人間関係、戦術以外でいうと色の違う3人が絡んだ事での面白さはちゃんと生まれている。
 3ウェイ・スポットも良く、一応中々良い試合。
 (執筆日:10/27/09)

DVD Rating:★★★☆☆

注目試合の詳細

FWCW王座戦:ザ・ロック(ch)vs.クリス・ジェリコ
  組み離れる。
  組むとザ・ロックがヘッド・ロック。
  ハンマー・ロック。
  ジェリコがハンマー・ロックに返しヘッド・ロック。
  ロープに振られショルダー・タックル。
  ロープに走る。
  ザ・ロックがアーム・ドラッグ。
  起き上がった所で腕をひねりヘッド・ロック。
  押し飛ばされショルダー・タックル。
  ロープに走る。
  ジェリコがアーム・ドラッグ。
  アーム・ドラッグ。
  腕を取りニーを落とす。
  アーム・ロック。
  起き上がられた所で腕をひねる。
  ロープに振ろうとする。
  ザ・ロックが振り返しバック・エルボー。
  ジェリコが起き上がりザ・ロックに張り手。
  殴り倒しマウント・パンチ。
  殴りつけロープに喉を押しつける。
  チョップ。
  ロープに振りクローズラインへ。
  避けられるもリープ・フロッグへ。
  ザ・ロックはロープを掴んで止まりタイミングをずらすとジェリコを殴り倒す。
  マウント・パンチ。
  ロープに振りショルダー・スルーを狙う。
  ジェリコが蹴り上げクローズラインへ。
  ザ・ロックが受け止めロック・ボトムを狙う。
  ジェリコは振り払うと両足を取って倒しウォール・オブ・ジェリコを狙う。
  ザ・ロックがロープに逃げエプロンに出る。
  ジェリコが三角跳びドロップ・キックを決めて落とす。
  場外に下りると蹴りつける。
  鉄階段に叩きつける。
  持ち上げフェンスの上に落とす。
  場外カウントをカット。
  ザ・ロックが更に攻撃されない内にリングに転がり込む。
  ジェリコがダイビング・バック・エルボーを決めカバー。カウント2。
  後頭部にエルボーを打ち込む。
  殴りつけようとする。
  ザ・ロックがガードし殴りつける。
  ロープに振る。
  ジェリコがフライング・クローズライン。
  カバーするもカウント2。
  起こして張り手。
  チョップ。
  ザ・ロックが体勢を入れ替えチョップ。
  コーナーに振ろうとする。
  ジェリコは振り返すとニール・キック。
  カバーするもカウント2。
  バック・ブリーカー。
  もう1発。
  ロープに走りセントーン。
  カバー。
  ザ・ロックがカウント2で返すと同時に丸め込み。
  ジェリコはカウント2で返すと殴りつける。
  ザ・ロックを殴り倒す。
  ロープに振る。
  ザ・ロックがフライング・クローズライン。
  突進。
  ジェリコがカウンターでロープへのスタンガン。
  マウント・パンチ。
  ボディ・スラムを決めるとコーナーにのぼる。
  ザ・ロックがロープを揺らしてジェリコの体勢を崩す。
  殴りつけスーパープレックス。
  両者ダウン。
  ジェリコが起き上がり殴りかかる。
  ザ・ロックはガードすると殴りつける。
  ロープに振るとベリー・トゥー・ベリー。
  サモアン・ドロップに続けカバー。カウント2。
  殴りつけロープに振ろうとする。
  ジェリコが防ぎクローズライン。
  ザ・ロックが跳び起きる。
  殴りつけていく。
  後ろに手をあげ殴りつけるとジェリコは転落。
  場外に下りると実況席に叩きつける。
  ジェリコをリングに戻す。
  ストンピング。
  ストンピング。
  起こして殴りつけようとする。
  ジェリコがガードして殴りつける。
