TOPアメリカン・プロレスWCW 1998年→ WCW:Bash at the Beach 7/12/98

WCW:Bash at the Beach 7/12/98の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

1試合目は良い試合だが
見所であるテーブルへの自爆スポットで
キャニオンがあまりに早く助けてしまい衝撃が薄れてしまっていた。

Aフベントゥー・ゲレラvs.キッドマン
 問題児のフービーだけどこの頃は新人のキッドマン相手にも
 丁寧に試合を引っ張っていますね。
 キッドマンに合わせて技の選択を変化させながら
 見せ場の攻防を作り続けるのは上手い。
 キッドマンは新人で物になるまで後半年といった所ですが
 その分は場外技で体を張って補っています。
 只ベビーフェイスでないために余り効果を発揮していないのが惜しい。
 平均的な良試合です。 
 (執筆日:10/4/09)

Bスティービー・レイvs.チャボ・ゲレロ
 エディ戦の前にレイとの試合を組まされたチャボは
 握手を求め応じてきた所をタップすると言う頭脳戦で乗り切ります。

Cヘアvs.ヘア:エディ・ゲレロvs.チャボ・ゲレロ
 そういう訳で本試合を迎えるも
 チャボがおちょくりモードを続けるのでヒートを感じさせる事ができませんでしたね。
 笑わせてくれるのがチャボの魅力ではあるけど
 こういう部分で少なからず損していると思いますよ。
 エディが腰攻めでシリアスに戻した後
 兄弟対決だなと攻防で感じさせるに至りますが
 随分後回りして力を出し切れなかった印象です。
 良い試合ではあるんですけどね。
 平均的な良試合。
 (執筆日:10/4/09)

7試合目で、ミステリオの復帰戦だったが
長期欠場後と言うこともありジェリコと息が合っていない部分が見られた。
更に翌日長期欠場後の復帰戦は公式戦として扱われないとして
王座はジェリコに戻ることに。それならなぜ王座戦を組んだのかという話。
TV王座戦は期待外れ。

ナイトロでホーガンを破りWCW王座まで獲得してしまったゴールドバーグはヘニング相手に防衛戦。
ヘニングは良いレスラーだが、WCW王座を獲得するとは誰も考えないし
ましてやゴールドバーグを破るとは思えない。
予想通り試合は4分ももたずゴールドバーグが勝ってしまう。

Iハリウッド・ホーガン、デニス・ロッドマンvs.DDP、カール・マローン
 一人だけでなく二人、しかもファイナルで激突した両者を引っ張ってくる。
 話題性としては良いものがあります。
 ただ視聴率戦争が加熱し層としてはある程度開拓されているので
 必要性はそこまで無かったかもしれない。
 何よりPPVのメインでやってプロレス・ファンをがっかりさせるリスクの方が大きいのではないか。
 試合の是非はさて置いて内容に移りましょう。
 マローンは手足が長く、それがプロポーションとして均整が取れているのでリングで見栄えします。
 何とか見せれるレベルの技も2,3あります。
 一方のロッドマンはひどい。
 ふらついてロープに後頭部をぶつけたり、
 ショルダー・タックルのはずが激突して自身が崩れ落ちたり、
 攻めにしろ受けにしろリングに入らせたら
 怪我をするかもしれないと常に感じさせるレベルの低さです。
 この点で言えばまったくスポーツ選手らしくなくレノとほとんど変わらないといっても良い。
 試合は当然制約を受ける。
 序盤は逃げによる焦らし、仕切りで時間をひたすら潰します。
 勿論韻を踏む能力なんてありません。
 中盤、理想はマローンの孤立ですが
 当然そんな負荷をかけれる訳もなくDDPが弱々しい相手の攻撃にやられなければならない。
 試合を通して強さという価値を高めあう事が出来ませんでした。
 まあホーガンが一応形をつけて、
 マローンがプロレス・ファンであるが故にその場で求められる事を一応自己判断出来るので
 ノン・レスラーがゲスト参加する試合の中では楽しめる方でしょう。
 紛れもなく悪い試合だけど。
 (執筆日:4/6/11)

(執筆日:?/?/07)
DVD Rating:☆☆☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@レイヴェンvs.サタン
Aフベントゥー・ゲレラvs.キッドマン
Bスティービー・レイvs.チャボ・ゲレロ
Cヘアvs.ヘア:エディ・ゲレロvs.チャボ・ゲレロ
Dコナンvs.ディスコ・インフェルノ
Eザ・ジャイアントvs.ケビン・グリーン
Fクルーザー級王座戦:クリス・ジェリコ(ch)vs.レイ・ミステリオ(新チャンピオン!)
GTV王座戦:ブッカーT(ch)vs.ブレット・ハート(DQ)
HWCW王座戦:ゴールドバーグ(ch)vs.カート・ヘニング
Iハリウッド・ホーガン、デニス・ロッドマンvs.DDP、カール・マローン