WCW:TV Matches 1985の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | NWAタッグ王座戦:イワン・コロフ、クラッシャー・クルスチェフ(ch)vs.ロックン・ロール・エクスプレス(7/9/85) |
@NWAタッグ王座戦:イワン・コロフ、クラッシャー・クルスチェフ(ch)vs.ロックン・ロール・エクスプレス(7/9/85)
クルスチェフは初めて見ますね。
怖さ、硬さ、迫力ではニキタに劣りますが、代わりに柔軟な対応力がありそうです。
試合はCMを抜いても30分Overというロング・マッチになっています。
構築は、自身が、相手が、どこを攻められ、どこにダメージ蓄積されているか、
それを常に念頭に置いて狙いのあるタッグ・ワークをこなしている。
Noahの丸KENvs.日高、藤田の試合を思い出したりしました。
後半はギブソンの孤立。
正調な型の中でギブソンが変化をつけ、
モートンが苛立ちを表現して気持ちを高めましたね。
ただやっぱり21世紀的な感覚から言えばこれは少々長すぎたと思いますよ。
当時の限られた素材の中で真摯に向き合って生まれたタッグの好勝負でした。
文句なしに好勝負。
(執筆日:5/26/10)
ANWA王座戦:リック・フレアー(ch)vs.ロニー・ガーヴィン(12/15/85)
ロニーは動きがドタドタしてますが、
キー・ロック・ベースに丁寧な試合運び。
それ故フレアーも形に落とし込みやすく構成も整っています。
中盤からはフレアーが荒々しさを出して
後半への盛り上がりも良く、上質な内容。
最後はTVなので微妙な決着でしたけどね。
ただ、このクオリティになったとはいえ、
フレアーがリードしているからであって、
これでロニーに王座を任せられると勘違いはしないけど、と謎は解けない。
好勝負に届かずも中々良い試合。
(執筆日:2/?/25)