  チョップを打ちロープに走る。
  ザ・ロックがカウンターでクローズライン。  
  カバーするもカウント2。
  ブレーン・バスターを決めカバー。カウント2。
  起こそうとする。
  ジェリコが殴りつけチョップ。
  ロープに走る。
  ザ・ロックがクローズラインを狙う。
  避けられるも場外に投げ捨てる。
  場外に下りるとジェリコをリングに戻す。
  カバーするもカウント2。
  スナップ・メアを決めるとチン・ロック。
  レフェリー・チェックが入る。
  ジェリコが3回目で腕を上げる。
  起き上がるとバック・エルボー。
  殴りつけるとロープに振りドロップ・キックへ。
  ザ・ロックはロープを掴んで自爆させるとコーナーへのスリング・ショット。
  クローズライン。
  起こすとターン・バックルにぶつけコーナーにのせる。
  殴りつけスーパープレックスを狙う。
  ジェリコが抵抗。
  ザ・ロックを突き飛ばして落とす。
  ミサイル・キック。
  ザ・ロックが殴りつけようとする。
  ジェリコがガードして殴りつける。
  ザ・ロックが殴りつけようとする。
  ジェリコがガードして殴りつける。
  チョップを打ちロープに振ろうとする。
  振り返されるもバック・エルボー。
  ロープに走りショルダー・タックル。
  ロープに走りネック・ブリーカー。
  ハリケーン・ラナを決める。カウントは2。
  起こしてチョップ。
  コーナーに振ろうとする。
  ザ・ロックは振り返すとバック・ドロップを狙う。
  後ろに逃れたジェリコにクローズラインを狙う。
  ジェリコが受け止めロック・ボトム。
  ラ・ケプラーダにつなげる。
  カバーするもカウントは2。  
  起き上がったザ・ロックにブルドッグ。
  エルボー・パッドを外しピープルズ・エルボーへ。
  ザ・ロックは避けて自爆させる。
  ジェリコの蹴りを受け止めドラゴン・スクリュー。
  シャープ・シューターを決める。
  ジェリコが何とかロープを掴み場外に転がり出る。
  ザ・ロックは場外に下りると蓋を取りTVモニターを取る。
  リングに逃げようとするジェリコを引き戻すと実況堰の上にのせる。
  そしてロック・ボトム。
  場外カウントをカットする。
  ジェリコを殴りつけリングに戻す。
  リングに入るとジェリコのエルボー・パッドを捨てる。
  ジェリコが起き上がるのを待ち構える。  
  ロック・ボトムを狙う。
  ジェリコがバック・エルボーを叩き込んで逃れると突進。
  ザ・ロックがカウンターでスパイン・バスター。
  ピープルズ・エルボーへ。
  ジェリコが決まる直前でザ・ロックの脚を掴んで倒しウォール・オブ・ジェリコ。
  ザ・ロックがロープを掴もうとする。
  ジェリコが中央に引き戻す。
  ステフが現れ椅子をリングに入れる。
  ジェリコがそれに気づいてエプロンのステフを捕まえようとする。
  ステフが寸前で場外に逃げる。
  ザ・ロックが近づいてきたジェリコに蹴りをいれDDT。
  ステフをリングに投げ入れる。
  そしてステフにロック・ボトム。
  ジェリコがザ・ロックに椅子へのブレイク・ダウン。
  カバーし1,2,3!
  ジェリコが新WCWチャンピオンに!
  ジェリコはベルトをザ・ロックとステフに見せ付けた後コーナーで掲げる。
  ザ・ロックが起き上がり椅子を手にする。
  ジェリコが向き直りザ・ロックに気づく。
  ザ・ロックはジェリコを認めたのか、はたまた椅子がないとお前は俺に勝てないと言いたいのか、椅子をジェリコに渡して去っていく。
  ジェリコは椅子とベルトを掲げる。


GWWF王座戦:スティーブ・オースチン(ch)vs.カー ト・アングルvs.RVD
  オースチンとRVDが向き合う。
  カートが不意をついてオースチンのバックを取りジャーマン。
  RVDのクローズラインを避けジャーマン。
  オースチンのクローズラインを避けジャーマン。
  RVDにベリー・トゥー・ベリー。
  オースチンがカートを殴りつける。
  RVDも加わりカートを蹴りつける。
  カートを蹴り落とすとRVDとオースチンが向き合う。
  カートがエプロンに上がってくると協力して殴り落とす。
  オースチンが中指を立てればRVDはRVDポーズ。
  カートが入ってきて背後からRVDにロシアン・レッグ・スイープ。
  オースチンがカートを蹴りつける。
  RVDも蹴りつけニー。
  カートにクローズライン。
  コーナーでダウンするカートを蹴りまくる。
  コーナーでダウンするRVDを蹴りまくる。
  カートがオースチンを殴りつけていく。
  オースチンはサミングを決めると中指を立てけりを放つ。
  カートは受け止めアンクル・ロック。
  RVDがカートにドロップ・キック。
  マウント・パンチ。
  オースチンがRVDをロープに振ろうとする。
  RVDが振り返しスピン・キック。
  セカンド・ロープから飛びサイド・キック。
  マウント・パンチ。
  カートがRVDの背後を取りバック・ドロップを狙う。
  RVDは後ろに着地するとスピン・キック。
  ロープに走りローリング・サンダー。
  カバーするもオースチンがカット。
  オースチンはカートを場外に落とす。
  RVDを殴りつけようとする。
  RVDがガードし殴りつける。
  ロープに振ろうとする。
  オースチンは振り返すとスパイン・バスター。
  エプロンに上がったカートを殴り落とす。
  RVDをカバーするもカウント2。
  オースチンがRVDの脚を蹴りつける。
  カートをエプロンに上げるとロープを使ってのジョー・ブリーカー。
  RVDの脚を蹴りつけレッグ・ロック。
  カートが入ってきてオースチンを殴りつける。
  オースチンを起こして殴りつけていく。
  オースチンがショルダー・スルーで落とす。
  RVDにSTF。
  カートが入ってきて蹴りつける。
  オースチンを落とすと場外に下りチョップを打つ。
  オースチンはサミングを決めると鉄柱へのスリング・ショット。
  ロープ越しにRVDの両脚を取って倒すと鉄柱に脚を叩きつける。
  もう1回。
  カートがオースチンに襲い掛かりフェンスに叩きつけ外に投げる。
  チョップを打ってからフェンスの中に戻す。
  殴りつけ実況席に叩きつけようとする。
  オースチンがふせいでもみ合っている所にRVDがコーナー上からトペ・アトミコ。  
  RVDはカートをリングに入れオースチンにはスピン・キック。
  実況席上からスピニング・レッグ・ドロップ。
  リングに入る。 
  カートのクローズラインを避けると蹴りを放つ。
  カートは受け止めるとそのままベリー・トゥー・ベリー。
  ムーンサルトを決める。
  オースチンが入ってきてRVDをカバー。
  カートがカット。
  オースチンを殴りつけロープに振る。
  スリーパー。
  オースチンがロープに押し飛ばすとカートとエプロンのRVDが激突する。
  オースチンがカートにスタナーを狙う。
  カートが押し飛ばし蹴りからスタナーを狙う。
  オースチンが押し飛ばす。
  クローズライン相打ち。
  RVDがコーナー上にのぼる。
  どちらを狙うか軽く悩んだ様子。
  2人まとめて狙ったフロッグ・スプラッシュへ。
  しかし両者に避けられ自爆。
  カートがRVDにジャーマン。
  オースチンがカット。
  カートにスタナーを決める。
  カバーするもRVDが蹴りでカット。
  RVDがオースチンを抱えるとリングにたたきつけアラビアン・プレス。
  カバーするもカートがカット。
  カートがRVDにアングル・スラム。
  カバーするもオースチンがカット。
  オースチンがカートの背中にニーを叩き込んで落とす。
  場外に下りると殴りつけチョップ。
  カートもチョップを打ち返す。
  オースチンがニーを入れ実況席に叩きつける。
  何度もぶつけ蓋を取る。
  TVモニターを外すと実況席の上にカートを連れてくる。
  パワー・ボムを狙うもカートがリバース・スープレックスに切り返す。
  実況席は壊れず。
  実況席から降りたカートめがけRVDがリングからダイブしてくる。
  ヒットするがRVDも実況席に激突しダウン。
  ビンスが現れる。
  カートがRVDにチョップを入れリングに戻す。
  リングに入るとチョップにパンチ。
  ロープに振ろうとする。
  RVDが振り返しスピン・キック。
  コーナー上にのる。
  カートが駆け上がってベリー・トゥー・ベリー。
  オースチンがリングに入りカートにスタナー。
  しかしカートは吹っ飛んで場外に落ちる。
  オースチンはならばとRVDに目をつけ起きるのを待ち構える。
  ビンスが入ってきてオースチンの背中に椅子を叩きつける。
  リングから降りるとカートを激励。
  RVDがオースチンにフロッグ・スプラッシュ。
  カバー。
  カートがぎりぎりでカット。
  ジャーマン。
  2発。
  3発。
  4発。
  そしてアングル・スラム。
  シェインが滑り込んでカートを落とす。
  鉄柱にぶつける。
  ビンスがシェインに殴りかかる。
  その隙にリングではオースチンがRVDを起こして中指。
  スタナーを決め1,2,3!
  オースチンの防衛!
  ビンスは呆然と見つめるしかない。

試合結果

@WCWタッグ王座戦:ハーディ・ボーイズ(ch)vs.ハリケーン、ランス・ストーム
Aテストvs.ケイン
Bリンガイアー・マッチ:トリー・ウィルソンvs.ステイシー・キーブラ
CIC王座戦、ラダー・マッチ:クリスチャン(ch)vs.エッジ(新チャンピオ ン!)
DWWFタッグ王座戦:ダッドリー・ボーイズ(ch)vs.タジリ、 ビッグ・ショー
Eアンダーテイカーvs.ブッカーT
FWCW王座戦:ザ・ロック(ch)vs.クリス・ジェリコ(新チャンピオン!)
GWWF王座戦:スティーブ・オースチン(ch)vs.カート・アングルvs.RVD